夕なぎを待つひととき


セントレアから那覇へJTAで飛ぶ


今回で三度目となる沖縄幸喜ビーチへの旅。ホテルは私が「沖縄の別荘」と呼んでいるベストウェスタン沖縄幸喜ビーチ。今までは秋の訪問だったが、今回は趣向を変えて梅雨に入る直前の4月下旬に行くことにした。セントレアから那覇空港までJTA45便のクラスJで移動(片道11,000マイルの特典旅行)。那覇空港に着くと思い描いていた通り、夏の日差しが降り注いでいた。

那覇空港から111番系統の高速バスで那覇バスターミナルまでちょい乗りし、今回の旅の目的のひとつである系統番号77番乗車のためバスを待った。120番のバス同様那覇と名護を結ぶバスだが、120番が西海岸を北上するのに対し、77番は東海岸を走る。遠回りになるのでおそらく幸喜に行くのに今後利用することはないと思うが、初めてのルートなので興味深々である。


沖縄バス77番名護東線 始発の那覇BTにて


ベストウェスタン沖縄幸喜ビーチの角部屋より

青色のバスに乗車し、12時10分に始発の那覇バスターミナルを発車。国道58号の宜野湾市伊佐バス停までは既に乗車したことのある120番のバスと同じルートを走る。このバス停から国道58号と別れ普天間基地の南側の県道81号を東進する。

途中で国道330号が合流し沖縄自動車道をくぐると沖縄市が近づく。中心部はコザ。米軍がもたらしたアメリカ文化と琉球文化が融合して、日本でもここにしかない特徴的な街並みが続く。いつかコザにも降りてみたいと思いつつバスは進んでいく。ここまで那覇から1時間余りである。

うるま市を抜け海岸沿いに出ると金武町。沖縄のビーチというとついつい東シナ海の方を思い浮かべるが、こちらは太平洋である。海は黒っぽいけれど白砂青松のビーチが広がる。

金武町の北隣は宜野座村。国道331号と国道329号の交点が辺野古集落。普天間基地の移転先として脚光を浴びるキャンプ・シュワブの脇を走る。普天間基地が移転すれば那覇近郊の土地が戻り、沖縄県の発展が見込まれよう。逆に辺野古の美しい海岸線が破壊されるのも遺憾である。この普天間移転問題はつくづく難しいと思う。

国道329号を西進し峠を越えて名護市街へ。国道58号に戻り世冨慶バス停で下車。14時50分過ぎに到着したので2時間40分もバスに乗り続けていたことになる。乗客も大変だが運転手さんはぶっ通しの運転でさぞお疲れのことだろう。歩道橋で国道を渡って那覇向きのバス停で120番のバスを待つ。乗ってしまえば早く世冨慶から幸喜までは10分もかからず到着した。

幸喜ビーチは15時すぎとはいえ、影は小さいままで夏の午後の雰囲気。このホテルには三度目のチェックインとなる。今回は近ツーのサイトで予約して朝食なしで1泊13,750円。コロナ禍が明け円安によるインバウンド増加の影響でホテル代が上昇する中、ビーチ前のオーシャンビューのベランダ付きの部屋でこの値段なので、まだまだ自称別荘としての利用価値がありそうである。

ホテル1階のファミマでビールとつまみを買い込み6階の部屋へ。今回初めて南西向きの角部屋をアサインされたのはお得意さんになった証拠なのだろうか。シャワーを浴びて万全の体調でベランダに出る。オリオンビールの缶をプシュッとやって、その後は至福のひととき。その時の様子は左の画像から動画でどうぞ。

翌朝は早朝の6時30分にチェックアウト。道の駅許田を7時24分に発車する「やんばる急行バス」に乗車するためである。道の駅許田バス停まではホテルから約4キロ。日中は120番のバスが幸喜と許田を7分で結んでいるが、いかんせん那覇から2時間かけて幸喜にたどり着く路線バスなので、名護行きの始発は7時50分過ぎとなり間に合わない。タクシー利用も一瞬考えたが、許田から空港までのバス代が1,550円。那覇に行くより4キロ先のバス停に行く方が値段が高いのはさすがにやってられない。そのためお得意の徒歩連絡をすることにした。

ホテルから道の駅まで徒歩40分ほどだったが、浜松で言うところの7月の早朝の暑さなので、到着するころには汗びっしょりだった。おまけに国道58号は途中で歩道がなくなり、高速道路のように飛ばしてくる車を避けるのに必死。最後は路肩脇の草むらを漕いでなんとかたどり着いた。

10分遅れでバスが到着。車両はおそらく中古のふそうエアロバス。ドアがある方にしかロゴが入っていないところが「なんくるないさー」の沖縄らしい。さて車内に入るとほぼ満席。補助席も半分が埋まっており、不本意ながら荷物を抱えて補助席に座った。というわけで降車客が出るたびにバスの外に出てまた補助席に座るという面倒くさいことになった。それでも1時間後の琉大入口バス停で琉大生が大量に降りて、ようやく窓側の席にありつけた。バス代の安さで人気なのが分かったので、今後やんばる急行バスには始発から乗車できる下りの名護方面行きのみ利用しようと思ったのが今回の旅の教訓である。

今回で三度目となる幸喜ビーチ。ビールを飲みながら夕暮れを待つひととき


ホテルから4キロある道の駅許田に徒歩移動


やんばる急行バスは補助席に座って移動

<終>

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