THE FINAL COUNTDOWN


羽田第2ターミナル「滝のオーロラ」


国際線スーパースタイルのFクラスシート


11月のプチ修行を終えて、2004年度のANAのプラチナポイントは26,763。あと3,273ポイント稼げば目標の30,000ポイント達成(アップグレード券2枚獲得)である。「スーパーシートプレミアム」キャンペーン期間中で、東京〜大阪間のスーパーシートがポイント稼ぎには効率がいいのだが、ただ単純に往復していたのではつまらない。そこでバースデー割引を活用して、ぎりぎり30,000ポイントに届く長崎往復をすることにした。まずは大阪に前泊して、伊丹8時発の成田行きの搭乗に備えた。

2004年12月11日、朝7時。阪急梅田から蛍池経由で伊丹空港に向かった。先月のプチ修行同様、前泊してまで朝8時発の成田行きに搭乗するのは訳があって、ANA2176便は3クラスの国際線機材を使用していて、スーパーシートを予約すると自動的に国際線のファーストクラスに座れてしまうのである。

羽田の展望デッキは大混雑


一方、長崎の展望デッキは閑散状態

ANAのファーストクラスシートには2種類あって、ニュースタイルのシェルフラットシートが「当たり」で、スーパースタイルの普通のフルフラットシートが「ハズレ」である。残念ながら今回はハズレの方だったが、それでも十分雰囲気を楽しめた。

ファーストクラスに、もうちょっと座っていたかったが、伊丹〜成田ではあっという間である。成田から「あいのりタクシーキャンペーン」のクーポンを利用すると、リムジンバスやNEX、スカイライナーよりも安い2,500円で羽田まで移動できる。この日は渋滞も無く、1時間もかからずに羽田空港第2ターミナルに到着した。

長崎行きの搭乗まで3時間くらい待ち合わせ時間があったので、12月1日から共用開始された羽田第2ターミナルを探訪してみた。地下から地上5階まで見渡せる吹き抜けには「滝のオーロラ」があり、オープンから10日以上経ったこの日もカメラを構える人が多かった。

吹き抜けのエレベーターで5階まで上がり、展望デッキに出てみると、金網越しに飛行機を見る人で大混雑。離陸と着陸が分かれている羽田は、次々と飛行機が離陸するので、ものの15分くらいでお腹がいっぱいになってしまう。私は早々に退散した。

その後は、ターミナル内のラウンジめぐりに精を出した。まずはセキュリティの外にあるカードラウンジに入室し、その後、セキュリティチェックを受けて、検査場のすぐ横にあるsignetへ。次は、日本の空港では珍しいセキュリティエリアにあるカードラウンジに入室し、最後に50番台の搭乗ゲート側のsignetでシウマイ弁当を持ち込んで昼食とした。4つのラウンジを較べると、3番目に入ったセキュリティ内のカードラウンジが空いていて景色もいいように思えた。ただしアルコール類は有料だけどね…

長崎行きのANA665便はスターアライアンス塗装のボーイング777-200だった。復路の修学旅行客のため767から機材変更されたようで、ほどよく空いていて快適だった。2時間弱のフライトで長崎空港に到着し、まずは展望デッキに出てみた。羽田空港の喧騒状態とは対照的で、こちらはゆったりとした時間が流れていた…


スタアラ塗装772のANA665便


大村公園にある玖島城址


特に長崎で何かをしようという予定を立てていなかったので、空港に隣接する大村市内を観光することにした。とりあえず海に沈む夕日を見ようと思い、市役所に近い大村公園に向かった。玖島城の跡地にある公園で、お城のてっぺんまで登れば海が見渡せるだろうと想像していたが、さにあらず。海側に林があって眺望がきかない。日本の西の端に来たと言っても、日の入りが早い12月である。急いで城を駆け下り、海へ向かった。大村競艇場の南側で海に出たが、橋を渡って竜神島という小島に着いた時には、既に日が落ちた後だった。しばらく島で佇み空港に戻った。今年最後のフライトのANA670便は19時40分発。これに搭乗すれば30,000ポイントを3ポイント超える…

大村湾の日没を見ようと竜神島へ


大村公園の入り口にて筆者

<おしまい>

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