グリーン車で呑みテツ
アイベックスとのコードシェアでCRJ搭乗

コロナ騒ぎがおさまったかと思えば、またオミクロン株というやっかいな変異種が発生。まぁあれこれ考えていても仕方ないので、感染者が少ないうちに呑みテツに出掛けることにした。今月は誕生月なのでJR四国のバースデイきっぷが使える。じゃあせっかくなのでグリーン車用13,240円也を購入し、豪華なグリーン席で呑みまくろうという魂胆である。

四国への往復はコロナ禍で利用できず、たまりまくったANAのマイルを使って松山イン&アウトとした。セントレアからの松山行きはアイベックスエアラインの運行で、ANAがコードシェアする形になっており、久々にCRJ機に搭乗。このジェットエンジン音が甲高い金属音で、離陸のたびに「いい音だなぁ」と感じる。実際の音はYouTubeにアップしたので、右下の画像からどうぞ。

セントレアを出発する時には雨模様だったが、松山空港は快晴。リムジンバスでJR松山駅に出て、窓口にてバースデイきっぷとグリーン指定券類を発券。松山発13時26分の特急しおかぜ20号には余裕で間に合い、入線してくるシーンからYouTubeに収録できた。こちらも右下の画像より閲覧可能なので興味があればどうぞ・・・。


セントレア若鯱家の朝セット

松山から多度津まで約2時間。これだけの時間があれば十分に酔えるが、実のところはセントレアの若鯱家でカレーうどん&味噌カツ丼のセットを食べた時のビールに始まり、ラウンジでの生ビール&ハイボール、そして機内でもウィスキー水割りを飲んでいるので、松山発車時点で結構出来上がっていた。さらに松山からの車内でもグイグイいっているので、多度津到着時点では15時台にしてヘロヘロだった。まぁとにかく多度津では改札外に出て一息入れねばと思った次第である。


多度津駅の脇にあった給水塔

さてその多度津駅であるが、まだ20代の時に列車の乗り継ぎのために時間があり、途中下車した覚えがある。しかし記録をたどっても多度津で途中下車したことはなく、記憶違いだったのだろうか? 駅舎の向かって右手にはSL時代に使っていたとみられるレンガ造りの給水塔が建っていた。特に厳重に保存されている風でもなく、誰でも簡単に近寄れる場所にあったが、後で調べてみれば登録有形文化財だった。まぁ天浜線の扇形車庫とかも同様な保存形式なので珍しくないのかな・・・。

給水塔の向こう側におそらくDE10みたいなディーゼル機関車が見えていたが、酔っぱらっているので行って帰って列車の時間に間に合うのかが怪しく自重した。再び改札を通って一番奥のホームに行くと土讃線の0キロポストが立っていた。右の特急南風の動画のオープニングに使ったので興味があればどうぞ。

さて特急南風15号は2700系の3両編成。2年前に走り出したばかりの新鋭車両だけに、グリーン車のシート回りは最新型の豪華仕様だった。全席にコンセントが付いているのは今時当たり前なのかもしれないが、これがかなり助かった。というのも車内では家のデッキで録画したテレビ番組を「どこでもディーガ」で見まくっていたのだが、これがスマホのバッテリーをかなり消費するので、充電可能な設備はありがたい。また電動オットマンも装備されており、これのおかげで帰りの南風の車内でよく眠ったこと! まぁとにかく東海道新幹線のグリーン車よりも豪華といっても過言でないほどだった。

列車は四国の山岳地帯を2度越えて、とっぷりと日が暮れたころ終点高知に到着。ここで1時間ほどのアイドルタイムがあるので、駅前で夕食でも取ろうかと考えていたが、なにせ午前中から飲めや食えやで満腹の状態である。それならばと、はりまや橋まで歩いた。1987年の「西のサイドラインツアー」で50系夜行列車から未明の高知駅に降り立ち、真っ暗なはりまや橋に来たのを覚えている。これは多度津と違って記録に残っているので間違いない。今度も暗闇にライトアップされた はりまや橋を撮影し、帰りは とさでんの路面電車で駅に戻ることにした。前面展望の動画をYoutubeにアップしているので、興味があればどうぞ。

高知駅に戻り、今度は南風26号で瀬戸大橋を渡って児島まで行く。3両編成の列車は来た時に乗った南風15号と全く同じで、車窓は真っ暗になるため特に書き記すことは何もない。件の豪華グリーン席でおねんねタイムとなり、目覚めたのは阿波池田だった。

児島到着は20時47分。児島駅は市街地から離れていて、まだ9時前だというのに駅前は真っ暗だった。こんな寂しいところにいても仕方がないのですぐにホームに戻り、快速マリンライナーを待った。

マリンライナーも当然グリーン車に乗るが、最前列のパノラマグリーン席を指定した。乗る直前までマリンライナーのグリーン席だから2階にあるものだとばかり思っていたが、実際は運転士すぐ後ろの平屋部分にある座席だった。それゆえ運転士側(進行方向左手)を指定してしまうと良さが半減してしまうので、進行方向右手を指定するのがいいようである。

さてJR四国が保有する5000系の2階建て車両に乗るのは初めてなので、1階席から2階席をぐるっとひと回りした。その後は前面展望の撮影に精を出し、高松を発車したばかりのサンライズ瀬戸とのすれ違いも収録できた。真っ暗な児島駅から始まり、1階席・2階席と回って前面展望にいたる動画は右の画像からリンクししているので、ぜひご覧あれ。

高松駅到着は21時39分。この日は駅前のJRクレメントイン高松に宿泊。下の画像の左側の建物であるJRホテルクレメント高松(元全日空ホテル)に泊まるものとばかり思っていたので少しがっかり。でも新しい清潔なホテルで部屋もまぁまぁ広かったので満足した。


右の尖った方がクレメントイン

翌朝は高松8時45分発の特急いしづち3号でスタート。宇多津駅でこの列車の前方に岡山から来た特急しおかぜ3号が連結されるため、宇多津駅到着直前に運転席直後のデッキで待ち構え、連結される様子を撮影した。この模様は右の画像からも見られる。

宇多津駅でしおかぜ号のグリーン車に引っ越したのをしおに、今日は朝から酒浸り。昨夜児島までの南風号で飲みそびれた赤ワインのボトルを開け、松山に着くころにはふらふらだった。

それでも松山駅から松山空港へと向かう伊予鉄の路線バスの前面展望を執念で撮影。この模様もYoutubeにアップしている。この路線バスも事前購入のリムジンバスeチケットで乗れたのまでは良かったが、運賃は410円。eチケットの方は630円なので、何か損した気分。それにしても同じ区間の同じ会社で値段が違うなんて珍しい。リムジンバスの方は特急料金込みなのかな???


ボンバルディアCRJ-700に搭乗してセントレアから松山へ。離陸時の音に注目


JR四国のバースデイきっぷ(グリーン用)を使って豪遊。まずは8000系しおかぜ


多度津からは夕暮れの土讃線を南風15号で移動。坪尻駅通過シーンも収録


夜のはりまや橋。大学時代にも訪れた


2700系のグリーン車は豪華仕様


快速マリンライナーの最前列グリーン車からの前面展望。サンライズ瀬戸との離合もあり


高松から「いしづち」に乗り、宇多津で「しおかぜ」に乗り換え。連結シーンも収録

<終>

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