太田市役所の玄関 | とても立派なビル | 広々としたロビー |
フロア案内図など | 4階の会議室です | ここで説明を受けます |
商店街理事長の栗原様 | 会議終了。これは受付 | 市役所の1階とは 思えませんね |
ガラスと吹き抜けで 開放感があります | 見えてきた太田イオン | 直通バスとすれ違う |
大きな建物です | 感心する小野議員 | これが概略図 クリックで大きな画像 |
建物案内と飲食店一覧 クリックで大きな画像 | 吹き抜けとオブジェ | 広すぎて迷いそう |
これが専門店街 明るくて広い通路 | 突き当りがセキチュー ホームセンター | 2階にあがると 映画館がありました |
その隣は大きなゲーセン | 明るくて開放的な モール(2階) | こちらは市の窓口 太田ハートプラザ |
土日も住民票や 戸籍・印鑑証明など 手続きができます | 太田NPOセンター NPOが市の施設を管理 | ボランティア募集など 掲示板も賑やか |
健康増進法により 完全分煙を実施 | 2階のレストスペース | ちょっと一息入れます |
ジャスコ部分の キッズスペース | 羽生某所とおなじくカートも 子供向けあり | 月曜日の午後4時ですが いっぱいの駐車場 |
こんなすごいSCが 羽生にもできるとは | これはイオン直営の ガソリンスタンド | 隣には日帰り温泉と 回転寿司や飲食店が |
群馬県太田市は人口152,067人。群馬県で3番目の都市である。現在、市町村合併が進行中で、平成17年3月末に、現在の太田市、尾島町、新田町、薮塚本町の1市3町が合併し、新しい「太田市(新市名決定)」になることが決定された。この場合の域内人口は21万6千人となる。 太田市の平成14年度の工業出荷額は約1兆2600億円。戦前(旧中島飛行機・亡くなった自分の叔母 は戦時中挺身隊で飛行機作っていたという)からの工業都市である。 この太田市に、昨年12月5日、イオン太田がOPENした。当初計画では、1ヶ月に100万人の来店で年間280億の売上を見込んでいたが、上方修正320億円とした。若い人たちがイオン太田に集まり新聞報道では「元気のある町」とある。
市役所の説明概要
地元商店によると、4割の店では、影響は出ていない。地元からは、1店舗のみ専門店街に入っている(宝飾関係)。あとは農協のキャッシュコーナーなど。 建設計画について
@敷地外周に道路を建設→国道に渋滞を波及させない(これは市道認定)。 交通対策について
出入口は3箇所。臨時駐車場の設置を義務付ける。従業員の駐車場は敷地外に設ける(敷地内に停めると罰金)。 質疑 ○地元商店の入居について、一説には入居保証金3000万円などといわれているが、市として優遇措置を講じたかどうか→そのような措置は講じていない。 ○800店の地元店舗のうちアンケートに応じた店は210店。70%以上が無回答なのはどうなのか。 ○太田市の税収について→来年度課税となる(対象はリース会社)。課税額については承知していない。 ○パブリックスペースは、イオンから進んで設置したのか→マスタープランで位置づけられていた。官民一体となった開発が義務付けられる。市民課(スマイル太田)、消費生活センター、NPO法人事務所など160u。さらにイオンホール350uは優先的に無料で貸出ししていただける。さらに公園が4箇所。 ○イオン入居テナントは地元商工会に入会したか→イオン系列店舗、イオンモール内店舗の入会を確認している。
○渋滞対策、周辺住民の交通安全対策、深夜の騒音対策→周辺住宅街を抜けるルートはガードマンを配置(イオン負担)し、ご遠慮いただいている。OPEN時は100人の警備員。現在は80人くらい。 ○市のイベントは一緒にやれるのか。市民の反応について→具体的な企画については承知していない。太田NPOセンターが管理している文化財の展示は実施。来客者のアンケートは行っていない。商工会議所が独自の調査を行った。太田市外の来店者が多い。 ○従業員2160人のうち地元採用の人数は。市の働きかけは→分からない、承知していない。新聞報道によれば、1700人のパートが太田市と近隣から採用されているらしい。求人倍率は1倍以上となっている。 ○コンセプトは「東京へいかなくとも東京のものを買える」ということ。食料品は22:00ごろが賑わう。太田は工業の町ですね、とイオンに言われた。
イオン太田とイオン羽生の規模比較
中央商店街振興会長 栗原氏のお話イオンの看板が羽生市にもありました。そちらのほうまでが商圏なんですね。イオンのついては当初、危惧していました。新聞記者さんには「何で反対運動をしないのか、注文をつけないのか」といわれました。大店法も変わり、なりゆきにまかせるしかない、危機意識はもっていますけれど。「影響はない」お店がアンケートでは多いようですが、統計というのは、うまくとるとどっちでもとれるようになるわけです。 中心商店街は、どこの町でも厳しい状態です。活性化策がありそうで、ない。商店街のなかで経営不振になって撤退する店をいざとなると応援のしようがない。空き店舗はふさがらない。今までも売上が少ない、これ以上売上が下がっても、下がった底辺の範囲内でやるしかない。客数とすると、月2~3回来てくれたお客が2〜3ヶ月に1回しか来ない。 店に来るお客の頻度が減っている。商売に関しては明るい話題はないです。新聞には「元気のある太田の町」とでていますが。 イオンには、土日はすごい来店があります。お年寄りには広すぎて困るようですが、若い人たちは集まっている。地元の専門店には影響が大きい。完全に競合する商売は厳しい。 地元商業者の入居については、優先的に取り扱うとの触れ込みでした。最終的には18店舗が申し込みましたが、5店舗しかはいらない。フランチャイズのチェーン店、洋服のお直しやさん、JTB旅行代理店とか。地元より系列で安全なお店を入れたいとのこと。 宝石店は確認できないんですね。ハナマルうどんとラーメン屋さんとレストラン、JTB。以前、成田のイオンを見学しました。イオンの感覚は、「地元」というと「群馬県全体」ということで、太田じゃない。テナント料が高いからでられないのでなく、相手(イオン)に切られてしまう。 (何か生き残る方策は?)正直言ってないですね。組合員の役に立つことを考えていますけど。おはずかしい話ですが、昔の商工会長のお店も潰れた。テナントに出ることに関して会議所などアドバイスしてくれましたが、思惑通りにいかない。イオンは金太郎飴。どこのお店も同じです。商店街として再認識いただきたいが、イベントをうつにしてもお金と労力がかかる。商店主は消極的です。
太田市としては、税収面でうんといいのでしょうが、地元の商店へお祭りなど最初に協力要請がきます。売上の割合からしたら、それなりの負担をしていますが、大型店は(売上の割合からしては)ほんとにつつましやかな支援しかしない。 (組合でまとまって出るとかは?)ありません。協力なリーダーがいればですが。30年前のユニーとの合体ではうまくできた。よき時代もあった。現在は、小さい商店は疲弊しきっている。家賃、共益費に販促費、毎日夜11時まで、年中無休の条件で、経営者としては従業員確保の問題からなにから大変な労苦です。
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