山行記録
北アルプス 白馬岳
日付 2001/7/20〜7/22
山域、山名 北アルプス 白馬岳
目的 平塚市 春の市民ハイキング
参加者 箕西、他85名
見所 大雪渓、夏山らしい稜線、多種類の高山植物の花
経路
[7/21]
猿倉荘(6:00)−(7:05)白馬尻(7:20)−(7:35)大雪渓−(9:30〜Last9:40)ねぶか平−(10:10)小雪渓−(Top11:40〜Last13:40)村営頂上宿舎(14:00)−白馬岳−(16:20)村営頂上宿舎(泊)
[7/22]
村営頂上宿舎(6:00)−(6:40,Last7:00)白馬岳(7:00,Last7:10)−(7:35)三国境(7:45,Last8:05)−(8:30,Last9:05)小蓮華(9:00,Last9:20)−(10:20,Last11:05)白馬大池(11:00,Last11:25)−(Last12:10)白馬乗鞍岳(Last12:20)−(12:30,Last13:15)天狗原−(13:45,Last14:40)栂池平駅−(15:15,Last15:42)栂池高原駅
装備 個人:山小屋泊装備、底の硬い靴、(ストック、軽アイゼン)
共同:ロープ、ツェルト、救急セット
アプローチ 往路:(6:30)見附台体育館前(6:57)−三ヶ木通過(8:20)−(9:02)キノコ茶屋(9:15)−相模湖IC(9:17)−笹子トンネル(10:10)−(11:15)諏訪SA(11:32)−豊科IC(11:55)−(12:30)山岳博物館(13:30)−(14:10)アルピコバスターミナル(14:30)−(15:10,2号車15:18)猿倉荘
復路:栂池高原駅(16:00)−スイス村(17:20)−(22:00)見附台体育館
駐車
宿泊 猿倉荘、村営頂上宿舎
温泉
[内容]
[1日目] 7/20(金) 晴れ時々曇り
(6:30)見附台体育館前(6:57)−三ヶ木通過(8:20)−(9:02)キノコ茶屋(9:15)−相模湖IC(9:17)−笹子トンネル(10:10)−(11:15)諏訪SA(11:32)−豊科IC(11:55)−(12:30)山岳博物館(13:30)−(14:10)アルピコバスターミナル(14:30)−(15:10,2号車15:18)猿倉荘

・ 定刻6:30には見附台体育館前に全員が集合しました。財団と平塚山岳協会の会長から挨拶を頂いた後、神奈中ハイヤーのバスは予定より少し早く出発しました。
・ 関交差点〜三ヶ木と相模湖ピクニックランド〜相模湖ICが渋滞しており時間がかかりすぎたため中央自動車道に乗る手前のキノコ茶屋でトイレ休憩となりました。
・ 高速道路は談合坂SA付近で渋滞したが、大部分は順調で遅れを取り戻せました。
・ 諏訪湖SAでトイレ休憩を取る。バスの表示が「平塚市スポーツ振興財団御一行様」となっていたため分かり辛く多少混乱が有った様です。
・ 諏訪湖のICを通過した後は、高速道路も一般道も車が少なく快適に進むことが出来ました。
・ 山岳博物館は大町の狭い市街を通り高台に上がります。バスに乗ったまま博物館まで行くことができました。バスの駐車場にちょうど2台入りましたが、路線バスの時間と重なっていたら大変だったかも知れません。特別展示の山の写真は臨場感いっぱいで実際にそこに居るかのようでした。
・ アルピコバスターミナルでバスを乗り換えました。山で使わない荷物をビニール袋に入れ、バスに預けました。予め連絡は行っていましたが運転手から多すぎると言われました。一人一人の量は少ないが86名分がどの程度になるか判断を誤った様子でした。バスは我々が山に入って居る間は大荷物の宿泊客を運ぶそうですが、結局預かってもらうしかありませんでした。
・ 猿倉荘へのバスは貸切が定刻に来ました。定員は46名でしたのでまず一号車+2名が乗って出発しました。途中に路肩工事中のところが有り、行政指導により30m程バスを途中下車して歩きまた乗ることになりました。2号車は通常の路線バスで旅行会社からの連絡がうまくいっておらず、本社の方へ費用について問い合わせてもらうことになりました。他にも2台の貸切バスが上がってきていました。
・ 食事は準備が遅れ17:45からになりました。準備が整うまで宿の前で待ちました。
・ 夕食時は賑やかで食堂も広く伝達事項を伝えにくい状況になっていたので、役員2名が各部屋を廻って連絡を行いました。
・ お茶をもらう方法が1泊目と2泊目で混乱していました。

[2日目] 7/21(土) 晴れ時々曇り
猿倉荘(6:00)−(7:05)白馬尻(7:20)−(7:35)大雪渓−(9:30〜Last9:40)ねぶか平−(10:10)小雪渓−(Top11:40〜Last13:40)村営頂上宿舎(14:00)−白馬岳−(16:20)村営頂上宿舎(泊)

・ 朝は歩ける準備をして宿の前に荷物を置いて朝食を待つ。4:30頃には皆さん宿の前に出ていた。朝食は定刻通り5:00から摂れました。
・ 点呼、説明の後猿倉荘を出発。白馬尻までの林道は特に問題なく歩けました。
・ 雪渓に入り少し歩いたところで落石が雪渓を滑り降りて行きましたが問題ありませんでした。雪渓ではアイゼンをつけないで下さいと説明したにも関わらず着ける人が出てきました。しかし前方が渋滞していたのでそれ程遅れる人もなくて済んみ、大雪渓を抜けるところまでは大体ひとかたまりで歩けました。大雪渓出口ではアイゼンを外す人で渋滞していました。
・ 大雪渓から小雪渓トラバースまでは大きめの岩がゴロゴロしている急登になりました。ここでは先頭と最後尾の差がついてきました。小雪渓にはしっかりしたトラバース道がつけられており問題なく通過できました。宿舎が見えたところで大休止をとりました。
・ 村営宿舎までは花を見ながらの登りになりました。宿舎到着時点で先頭と最後尾では1時間40分の差がついていました。到着した人から点呼をとり宿舎に入ってもらいました。以後、夕食まで自由行動としました。
・ 14:00から希望者の人と一緒に白馬岳に登りました。遠望は利きませんでしたが花や雷鳥を見ることができました。
・ 17:30から夕食をとりました。バイキング制で最後の人が食事を始められたのは15分後でした。次の日にお茶が欲しい人は、並んでいる間に水筒を渡しました。急いで部屋に水筒を取りに戻る人も何人か居ました。30分毎の入れ替え制なので15分後には次の順番の人が並び始めました。
・ 食後、具合を聞いて回りました。ここまでで具合の悪くなった人は下記のとおりでした。
アイゼンで歩いて足首を傷めた。アイゼンを外して歩いていたら問題なくなったとのことでした。
熱射病の様子でした。
気分が悪く食欲不振。肩がこると同じ症状がよく出るとのことでしたのでしばらく休んで様子をみてもらいました。
熱射病か軽い高山病の様子でした。 気分が悪く食欲不振。診療室に行って頂きました。診療はボランティアなので診察料は取らないが、実費の補助を出せば特に断らない様子でした。こちらの方は
両足痙攣。足がつった
左ひざを傷めた様子でした。サポーターを貸与、様子を見てもらうことにしました。
その他、靴底の踵側が剥がれてきた人1名いたのでガムテープで補修


[3日目] 7/22(日) 快晴
村営頂上宿舎(6:00)−(6:40,Last7:00)白馬岳(7:00,Last7:10)−(7:35)三国境(7:45,Last8:05)−(8:30,Last9:05)小蓮華(9:00,Last9:20)−(10:20,Last11:05)白馬大池(11:00,Last11:25)−(Last12:10)白馬乗鞍岳(Last12:20)−(12:30,Last13:15)天狗原−(13:45,Last14:40)栂池平駅−(15:15,Last15:42)栂池高原駅(16:00)−スイス村(17:20)−(22:00)見附台体育館

・ トイレや手洗い場は不足気味でかなりの混雑でした。
・ 食事は定刻5:00には準備が整いました。朝食は15分間隔の入れ替え制で、最後が食べ始めたときには次の人たちが並んでいるという状況でした。食堂の出口に置かれた、お弁当と夕食時に集められた水筒を各自取っていきました。お弁当が10個不足していたので追加手配しました。またお茶を入れてもらったペットボトルの紛失も有った様です。目印の袋が無くなって分からなくなった様子でした。
・ 6:00点呼の後、出発。快晴で剣岳や槍、日本海、また八ヶ岳の向こうに富士山まで望めました。昨夜具合が悪かった方は白馬岳への登りでペースが上がらず、白馬山荘あたりで気分が悪くなった模様です。なんとか歩けるとのことでしたので、役員が2名ついて後から来てもらうことにしました。白馬岳山頂で20分程停滞した後三国境に向けて出発。
・ ここからの稜線はコマクサを始めとしていろいろな花が咲いていました。多少段差の有る岩場で少し間隔が開くことも有る以外は特に問題はありません。見通しが良く最後尾との連絡もかなりとれました。
・ リーダーが先行して白馬大池の小屋にトイレの交渉に行き「トイレに行きたい人は適宜先に来るように」との無線連絡が有りましたが先頭では受信できませんでした。到着した時点で白馬大池のトイレは渋滞しており最悪20分程度並んだ様子でした。その為、食事を取れないという苦情が有りました。ただしその後、トイレは空いていました。
・ 乗鞍岳へ向かう岩がゴロゴロしている登り道では、中学生程度の団体とすれ違うことになりましたが特に問題にはならず大体一塊で歩けました。
・ 乗鞍岳からの下りも大きい岩がゴロゴロしている道で渋滞になりました。雪渓が2箇所有り、最初のはロープが張られていました。皆さんにロープに体重をかけないようにお願いして普通に歩いて通過しました。2つめの雪渓はロープが張っていないので怖がる人も居ましたが傾斜が緩く問題なく通過しました。ここから岩が濡れていたりまた道が細くなり登って来る人とのすれ違い等で時間がかかりました。天狗原の木道は問題なく通過し、残りを一気に下りました。
・ ロープウェイ駅には長蛇の列となっており1時間待ち以上の状態でしたがその後6分間隔の運転になりかなりのペースで進みました。リーダーが先行して購入してあったチケットを名簿と照らし合わせながら配りスムーズに乗車できました。後組が到着する頃には先行組はちょうどロープウェイに乗り終えることが出来ました。ゴンドラリフトはスムーズに乗れ駐車場に到着できました。
・ バスは豊科ICから中央自動車道に乗り。渋滞を避けるため、御坂道〜富士五湖有料道路〜東名自動車道を通り平塚に帰りました。

反省会内容
(1)人数的な問題
80人は多すぎたのでは無いか?
→40人程度が限界であると財団へ申し入れるべきではないか?
白馬岳は診療室や救助隊が待機しているので役員8人で計画できた。
本当は全くの別働隊が居ると良かったが、人数が集まらなかった。
今後は山を選ぶ必要がある。
我々の統率力も高める必要が有る。
参加者が増えて来ている。→減らしたくは無い。
90人がひとかたまりで行動するのは問題があるのではないか
(2)参加者の選択について
(a)自己判断では無理がある。
・具合が悪くなった内2名程は仲間から高い山に来るといつもの事でしょうと指摘されていた。
・自分の力量を分かっていない人が多い。
・ トラブルを起こした人は初参加の人ばかりだった。
・白馬岳を越えて歩けなくなった場合どうするかが今回の懸念だった。
(b)山行履歴を提出してもらう。
・ 良い方法だが、それでも完全とはならないだろう。
・ 今回トラブルを起こした人の中にも山行回数の多い人が居る。
(3)食事時間が無いと言う苦情が有った。
あらかじめ、まとまった食事時間は取らないという事は連絡していた。
伝達が不十分だった。休憩時間毎にも言っていたが、全体までは伝わっていなかった。
(4)休憩をその場でとることができない
実際は先頭に追いつくまで休もうとしない。休憩時間が場所によって不足。
(5)ごみ捨て
白馬大池で焼却炉があり。一般の人はゴミを捨てていた。平塚の人は持ち帰ってもらう。
(6)隊列の中間部ではスピードが上がったり下がったりしている
写真を撮るときに道を塞ぐ→意識が低い→山を選ぶ必要がある。
岩場等で手間取る人が混じっている。
(7)運営機関が変わったのだからやり方について考え直す時期ではないか?
教育委員会の意向はどうか
(8)反省会を行う寿司屋さんは予約しておく必要あり
日曜の22:00頃だとシャリが無くなってしまうので、人数と到着予定時刻を言っておくと良いそうです。


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