最初にお伺いした「伸興化成株式会社」は、平成元年に羽生市に本社を移転いただいた羽生の企業です。(ここのところが曙ブレーキさんとの大きな違いです。)
写真にもありますように、プラスッチック加工メーカーとして、独創性のある(競争力の高い)製品を製造されており、年間売り上げは平成15年度で46億5千万円にも上ります。特に、無延伸超透明ポリプロピレンシート(最近増えてきた、化粧水とかPC用の関連製品・マウスとかを梱包している透明の箱)は、独自の特許取得製法によって作られており、国内トップの企業といってよいと思われます。
特に感心したのが、環境に対する取り組みであり、「廃棄物の発生抑制」→「再使用」→「材料の再資源化」→という循環サイクルを重視した製造法をとっています。
製品の原料に、廃棄物としてだされる廃ビニールやおもちゃや、さらには工場内で製造時ではねられた製品までを再利用しているのです。大変感心しました。次に訪問させていただいた「ヨークフーズ株式会社」は、村君にありました「ヨーク(自分の父親が初代社長を務めました)」これは日清食品に売却され「日清ヨーク」となりましたが、この工場に隣接して新たに建てられた「麺」専門の製造工場です。
カップヌードルで有名な日清食品ですが(カップめんではシェアは半分以上のトップメーカー)、この工場は、冷凍麺・チルド麺での日清ブランド製品をつくっています。この分野では、日清は後発(「かときち」「しまだや」が先発メーカー)なんだそうです。製品は主に関東・信越・東北へ出荷されています。
製造能力は、毎分300食。え〜と計算はお任せしますが、とてつもない数の「麺」を生産する能力をもっています。
年商は約50億。従業員さんは175名。2交代で製造ラインを支えています。とにかく、「麺」が次から次へと流れ出てくる様は圧巻です。すごかった。
麺製造には水が欠かせません。こちらでは、1日に1000tもの羽生市の水道水を使っていただいています。ありがたいです。日清ブランドの冷凍麺・チルド麺を選ぶと、羽生の水で羽生の地で作られたものが自動的に食べられるわけですね。
さて、最後の目的地は「汚泥再生センター」です。まだ、用地の造成中といったところです。目に付くものは特にありませんでした。工事の進捗状況など今後報告させていただきたいと思います。
「伸興化成株式会社」さま、並びに「ヨークフーズ株式会社」さまには、大変お忙しいところをご丁寧な対応をいただきまして、誠にありがとうございました。