山行記録
丹沢 畦ヶ丸
日付 2004/10/30〜10/31
山域、山名 丹沢 畦ヶ丸
目的 秋の市民登山
参加者 高橋、香川、古正、今井、飯尾、佐藤、山田、箕西、矢嶋、古家、深沢、飯田、久保、市民9名
概要 水量が多く。渡渉で合計6回Fixロープを張った。
経路 xxx(hh:mm)−(hh:mm)yyy(hh:mm)−(hh:mm)zzz
装備 個人:
共同:
アプローチ 往路:
復路:
駐車 -
宿泊 -
温泉 -
[内容]
畦が丸避難小屋 au× Vodafone○
奥箒沢周辺 携帯電話不通

平塚山岳協会理事長 殿                  2004年9月24日                                  報告者  古正昌男 【2004年度秋の登山(登山コース・他)下見報告】 下見実施期日 : 2004年09月23日 下見メンバー : 古正昌男、 三橋智道、 今井宣代、 飯尾 岳、 三橋興蔵、 <登山コース下見の総合評価> ・西丹沢自然教室から権現山山頂を往復して畦が丸分岐までは普通に整備された登山道の区間ですが、沢を横切る取り付き地点や山頂近くの崩壊地を含めて急斜面の山腹を歩く登山道は、桧洞丸周辺コースと比較してもワンランク上のコースと判断した。  さらに畦が丸分岐〜1079mピーク〜畦が丸間は進入禁止区間であることから整備はおこなわれておらず、昭和40年当時の丹沢の登山道に匹敵する整備状況で、現状の秋の登山参加者レベルでは上級コースといえよう。したがって、子供の通過は藪が深く無理と考えられる。加えてこの区間は(松田警察署による進入禁止区間で)進入禁止のテープ2本が張られていたことは当登山が市教育委員会・市体育協会後援という対外的事情をも抱えており、山岳協会としてこのままで実行に踏み切ることは問題かと思う、この件は至急調査・対応してください。 実行に向けては  @進入禁止区間の調査・対応。  A当初計画どおりに実行か否かの判断をしてほしい。  B10/5の事前説明会でコースの状況をしっかり説明した上で参加受付をしたらよいと考える。  C但し、子供の参加は受け入れられない。 <上記役員による登山コースのコースタイム> (内は時刻) 奥箒沢山の家(9:00発)―権現山分岐(9:35)―畦が丸分岐(10:15)―権現山山頂 (10:35)―畦が丸分岐(11:00)―1079mピーク(11:25)―畦が丸(12:15)―西丹沢自然教室(14時30分着) =所要時間5時間30分= <出発地>奥箒沢山の家。 ここの広場で準備体操、出発前注意事項や点呼、不調者確認をおこなう。 <コースの整備状況> ・西丹沢自然教室から権現山分岐までの西沢沿いの道は沢を横切るところが不安定で、必要であればザイルフィックスして手すりの仮設で対応可能(特に水量の多い時注意)。 ・権現山分岐から畦が丸分岐までは普通の登山道で特別な整備もしていないが崩壊地もなく、静かな昔ながらの登山道で自然との触れ合いを満喫できる良い区間です。 ・畦が丸分岐から権現山山頂往復は両側切れ落ちた崩壊地があり充分なザイルフィックスが必要。山頂直下の急斜面は下降時歩きづらいので転落に注意。両方ともザイルによる対応可能。 ・畦が丸分岐には進入禁止のテープ2本が張られていた。畦が丸分岐から畦が丸までは松田警察署による進入禁止区間であるとの事を聞いた。この件は至急調査・対応してください。 ・畦が丸分岐〜1079mピーク〜畦が丸間は子供の通過は藪が深く無理と考えられる。 ・畦が丸分岐〜1079mピーク〜畦が丸間はルート読みが必要です、一応赤布の設置をしてルート確保をきたので今回は問題ないが、総合的にみて上級コースといえよう。先頭役員は読図力が必要な区間です。 ・畦が丸分岐から中間ピークの1079mピーク間には1か所崩壊地があり、ザイルフィックスして手すりの仮設で対応可能。それ以外この区間での転・滑落の危険性はなし。 ・中間ピークの1079mピークから畦が丸山頂までは藪が深く藪こぎの区間。下見所要時間で40分かかった。おそらく秋の登山参加者が歩く当日はこの3倍くらいかかると思われる。 ・畦が丸から西丹沢自然教室間は整備された登山道ですが道が沢を横切るところが不安定で、必要であればザイルフィックスして手すりの仮設で対応可能(特に水量の多い時注意)。 <コース中の展望・眺望>  全コースとも樹林下なので展望は期待できません。かろうじて権現山山頂は南面が開けているので 期待は出来そうです。畦が丸周辺コースですから静かな樹間を堪能する登山といえるでしょう。 <コース中の広いところ> 休憩、昼食、集合写真には権現山山頂、1079mピーク、畦が丸山頂が可能です <コース中のトイレ>  畦が丸避難小屋にあり <ヘリの着陸可能地点> コース中にはなし、畦が丸避難小屋が吊り上げ可能 <雨天時の通過可能性> 雨天時はかなり難儀するコースといえよう。特に1079mピーク〜畦が 間は秋の登山参加者レベルとしては困難であろう。 <途中からの下山ルート>エスケープルートはなし。不調者の搬出は行くか戻るかの2者択一。  このコース区間に限らず協会役員による自前の搬送準備が必要です。 <奥箒沢山の家との宿泊等の打ち合わせ結果> 発生費用(宿泊費、朝夕食費、弁当)は山岳協会が集金清算する。 発生費用以外の費用(支払い等)はすべて 山小屋=個人 とする。  費 用 項 目 大 人 子供(小学生以下) 役  員 参加費 1000円 なし ― − 朝夕食付き宿泊費 4000円 2000円 宿泊はテント泊。無料 朝・夕食費 ― ― ― ― 1000円 弁当 300円 300円 300円 駐車費 無料 ― ― 無料 交通費 個人 個人 個人 保険 平塚市スポーツ共済保険        懇親会はなし・・・・夕食時に諸注意伝達を含めて参加者、役員、山の家関係者で懇談 参加キャンセル発生の場合 ・・・・前前日30%、 前日50%、 当日100%、 料金清算は当日下山後山の家にて協会役員が清算を済ませる お風呂は無し。 タイムスケジュール(予定) 《前日》役員は14時集合の組みと17時集合の組みに分かれる・・・・理事会で決めてください。  17時受付開始、(受付支払い後入室可)⇒ 18時30分より全員揃ってから夕食・懇談⇒ 20時終了⇒ 21時消灯。 《当日》  起床。⇒ 洗面・ 5時00分より朝食(適宜食べて結構です)⇒       山荘前に 5時45分集合、点呼、諸注意、体調状態確認、準備運動後6時出発。           最終宿泊人数確定       日前・・・・理事長より伝達します。 部屋割り   山の家に一任 役員・・・・・・役員はテント泊、朝夕食用意していただいて1000円とする。   <もより交通機関について>  富士急バス  電話0465−22−4482 バスは小田急線新松田駅前の1番ポールより発車。 ⇒ "西丹沢橋" で下車(橋のたもと) バス臨時便の可能性については2〜3日前に要請すれば出せるとの事。・・有効ではないでしょう。 <その他留意点> ・奥箒沢山の家関係者の三橋興蔵君を役員として参加してもらいたい。 ・コースの役員は現在10人と聞いているが、受付結果の参加者数を勘案して増員の必要あり。 但し、役員内でザイルワークの出来る人《最低数人》、搬送の出来る人《最低数人》が必要。 (西丹沢から権現山山頂を往復して畦が丸分岐までの登山道は、桧洞丸周辺コースと比較してもワンランク上のコース、さらに畦が丸分岐〜畦が丸間は整備はおこなわれておらず、昭和40年当時の丹沢の登山道に匹敵する整備状況で、現状の秋の登山参加者レベルでは上級コースといえよう)
以  上
                 次ページ確認結果

「畦が丸分岐には進入禁止のテープ2本が張られていた。畦が丸分岐から畦が丸までは松田警察署による進入禁止区間であるとの事を聞いた。この件は至急調査・対応してください。」
                      ↓
9月25日高橋調査結果 松田警察署地域課電話確認     「警察では進入禁止の措置を取ることはできない。西丹沢自然教室で登山者の安全を考えて取った措置ではないか。ただし、当該地域は行方不明者が発生しているので、登山道以外のルートに入ることは謹んでいただきたい。」       西丹沢自然教室電話確認     「当方でも進入禁止にしたことはない。たぶん沢登りをした登山者が一般登山者が入り込まないよう設置したものだと思う。あのルートは地図にない細かな襞やアップダウンが多くルートファインデングが難しい。昨年も某山岳会が地図読み山行で入り、夜間まで下山しなかったことがあった。口が裂けても入っていいとは言えない。熟達者以外は入ってはいけないコースである。もし入るのであれば、松田警察署に届けを出してからにしてほしい。」


平塚山岳協会理事長 殿                  2004年10月02日
                                 報告者  古正昌男
【2004年度秋の登山(登山コース・他)下見報告―U】
下見実施期日 : 2004年10月02日
下見メンバー : 古正昌男、
<登山コース下見の総合評価>
西丹沢自然教室から善六のタワを通って畦が丸山頂、大滝峠上から1軒家、さらに大滝橋までは普通に整備された登山道の区間です、現状の秋の登山参加者レベルで問題のないコースと判断しました。
但し、西沢沿いの登りやステタロー沢・大滝沢沿いの下降路は沢を横切る地点(渡河地点)が多く、降雨直後などで多少なりとも水量の多いときは慎重な対応が必要です。補助ロープとシュリンゲ、カラビナは必携装備となるでしょう。したがって、ザイル操作の出来る役員が数名必要です。
1軒家から大滝橋手前までは桟道が多く、降雨中などで濡れていると滑りやすいので役員さんの注意コールが大切です。
<上記役員による登山コースのコースタイム> (内は時刻)
奥箒沢山の家(9:45発)―権現山分岐(10:15〜25・・下棚往復)―善六のタワ (11:10)―畦が丸山頂(11:45〜12:05)大滝峠上(12:35)―1軒家避難小屋(13:10)―大滝橋(14時00分着) =所要時間4時間15分=
<出発地>奥箒沢山の家。 ここの広場で準備体操、出発前注意事項や点呼、不調者確認をおこなう。
<コースの整備状況>
・西丹沢自然教室から権現山分岐〜善六のタワ登り口までの西沢沿いの道は沢を横切るところが不安定で、必要であればザイルフィックスして手すりの仮設で対応可能(特に水量の多い時注意)。 ・善六のタワ登り口〜善六のタワ〜畦が丸山頂〜大滝峠上までは整備された登山道の区間です、問題のないコースです。 ・大滝峠上から大滝橋までも整備された登山道で晴れた日なら問題ないが、沢を横切る地点(渡河地点)が多く、西沢沿いの登りと同様水量の多いときは慎重な対応が必要です。
・・・・以下前回報告からの変更部分・・・・・
<コース中の展望・眺望>
 全コースとも樹林下なので展望は期待できません。かろうじて善六のタワ手前が期待は出来そうです。畦が丸周辺コースですから静かな樹間を堪能する登山といえるでしょう。
<コース中の広いところ>
休憩、昼食、集合写真には善六のタワ手前、畦が丸山頂、1軒家避難小屋が可能です <コース中のトイレ>  畦が丸避難小屋にあり
<ヘリの着陸可能地点> コース中にはなし、畦が丸避難小屋、1軒家避難小屋が吊り上げ可能
<雨天時の通過可能性> 普通の降雨以下を想定して。沢沿いの道は沢を横切るところが不安定ですが、必要であればザイルフィックスして手すりの仮設で対応可能
<途中からの下山ルート>エスケープルートはなし。不調者の搬出は行くか戻るかの2者択一。  このコースでは協会役員による自前の搬送準備が必要です。
<奥箒沢山の家との宿泊等の打ち合わせ結果>
発生費用(宿泊費、朝夕食費、弁当)は山岳協会が集金清算する。
発生費用以外の費用(支払い等)はすべて 山小屋=個人 とする。
 費 用 項 目 大 人 子供(小学生以下) 役  員
参加費 1000円 なし ― −
朝夕食付き宿泊費 4000円 2000円 宿泊はテント泊。無料
朝・夕食費 ― ― ― ― 1000円徴収
弁当 300円 300円 300円
駐車費 無料 ― ― 無料
交通費 個人 個人 個人
保険 平塚市スポーツ共済保険       

懇親会はなし・・・・夕食時に諸注意伝達を含めて参加者、役員、山の家関係者で懇談
参加キャンセル発生の場合 ・・・・前前日30%、 前日50%、 当日100%、
料金清算は当日下山後山の家にて協会役員が清算を済ませる お風呂は無し。 タイムスケジュール(予定) ※ 下見の結果当日所要時間が7時間かかるとの判断です。朝に多少の余裕が出ました。 《前日》役員は14時集合の組みと17時集合の組みに分かれる・・・・理事会で決めてください。  17時受付開始、(受付支払い後入室可)⇒ 18時30分より全員揃ってから夕食・懇談⇒ 20時終了⇒ 21時消灯。 《当日》  起床。⇒ 洗面・ 5時00分より朝食(適宜食べて結構です)⇒       山荘前に 6時00分集合、点呼、諸注意、体調状態確認、準備運動後6時過ぎ出発。           最終宿泊人数確定       日前・・・・理事長より伝達します。 部屋割り   山の家に一任 役員・・・・・・役員はテント泊、朝夕食用意していただいて1000円徴収とする。   <もより交通機関について>  富士急バス  本社営業所:電話0465−82−1361 バスは小田急線新松田駅前の1番ポールより発車。 ⇒ "西丹沢橋" で下車(橋のたもと) バス臨時便の可能性について再度確認したが、当日の朝に大滝橋からの乗車人数を電話しておくと混雑状況を見ながら営業所で調整してくれるとの事。 大滝橋よりの新松田行きバス時刻  14:47分、15:47分、16:27分、17:12分、 <その他留意点> ・奥箒沢山の家関係者の三橋興蔵君を役員として参加してもらいたい。宿泊で世話になるので。 ・コースの役員は現在10人と聞いている、10人で対応できるでしょう。 但し、役員内でザイルワークの出来る人《最低数人》、搬送の出来る人《最低数人》が必要。 ☆ 大滝橋で解散すると、バスで帰る人の「登山に不要な荷物の移送が必要」・・車1台必要 ☆ 大滝橋で解散すると、山の家に車を置いている人を案内して道路を歩きます。・・原則として                                          以  上


目次へ戻る e