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川崎市の繁華街にほど近い川崎競馬場 |
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川崎駅から徒歩10〜15分。その筋では知らない人はいない有名な風俗街・堀之内の客引きの声をかいくぐり、第一京浜の高架橋をくぐると、川崎競馬場は忽然と姿を現す。高層マンションに囲まれ、カクテルライトで照らし出された都会の競馬場に、私は「これってハッピーバレーじゃん」と思わず呟いてしまった。香港のハッピーバレー競馬場も市街地に位置し、ここ同様に周りをビルで囲まれている。おまけにナイター開催をしていることでも共通点があり、川崎競馬場とは瓜二つの雰囲気である。 この日が今シーズンの初ナイター開催だったが、3月も終わりというのに、ひょうやあられが落ちてくる真冬のような寒さ。勤め終わりの格好で、コートも着ずに入場した私に、競馬新聞を立ち売りしていたオバちゃんは思わず「そんな格好で寒くない?」と声を掛けるくらいの冷え込んだ夜だった。こんな夜は、早々に暖かい場所に逃げるが勝ちで、午後6時以降は500円割引で入場料1,000円になる特別観覧席のチケットを求めた。 |
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さすがに都会派の競馬場なので、つい一週間前に行き、立派なことに感心した園田競馬場の施設を上回っていた。パドックにはカラーの電光掲示板が鎮座し、観覧スタンドも4階建てが3棟連なり、ほぼ直線コース分くらいの長さがあり見栄えがする。観客が見やすいように1コーナーのところで折れ曲がっているところがスタンド外観のチャームポイントである。また、特観席はソフトドリンク飲み放題なのも嬉しく、ホットコーヒーだけで元をとってしまった感じである。 |
都会派らしくパドックにはカラー電光掲示板 |
1コーナーの正面で曲がっているスタンド |
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入場料1,000円。激安な特観席にて筆者 |
特観席よりゴール前の攻防を見下ろす |
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記念馬券はフィーリングで選択 結果の方は、的中するにはしたが、ガミってしまった。続く第8レースは、往路の新幹線で予想していた軸馬が、現地では新聞・オッズとも低評価だったのが気になり、結局買い目を変えてしまった。これが裏目で、もともとの軸馬が1位入線。2着に人気薄の馬を連れてきて、馬単24,320円をみすみす取り逃す結果となった。 |
発走ゲートからダートコースを一周する |
世界最大のドリームビジョン前を駆け抜ける |
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ゴール板直前。手に汗握る瞬間 |
内馬場より巨大なスタンドを望む |
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<おしまい> |