山行記録
北アルプス 黒部下廊下
日付 2000/10/6〜10/8
山域、山名 北アルプス 黒部下廊下
目的 南アルプスの紅葉、温泉、下廊下の景色
参加者 中丸、古正、三橋、箕西
見所 深い渓谷、旧日電歩道
経路 欅平-阿曽原温泉-内蔵助出合-黒部ダム
[10/07]
欅平[09:00]-[9:35]分岐[09:45]-[10:00]登り終り -[11:35]トンネル[11:40]-[12:40]堰堤[12:50]-[13:00]滝-[14:10]阿曽原温泉
[10/08]
阿曽原温泉[05:30]-[06:30]仙人ダム[06:55]-[07:05]橋-[09:10]十字峡[09:20]-[11:50]新越沢 -[12:12]鳴沢小沢-[13:15]内蔵助谷出合-[14:05]ダム下-[14:30]ダム上
装備 個人:山小屋泊装備 タオル 酒 懐中電灯
共同:バーナー コッフェル カメラ
アプローチ 往路:(21:30)平塚駅-上野(23:54)-急行能登-(5:40)魚津(6:11)-(06:58)宇奈月温泉(07:32) -(08:47)欅平 計\10,940-
復路:黒部ダム[15:05]-[15:20]扇沢・・・信濃大町[17:45]-[20:36]八王子-[22:30]平塚 計 6930+タクシー6500/4人 = \8,555-/1人
駐車
宿泊 阿曽原温泉小屋 \8,200- 2食付 2人/1畳
温泉 阿曽原温泉
薬師の湯 \500 露天有り 無料休憩所有り
[内容]
10/6(Fri)晴れ
  1. 今回は上野駅から急行能登で行く。一時間前にホームに行き並ぶ。 前には20人くらい並んでいる。 ホームにはバイキング風のスカートをはいた男の人と赤頭巾ちゃん風の女の子が居た。
  2. 出発時間が近づくと通勤客がどんどん乗ってきて通路にも人があふれていた。 満員状態で上野駅を出発
  3. 高崎辺りで気付くと立っている人は居なくなっていた。 古正さんが夜行列車の寝方を披露してくれた。シートの上と下で横になって寝る。
10/7(Sat)晴れ
  1. 魚津で乗り換え。赤木沢の帰りに晩御飯を食べに来たところ。
  2. 宇奈月温泉に着くと皆、トロッコ電車の駅へ向けて走り出していった。 「ヤバイか」と思ったがのんびり歩いていっても十分最初の電車に乗れた。 寒くて楽しいトロッコ電車で欅平に到着。
  3. 欅平から30分の急登。早くも下ってくる人達がたくさん居る。 「観光客が多くてトロッコ電車に乗れない」と小屋で脅され、 一番列車に間に合うように5時に歩き出したとのこと。
  4. 水平歩道も十分怖い。岩壁に張った針金につかまりながら歩く。 トンネルも結構あった。結構よいねぐらになりそう。
  5. 雪渓を越えるトンネルは殆どケイビングをしている感じ。 壁が崩れてるところも有ってちょっと怖い。 かなり大きく迂回している様子で非常に長く感じた。
  6. 小屋がずっと下に見えてくる。テントも何張りか有った。 相当下って小屋に到着。
  7. 小屋は一畳二人。温泉は5分ほど下る。 交代時間直後は混んでいたがだんだん空いてくる。 中丸さんは夜中にも行って、空いていて快適だったらしい。 混浴状態だったが暗くて何も見えず、星空だけ見て満足してきたそうだ。
10/8(Sun)晴れ
  1. 小屋からどんどん登る。昨日下った以上に登った感じ。
  2. 少し歩くと今度はどんどん下る。そろそろ川に着くかという頃広場に出る。 そこには大きなビルが2つ建っていた。関電の職員の寮と、工事業者の宿舎だとのこと。 高熱遂道から蒸気が出ている。脇の地下通路を通ってダムに行く。 ここにトイレが有ったので借りる。ダム湖の向こう岸に大型のサルらしき影が見える。
  3. PL法に基づく表示「一人づつ渡ってください」が有ったので、釣り橋は順番待ちになっていた。途中から2〜3人づつ渡る。高度感がすごい。
  4. 半月峡の辺りが一番高度感がある。十字峡には泊まった様な跡が有った。
  5. 白龍峡付近は雪渓がたくさん残っている。道が埋まり木組みの足場等で越える。
  6. 内蔵助谷出合いはテントが幾張りか有った。丸山東壁をやる人達らしい。
  7. 普通の山道になるキノコが結構ある。ブナハリ茸、ナラ茸他
  8. ダムまで最後の登り。黒部ダムのトロリーバスはギュウギュウ詰め状態
  9. 扇沢からタクシーで薬師の湯。信濃大町からスーパーあずさで帰る

写真とかの(通常の)記録手段では、この風景は伝わりませんねぇ。 (現在のところは)苦労して実際に行く価値がいっぱいあるってもんです。


急行能登で早朝魚津に到着

トロッコ電車で欅平へ向かう

水平歩道でこんな状況

雪渓を渡る為にトンネルが掘られている。内部は真っ暗で足元を水が流れる。 ヘッドライト必携

奥鐘山 左下の岩壁を登っているパーティが居た

この沢は堰堤の中を通って渡る

2日目 ダムから降りかえって見た写真。 山道からどんどん下り仙人ダムに出ると、巨大なビルがあり驚く。 奥の緑のシートを被っているのが工事中の職員の寮。 奥には工事業者用の宿舎がある。橋の左が高熱隧道 熱気がこもっていた。

ダムへは地下通路を通っていく

トロッコ電車の鉄橋の下

一度に一人ずつ渡っていたので釣橋は渋滞していた。 今まで渡った中で一番高度感が有った。

半月峡。右上の道に人が居るのですが

道も幅が狭くなり、恐ろしげな丸太橋が増えてくる。

水が上から降ってくる

十字峡に近づくと雪渓が増えてきた。

道が雪渓に埋まっている所では、仮設の足場で越えたり

穴が開いた所を Fix Rope で登ったりする。

白龍峡 写真にするとやはりスケールの大きさが伝わらない。 奥の岩の上に人物が写っているはずだが、小さすぎて見えない。

新越沢から合流している滝。 これも写真で見るとスケールが伝わらないから丹沢辺りにも有りそうに見える。


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