産業建設委員会 現場視察(2003年9月18日)


9月定例市議会における産業建設常任委員会では、
「とにかく現場を見なきゃ話にならない」との意見から、
急きょ市内各地の懸案となっている「現場」に足を運び、
現地で担当者の方々にお話しを聞いてまいりました。
(折角行くんだから、ってことで視察先も増えましたが)、
残暑厳しき中、各委員の皆さんの精力的な活動には敬意を表したいと思います。
産業建設委員会は、蜂須委員長松本副委員長、以下、
吉田委員、高橋委員、石森委員、峯委員、渡辺委員、そして私永沼。概要は次のとおりです。

工事の影響で
狭い羽生駅東口
進捗状況など
早速説明を受ける
これが完成予想図
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現駅舎の直ぐ前
すでに基礎パイルが
壊される「りく橋」
根津社長(当時)の直筆
鉄骨部分が姿を見せる

1番線ホーム
基礎部分を工事中
屋根がないと
不便なんです
仮設の屋根を
付けて欲しい

秩父線のホーム
まるでプラレールみたい
西口の昇降口
姿を現す
50tの大型クレーン
フレームに入らない

基礎部分ができると
あとは早い
なんかサッパリ
しちゃったよな
西口の現状
駐輪場はどうなる?

1年後にはここは
西口広場です
続いて昭和橋袂
道の駅予定地
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すごい広いです

こっちの先には
ヘリポートが
何をどう建てるのか
質問が続く
おおこれは
さっきの駅舎の

東武車両基地(予定地)
草生す用地
こりゃ草刈りが
大変だわ
建設計画図です
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いつになったら
出来るのでしょう
廃材置場だし
火災とか大丈夫?
で、こちらは
下川崎工業団地

ここは更に広い
一面、草原のよう
建設計画図
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草刈りにも大変な
お金が掛っている

熱心に質問する
産業建設委員

感想等

印象は一言ことでいって(羽生駅舎を除いてですが)「草、草、草・・・」。(「シムシティ」って知ってます?まさにあれって感じです。予算を投じて区画を作り、いろいろやってみるのですが、なかなか建物が建たない〜(~_~;))

もっとも、着工した時期や事業主体など条件はそれぞれ違いますので、あくまでも「印象」ということで、余り深い意味はないです。(どちらかというと某土地区画整理事業がゲホン、ゲホン・・・)

回った順番で、まず最初は「羽生駅駅舎」
この工事には市民の皆さまのいろいろな意見がありますが、羽生市の32億円にも上る資金投入により形は出来上がりつつあります。
(現駅舎の屋根の件については・・・はぁ、でしたが)

国の景気刺激策で国庫補助が前倒しとなり、工事予定も多少変わるようですが、まずは計画どおり順調に推移しています。
駅舎改築に付随して、西口広場が整備され(関係ないけど東口の「昭和電飾鳥居」はどうするのかな。)羽生のイメージアップにも大いに力になる事と思います。
自由連絡部分(東西を結ぶ通路)は建築終了後も羽生市の管理になるようですが(その他の部分は鉄道会社・・・民間会社の面倒見過ぎているんじゃ)、全体的にやはり少し贅沢な感じ、オーバースペックかなぁと思います。

さて、その後回った三ヶ所、「道の駅」、「東武操車場(車両基地)」、「下川崎工業団地」

冒頭で「草深い」旨の印象を述べましたが、

まず「道の駅」。これは、スーパー堤防に防災拠点を作るというのが目的で、用地や基本的な建設は国と県が実施します。羽生市はその出来上がった用地に防災施設(非常時の要員の待機場所のようなもの)を作る、ってことなのですが、場所もいいし、「道の駅」を作ってもいいですよ、と言われている案件です。

「道の駅」は人気施設であちこちの市町村が名乗りを上げている。よって、これはチャンス、ということで羽生市は作る方向で調査費(ボーリング調査、設計委託)を計上しているのです。

ですから、ここは草ぼうぼうでも、草刈り代は国・県が払っているし、先も見えている。問題があるとすると、「道の駅」が出来上がってからの管理運営。キヤッセのように、その後赤字が毎年でるようだと(これは市民の負担になりかねない)困るということ。
ただ、ロケーションはいいので、常識的に考えれば大丈夫でしょう。(とおもうが・・・)

続いて、最近話を聞かなくなった「東武操車場(車両基地)」。必死の思いで用地買収に奔走し、建設計画もできているのですが、事業主体である東武鉄道が経営難に陥っており(赤字)、計画は宙に浮いている状態。ただ、すでにこの用地の所有権は東武鉄道に移っているので、やはり、草ぼうぼうでも市にとって痛手はあまりない。とはいえ、建設計画を遂行している市の立場としては、事業計画の先行きなど問い詰められても答え辛い訳で、景観上もそうですが、困った状態ではあります。

そして最大級の草ぼうぼうは「下川崎工業団」。 この事業は県企業局が主体となって進めているので、もちろん草刈り代は県の負担です。 万が一分譲地が売れ残っても(その可能性はある)県の負担であって、羽生市としては痛手はそれほどでもないかな。(税収が伸びないという点では痛手ともいえるが)
これだけの広くかたまった用地、しかも東京に近いのですから、なんかこう上手く使う方法はないんですかね。ばらばらにしたら、なんというか「夢」も消えてしまうような気がしました。
都心に集中する機能を災害時にバックアップする、そういった施設を集積するとか(太い回線を東京経由でなく別系統で通すとか、耐震性の高い建物でデータをバックアップできる、災害時でも会社機能が麻痺しないセンター、安全性の面で企業に売り込むなんてどうでしょう)、いままでどおりの企業誘致を続けていても、生産設備は中国への流出が止まらないし、難しいのではないでしょうか。


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