平成17年7月2日さいたま市浦和区のさいたま共済会館で行われた研修会に市議会議員11名が参加しました。
小型バスをチャーター | バスの中で 石森会長の挨拶 | 浦和の共済会館へ 到着しました |
1階ロビー ここから6階へ | 6階の受付 一番乗りか | 埼玉の教育を いかに推進するか |
講師の高橋史朗氏が 到着された | 内容のある講演でした |
講師の高橋史朗氏は明星大学教授で上田知事が埼玉県教育委員に指名し、就任された方です。写真のように一見すると「濃い(羽生弁のニュアンス)」印象を受けますが、理論的で話も上手であり、教育問題に関して高い熱意と見識をもたれています。 高橋氏は、若い頃、3年間アメリカに留学され、その間にGHQの文書240万頁(!)を研究、筆写(ダンボール箱10箱)という実績を上げられ、さらに臨教審第一部会の専門委員、国際学校研究委員会(旧文部省)委員、松下政経塾講師・入塾審査員など歴任され、自分も所属しておりました青年会議所とも関係の深い方であります。
教育危機の根幹は歪んだ生育環境(子育て)にある。動物は産まれるとすぐに立ち走ることができる。人間はどうか。人間はその脳が80%成長するまで0〜3歳の期間が必要である。人間は完全な形で産まれない。完全の形では脳が大きすぎて産道を通ることができないから。脳が100%に成長するのは小学4年生位。つまり、この時点でその人の一生を左右する「脳」が形成されるということ。これは大変な問題である。
親心が崩壊している。親は、赤ちゃんと接することで脳内に幸福感を発生する物質がつくられる。これがないと親になりきれない。仕事などで赤ちゃんと接する時間がない親は、親心が育たない。世界統計で、「あなたは、子供のために自分を犠牲にできますか?」の問いに、「できる」と回答した親は20%。これは、世界の各国の中で下から2番目の回答である。これが今の日本である。 では、発達を阻害された脳をもつ子供とはどうなっているのか。最新の脳生理学で実証されてきているが、女子高生コンクリ詰め殺人を始め、考えられないような凶悪犯罪を犯した子供達の脳をCTスキャンなどで調査すると前頭葉の一部が発達していないのである。すかすかに空いているのである。
@「セレトニン欠乏脳」・・・痛みへの忍耐力(我慢強さ)の欠如、不眠症、無責任、自立神経の乱れ、ゲーム以外の集中力の低下がみられる。
教育の現場はどうなっているのか。優秀な新任教師が自殺した。優秀な教師ほど悩む。 大量採用期の教員が退職する時期にきている。志の高いやる気のある教師を育て、埼玉に引っ張ってこなければだめ。採用基準などもペーパーで優秀なものを採用するのではなく、教える能力の高い教師を採用しなければならない。優秀な教師の育成に「授業の名人」「生徒指導の達人」生かす。
不毛なイデオロギー対立を超える「育」の視点。人権平和教育・男女共同参画とジェンダーフリー。男らしく、女らしくがなぜいけないのか。 8つのポイント
1 夢・目標をもたせる ◇ ◇ ◇
質疑応答もありましたが、とにかく非常に実践的な研修だったですね。 是非、羽生市でも高橋氏を講師お迎えし大ホールをPTAのみなさんや教職員のみなさんで満員にしていただき講演会研修行っていただきたいと思います。
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