羽生市内公共施設視察会

平成15年5月23日、議員研修の一環として市内の公共施設を視察しました。
曇天、雨が降りそうなあいにくの天気でしたが、新人議員(全員が、とは言い切れませんが) 6名、
(高橋議員、中島議員、河田議員、近藤議員、永沼議員、小野議員)
元気にいってまいりました。以下、概要をかいつまんで報告します。

8人乗りの「高級?」ワゴン車を用意していただきました。
もちろん公用車です。ちょっと贅沢ですか。午前9時市役所出発
最初の目的地は改築中の羽生駅です。

駅東口には巨大な杭打ち機(といってもハンマーみたいに叩くのではなく、
ドリルで静かに埋め込むタイプ)が置かれています。
東口の基礎部分の杭打ちは終了し、この機械は駅構内へ移動します。

「りく橋」上で説明を受けます。
「りく橋」は金子家(金子農機オーナー)が私財をなげうち作られた橋で、
その名の由来は、今は亡き先々代の妻「りく」様から付けられました。
この橋も駅舎の工事により取り壊されてしまいます。
新駅舎の高さは、この橋よりもはるかに高く(14m)なるとのこと。
「りく橋」から工事中の駅舎を望みます。
ホームは仮設ですが大きく拡張され、また、
基礎打ち込み用の準備が着々と進みます。
屋根は取り壊されてしまうので、完成までの間、特に雨天時には
利用者のみなさまには、不便をおかけするとのこと。
秩父線の駅舎です。
長年、慣れ親しんだこの光景もなくなってしまうのかと思うと、
感慨無量。記録のつもりで写真を撮りました。
新駅舎工事と西口開発の最大の功労者ともいえる
「金子農機社長宅」です。
この私邸も取り壊され、跡地が西口駅前広場に生まれ変わります。
次の視察場所は岩瀬土地区画整理組合です。
これは、計画図面です。なにしろすごい広い地域を造成するので
その計画を聞いて驚きました。
資料、その他重要な案件なので別途「資料室」に
近々データをUPします。
面積113f、総事業費約180億円
域内の計画人口約1万人、施行期間平成8年度〜25年度

事業は、保留地(造成して売れるようにした土地)を売却したお金で
進めるのですが、
この広大な用地がはたしてこの景況下で売れるのでしょうか?

実際に区画整理が行われている
現場に向かいました。

道路、側溝もそうですが、なんと最初から上下水道のほか、
簡易ガス(ミニ都市ガス・ガス管)も敷設されるのです。
インフラの整備は贅沢ともいえるレベルです。

さて、この土地一坪20万円(羽生第一高校、栗原眼科北)
はたして順調に売却され、1万人の人口増が達成されるのか。
ちょっと心配になりました。
次の目的地は「水道課」です。
羽生市の水道水はおいしくない!という声がありますが
表面水(利根川の水)である県水が66%、羽生の地下水が34%と
ブレンドされているところに原因があるようです。
このチャート図を使って
丁寧に教えていただきましたが、おいしくない原因のひとつとして
県水は塩素濃度が0.5ppmと
羽生独自の水に比べ多く含まれていることがあげられます。
県南のあおりを食ってまずい水を飲まされる羽生市。
なんとかならないのでしょうか。
この部屋は市内水道を管理する制御室。
コンピューターや遠隔操作によって
少ない人員で管理しているとのこと。
次の目的地は「体育館」です。
よく使う施設なので、メインアリーナは省略します。
写真は今度新築されたサブアリーナです。
併せてロッカールーム、シャワー室も改修されました。
当日は純心女子短大の授業中で、女子大生がいっぱいでした。
次の目的地は「消防本部」です。
本部庁舎の見学に引き続き、高規格救急車、
消防自動車の説明をしていただきました。
羽生市には「はしご車」がありません。
(高い建物があまりなかったからか?)
必要時には近隣市から応援をいただけるとのこと。
化学消防車は今年度新規に入れ替えます。
すごいものハケーン!(~o~)
これはいったい・・・。
消防署の方に聞いてみたところ
なんでも訓練で使用するものとのことでしたが。

※写真をクリックすると拡大できます。

次の目的地は「給食センター」です。
巨大な釜がいくつも並んでいます。
調理室内は整然としていました。
ここで昼食です。中学卒業以来○年ぶりの給食です(^0_0^)
献立は、ごはん・牛乳・豚肉と大根の煮物・イカタコステーキ・フリカケ。
大変おいしく頂きました。この内容、実費負担で206円!
地場産の食品の割合はあまり高くないようですが
宝蔵寺味噌を使った味噌ラーメンなど人気メニューだそうです。

※写真をクリックすると拡大できます。

次の目的地は「水質浄化センター」です。
大沼工業団地内にあります。(いままで知らなかった(^_^;))
地下深くにたくさんのパイプが走り、
市内の下水はここに集まります。
バクテリアの働きで汚水は浄化され
川へ流されます。透明できれいな水でした。
残った汚泥は再利用(コスト的に合わない)はせず、処分します。
次の目的地は「最終処分場」です。
この荒涼たる風景・・・。ゴミを焼却した灰や埋め立てるしかないゴミは
最期にここにきます。すでに約半分が埋まっています。
ゴミの減量化の必要性を実感しました。
気になったのが、周辺の植栽。ほとんど枯れています。
メタンガスとか害のあるガスは出てないのでしょうか。心配です。
次の目的地は「清掃センター」です。
家庭から出るゴミはここに集められ、焼却処分されます。
ダイオキシン対策もしてあり安心とのこと。
この写真ではわかりませんが、煙突の高さは50mだそうです。
UFOキャッチャーのお化けのようなクレーン。
これでいわゆる「燃えないゴミ」をつかんで運んでいます。
メンテに年間8千万円もかかるそうです。
しっかし、ゴミ処理って大変ですね。
次の目的地は「キヤッセ羽生」です。
平日、曇天、昼食時間からはずれていたので
人影はあまり多くなかったです。
こちらは都市住民との交流を目的とした建物。
うどんを打ったりできる設備があります。
なかなか素敵な景色です。
花もきれいに咲いていました。
そして、最後の目的地「スカイスポーツ公園」です。
平成15年度では、この公園に展示するプロペラ機の
土台部分が予算化されています。
植栽が育って大きな日陰を作ったり
花見の名所になるには、まだまだあと20年はかかるでしょうか。
巨大な滑り台。家族連れが楽しそうに遊んでいました。
でも「リゾート」ってイメージはないよなぁ。
なんかこう、こじんまりとしているし・・・。
ま、今後の整備に期待したいところです。
(果たして財源は、などと暗い話題はひとまず置いて(^_^;))


活動記録へ戻る

TOPページへ戻る