山行記録
皇海山
日付
2001/10/20〜10/21
山域、山名
皇海山
目的
−
参加者
武部、他5名
見所
−
経路
松木沢ゲート10:00―――砂防ダム11:30/11:50―――
ニゴリ沢出会い2:30―――テン場3:00
テン場6:00―――国境平6:10 ―――皇海山9:20/9:30 ―――
鋸山10:40/10:55―――庚申山荘2:30―――林道(一の鳥居)4:00
装備
個人:
共同:
アプローチ
往路:
復路:
駐車
−
宿泊
−
温泉
−
[内容]
皇海(スカイ)山(足尾)
2001年10月20,21日 武部 他5名(小山山岳会)
夏に小山山岳会に入会しましたが、先日自分がケガをしてしまったので報告します。みなさんも無理をしないよう、ケガをしないよう気をつけましょう。
10月20 晴れ
松木沢から入る。10分も行かないうちにガラガラの川原で、転んで尾てい骨を打つ。―A 少し行くと最初に靴を脱いで渡渉する。水深は足首程度でだが、冷たくヌルヌル。石と石の間に足の置き場を探しながらゆっくり渡渉しなければならず、足が冷たく痛い。心臓はドキドキする。後は砂防ダムまでは特に問題なし.少し行くと、またガラガラの川原で転んで右股関節の外側の辺りを打ってしまう。―B砂防ダムとにごり沢分岐間が問題で地図通り左岸の巻き道を行く.ここは夏なら泳いで行けそうだ。途中で降りたが、そのまま巻く明瞭な道があった。(こちらの方が無難。)巻き道を行こうと言っても、沢から離れ登ってしまうとのことで却下された。(もしかしたら、トラバースであったかもしれない。)左岸の巻き道を降りて1分も行かずに渡渉するところがあり、ここで自分は渡りそこなって岩にしがみつき右胸を強く打ってしまった.膝も、脛もぶつけてしまいました。―C パンツもビショビショ、靴も。まいりました。痛いとは言っていられず何回か渡渉する。そこから5分位のところで、Mさんがドボーン。でもケガはなし。
土曜日はにごり沢途中でテント泊。仰向けに寝ると痛く横向きで寝る.寝にくい。
松木沢ゲート10:00―――砂防ダム11:30/11:50―――ニゴリ沢出会い2:30―――テン場3:00
10月21 晴れ
深呼吸すると右胸が響く中、皇海山を越えて(標高差1000m)なんとか戻ってきました.皇海山の次は鋸山。この登りは急登で、岩もありどうしても右手を使いいやだった。やっとここまで(約半分)来た。ここから見る松木沢方面は紅葉がきれい。ここからはただひたすら長い。庚申山荘に着く頃は、右足が重くなってきた.山荘からはみんなには先に行ってもらう。林道までのコースタイム1Hの下りではもう右膝が曲がらなくなってきたから(B、Cの影響)2回も休んで、ゆっくり降りてきた。林道からゲートまでさらに1Hの歩きがまだあるわけだが、数分も歩かないうちに先ほど抜かされた一行のお坊さんが、車で止まってくれて乗せてくれた。自分と自分が途中で抜かした
カップルの3人をまとめて乗せてくれた。(実はカップルの男性も足をケガ(筋をのばしたとか)していたと車の中でわかった。)助かった.きっとあまりに遅いから心配だったのでしょう。
テン場6:00―――国境平6:10 ―――皇海山9:20/9:30 ―――鋸山10:40/10:55―――庚申山荘2:30―――林道(一の鳥居)4:00
反省、教訓
1 装備(フエルトたびを持っていかなかった。“持っていかなくてよい”というのを信じてしまった。だれも持っていってはいない。)人は人。でも自分はこうする(フエルトたびを持っていく)という信念がなぜかなかった。
2 危ないと思ったら引き返すこと3 単独なら引き返せるが、パーティではそうはいかないことの難しさ
4 自分の苦手なことは自分が一番知っているはず。みんなができても自分はできるか?
5 小さなケガが大きなケガにつながるから、小さなケガをしないこと(始めに尾てい骨を打たなければ飛べたかもしれない。)
6 寒くなったら沢に行かないこと
症状
1 自分の右胸はレントゲンでは正常でした。(レントゲンではあばら骨しか写らないから。乳首周辺の軟骨はレントゲンでは見えないとのこと)
2 3日経っても笑うと響く有様.せきは痛くて出せません.2週間経ってせきは出せるがクシャミなんてまだとんでもない状態です.(もうすぐ3週間ですがクシャミはまだ痛い。) たぶん年内はおとなしくしていないとダメでしょう。
松木沢ルートについて
松木沢ルートは滑りやすく背が高い、足が長い、体が柔らかい人以外は1回は渡渉失敗するでしょう。7000m峰にも行っているNさんでも1回は渡渉失敗していました。ちなみに、6人中1人はまったく濡れなかった。3人は少しぬれた。(靴は濡らした。)2人はビショビショ。1人ケガ(自分)
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