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名鉄笠松駅から徒歩5分の笠松競馬場正門 |
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予定通りに行けば、9月23日の秋分の日に船橋競馬場で、日本中の競馬場を全てに足跡を印すことになっている。しかし地方競馬場のうち名古屋競馬場と笠松競馬場については、このホームページ上に記載がない。いずれの競馬場も7〜8年前に行っただけで、その頃はこうして競馬場全国制覇を狙うことになるとは思ってもみなかったので無理はない。まぁ自分が「行った」と言えば、行っていることになるので気にすることもないが、スッキリした形で全国制覇の瞬間を迎えたいので、船橋に行く前に笠松と名古屋を再訪することにした。ちょうど平日に休みもとれ、今月はじめには笠松競馬にゆかりのあるオグリキャップが逝ってしまったこともあり、追悼の意もこめて笠松競馬場に行くことにした。 梅雨が明けてからの岐阜県内は記録的な猛暑となっており、多治見では最高気温が39.4℃を記録したほどである。当地笠松の暑さもハンパなものではなく、おそらく37〜8℃くらいいったんじゃなかろうか。かなりの間、ホームページ用に外で写真を撮っていたが、熱射病寸前だったので慌てて特観席に逃げ込んだ次第である。 |
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さて特観席の入場料は、嬉しいことに正午までに入場した場合は200円割引の600円。正直なところ建物は古いし、ゴールまでは遠いけれど、こういう暑い日にはエアコンがガンガンに効いているのがありがたい。また各席のテーブルにはモニターが備えられており、ターフビジョンのない笠松競馬場では必須アイテムである。 昭和の香りがそこかしこに漂う笠松競馬場だが、特観席を出入りするには「再入場券」が必要である。いまどきどこの競馬場に行っても、再入場する時にはブラックライトにスタンプを押された手をかざすものだと思っていたが、笠松は違った。もっとも同じようなシチュエーションの荒尾もこの方式だったが…。
笠松競馬場ならではというものに、馬場内のパドックがある。パドックは観客に競走馬の状態を見せるものなので、観客との距離が近いのが普通だが、笠松競馬場はレイアウトの関係でどうしてもパドックを馬場内にせざるを得なかったらしい。パドックを参考に馬券を買うファンにとっては双眼鏡が必須である。まぁ、私などはデータ派なので、スタンドにいながらパドックも見られていいなぁと横着に考えてしまうが。。。
コースの方は、一周1,100bと超小回りである。地方競馬場にはよくあるレイアウトなので先行有利なのは間違いないが、2コーナー付近を頂上としたゆるやかな坂があるため、向う正面の下りを利用した番手争いが繰り広げられる。実力のある差し馬ならば、バックストレッチでまくっていって、4角出口で先頭に並びかけ、直線で突き放すのが王道で、現にそんな馬が勝利することも多かった。全くの余談だが、勝利をほぼ決する第4コーナーの奥(1,400bレースのスタート地点でもある)には名鉄本線が通っており、予想に疲れた時にはボーっと電車を眺めるのも気分転換になるかもしれない… |
無料駐車場から徒歩3分の笠松競馬場東門 |
正門入場後左手にあるオグリキャップ像 |
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祭壇は撤去されたがオグリキャップは永遠 |
笠松競馬場の観戦席ゴール側 |
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風雪に耐えてきた昭和の香り漂うスタンド |
この日の最高気温は38℃。汗が噴き出す |
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馬場内のパドックへ厩舎から大移動 |
スタンドにいながらパドックを眺められる |
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バスに乗って騎手が到着。これから騎乗合図 |
コースを1周する1,400bのスタート直後 |
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名鉄が誇るミュースカイが通過 |
無人のためゴール前の画像は撮り放題 |
600円の特観席はテーブルモニター装備 |
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さて、戦績の方は冒頭に掲げた成績表の通りである。撮影のため40℃近い気温の中をウロチョロしていたので、予想する気力がなかったというのが敗因である。そんな中、各レースでトラックマンによるパドック解説をしてくれるのには本当に助かった。穴馬であっても気配のよい馬にはそれなりの評価をしてくれるので、第7レースや第9レースで中穴をゲットすることができた。 で、メインレースを最後のレースと決め、それまでの2,000円を超えるマイナスを一掃するべく、予想紙のグリグリを軸に馬単、三連複、三連単を合計3,400円購入した。パドック解説で、本命馬はそれほど強調することなく予想紙上では対抗評価の馬を推していたので、ちょっと気になった。しかしそのまま初志貫徹でレースに臨んだところ、本命馬は直線で伸びを欠き3着。1着にきたのはパドック解説で推していた馬だった。 結果、三連複の450円が的中しただけで大きくガミった。「そうはうまくいかないか…」と後悔しつつ、照りつける西日を浴びながら笠松競馬場を後にした。 |
食欲のない猛暑日は冷しきしめんが最高 |
馬場内にある畑の緑が眩しい |
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<おしまい> |