山行記録
丹沢 小草平の沢
日付 2003/8/3〜 /
山域、山名 丹沢 小草平の沢
目的 岳連登山教室の講師
参加者 生徒13名、講師3名(主任講師はヨチヨチ山岳会の山下先生、神奈川山岳会の中西さん、箕西)
概要 6月に比べて水量はかなり少ない。ランニングを取る準備は不要で、確保の為の準備が重要。
経路 山岳スポーツセンター(7:00)-(8:30)二股(9:00)-沢-(13:00)大倉尾根(13:20)-(14:30)山岳スポーツセンター
装備 個人:ハーネス、わらじ、環付きカラビナ、ヘルメット
共同:ロープφ9mm*40m*3本、
アプローチ 往路:平塚市万田(11:00)-(11:50)山岳スポーツセンター
復路:山岳スポーツセンター(15:30)-(16:10)平塚市万田
駐車 山岳スポーツセンター2〜30台(50%)
宿泊 山岳スポーツセンター\2,500- 食事は自炊\1,500-(お酒込み)
温泉 湯の蔵ガーデン\1,850-
[内容]
参加者は20代〜60代までで幅が広い。 殆ど山に行ったことが無い人から、登山教室の沢をいくつか行った人までいろいろ。 山岳SC館長さんと大曾根さんの挨拶で開始。 初日は座学と人工壁と石垣で練習。 陸上競技の人達がたくさん泊まっていた。 朝、聞くと林道を走ってヤビツまで往復するとのことだった。 食堂がいっぱいだったので夜食は講義室でとる。 ホットプレートのせいで何度もブレーカーが切れて大変だった。

車で移動すると事故の問題が有るので歩きで二股まで移動。 二股の所から入渓。人によって準備がぜんぜん異なる。 先割れ靴下に直接わらじをつけている人も居て詰めはかなり辛かったのでは無いかと思う。

堰堤のところで一人滑り落ちそうになって驚く。一番危険な場所はここかも知れない。 シュリンゲでハーケンとハーネスを結ぶなりして滑落防止策を講じた方が良かった。 F1でロープで確保して登っている脇を通り過ぎて先行する。 ゴルジュの中のF2〜4はFixロープを張るが F3とF4が少し離れているので緩く張ることになってしまった。 途中ハーケンを打ってランニングを取るか、 Λ形にしてF2F3とF4を別々に下ろせば良かった。

初めの内は技術的には簡単でも高度感のある滝ではロープを張ったほうが良い様子。 シャワークライムの滝でビレイの準備をしている脇を通って先行する。 6月に比べ水量が少なく楽勝。あと3〜4の滝でビレイする。 チョックストーンの滝は左寄りに登って右へトラバースするのが簡単。 皆さんだんだん慣れてきて多少の滝はノーザイルで登るようになる。 最後の大き目の滝は少しシャワークライムして右壁に逃げる。 こちらも6月に比較して水が少なく殆ど濡れずに済んだ。

いくつかの小滝を越えていき水が無くなる。 今回、大倉尾根から帰るので最後右股に入る。 伐採されて木がいっぱい倒れている樹林帯を登る。 靴の準備が甘かった人は苦労していた。 ゆっくり15分程登って尾根道に到着。

履物を変え準備が出来た人から順次バラバラで帰る。 講義室で終了式をして解散。卒業証書は無し。 山岳SCの館長が講義室の本棚に集めている本を見せてもらう。 袋綴じが切られていない年代物の本もあり、 昔は1ページおきに切り開きながら読んだのだと教えてもらう。 ペーパーナイフは読書家の必需品であったそうだ。 5人ほど秦野の駅へ送る。


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