毎度お馴染み株主優待消化の旅 |
小田原駅の箱根そばで腹ごしらえ |
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5月下旬となると株式を保有している電鉄会社からわんさと郵便物が送られてくる。そのほとんどには11月~12月まで使える株主優待券が同封されている。毎度毎度この優待券をどう活用しようかと頭を悩ませるが、今回はまだ乗ったことのない京成千葉線・千原線に乗って終点のちはら台に行くことにした。というわけで毎度お馴染みの株主優待券消化の旅の始まり、始まり。。。 まずは小田原までJRで行く。静岡7時ちょうど発のホームライナー沼津2号は終点の沼津駅で、そのまま熱海行きの普通列車に変身する。夕方のホームライナー浜松でも豊橋行きに変身する列車があるが、このような列車は鉄道旅をする者にとっては大変ありがたい存在である。今回はこの列車に乗らんがために浜松から静岡まで新幹線を利用。ちなみにこの「こだま808号」は日によっては浜松駅の下りホームから逆走しつつ発車する。この模様もYouTubeにアップしている。 | ||
着席していた新宿行きの急行から相模大野でわざわざ特急ふじさん2号に乗り換え |
静岡から373系のホームライナーに乗り、そのまま熱海駅まで乗り通す。熱海ではわずかな待ち合わせで上野東京ラインの列車に乗り継ぎ。JREポイントがたまっているので、熱海~小田原間の短距離ではもったいない気もするがグリーン車を奮発。もちろんポイント利用である。 小田原駅で小田急の新宿行き急行を待つ間に、構内の「箱根そば」で腹ごしらえ。この後の行程はキツキツなので、どこで飯にありつけるか分からない。かき揚げそば500円也。 この後の日程は海老名で相鉄に乗り換え、横浜から京急で京成方面に向かうというルート。始発の相鉄はともかく横浜駅から乗車する京急の快特はとても座れそうもない。そう考えると既に座席を確保できているこの小田急の急行で新宿まで行ってしまった方がいいのではという考えがもたげてきた。車内で乗り継ぎルートを探すと、日暮里乗り換えで京成の快速特急に乗ると京成津田沼に予定より先着することが判明。まだ乗車したことのない相鉄を振ってしまうのは気が引けるが、座っていけそうな新宿回りとすることにした。 そんなこんなであいかわらずスマホをいじり続けていると、御殿場始発の特急ふじさん2号がすぐ後ろを走っていることが分かった。小田原から発車するロマンスカーばかり調べていたので、この列車の存在には気が付かなかった。既に列車は本厚木を出ていたので乗り換えるとすると相模大野。もっと早く気付いていれば秦野から窮屈なロングシートを乗り捨てることができたのに残念である。相模大野に着く前にスマホで指定席を予約し、10分ほど後ろを走って来るMSEに乗り継いだ。 で、この特急列車だが向ヶ丘遊園を通過するまでは、ちんたらぽんたら走っていた。複々線区間に入ると今までの体たらくぶりとは打って変わって通過線をぶんぶん飛ばしていく。この様子は左上の画像から動画で見られるのでどうぞご覧あれ。 新宿にはもともと乗っていた急行から2分遅れで到着。想定していた時刻の山手線外回りに乗り継げ、新宿から座席まで確保できた。これは運がいい。日暮里で京成本線に乗り継ぎ快速特急で一気に津田沼へ。京成津田沼からこの旅の主な目的である京成千葉線・千原線に乗車する。 東京方面から千葉に行くならJR総武快速線が速いが、並行路線の京成は駅間が短く地元客を丹念に拾っていくという感じ。平日の正午前であるが、車内はまずまず混みあっており、速さだけが選択肢ではないことが分かる。千葉中央からは千原線にそのまま乗り入れる。ここからは単線となり、列車もワンマン運行となる。終点に近づくにつれて牧歌的な雰囲気となり、住宅地が広がって終点ちはら台に到着。駅前はバス・タクシー乗り場があるだけで荒涼とした風景だった。 近くの公園を散歩し、滞在30分弱でちはら台を後にした。津田沼で快速特急に乗り換え青砥へ。都営車両のエアポート快特が向かいのホームに停まっていたので、それに乗車。ここでも運よく座席を確保でき、今日は列車で立つことがなかった。都営浅草線内は快速運転し、泉岳寺より京急線へ。ここまで来れば見慣れた風景。結局JAL127便が出発する2時間も前に羽田空港に到着した。 羽田空港の搭乗待合室とJAL127便のクラスJで、昼食を兼ねてハイボールを飲みまくった。搭乗待合室の電源付きのカウンターのような席で過ごしたが、ちょうどバーカウンターで飲んでいる格好と一緒で雰囲気があった。一転クラスJはラウンジで飲んでいる感じ。この旅で最もくつろげたひとときだった。 羽田空港で出発が遅れ、伊丹空港発神戸三宮駅行きのリムジンバスは当初予定の40分遅れの便となった。大阪の日暮れは遅く神戸到着は19時20分ころだったが十分明るさがあった。ほとんど高速道路を走るこのバスの動画は左の画像から見られる。遮音壁の部分はできる限りカットしているので、よろしかったらどうぞ。 神戸三宮からは阪神山陽直通特急で姫路へ。わざわざ姫路に泊まる理由はないけれど、山陽電鉄の株主優待を消化し、かつ全国旅行支援で宿泊料金が実質2,500円だからまぁよしとしよう。 翌朝、山陽姫路から直通特急で須磨へ。京阪の株主優待券を忘れたので、昨日の予約では新神戸からひかり号で浜松へという予定だった。しかし最近インバウンド客が増加し、外国人がジャパンレイルパスで乗れないのぞみ号を避けて、ひかり号の指定席がパンパンになっている状態。この状況に恐れをなして、新大阪発のぞみ220号と名古屋からこだま716号を利用して浜松に戻った。こうして株主優待券消化の旅は終わった。 |
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この旅の主要な目的は京成千葉線と千原線に乗って「ちはら台」に行くこと |
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京成千原線の終点「ちはら台駅」 |
朝日に輝く山陽姫路駅 |
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伊丹空港と神戸三宮駅を結ぶリムジンバスには初めての乗車 |
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