展示27 万馬券馬BOXでまた万馬券


日時2000年 03月26日 中山 11R 日経賞(芝2500m/良) 10頭立
レース結果
1着 8枠 9番 レオリュウホウ 菊沢隆9人気
2着 6枠 6番 ステイゴールド 熊沢2人気
3着 4枠 4番 メイショウドトウ 安田康4人気
配当
単勝05193.9倍
枠番連勝6-844.5倍
馬番連勝06-09474.7倍 × 200円投資 = 94,940円

 人気薄で万馬券を出した馬は、弱い馬なんでしょうか?

 こたえはもちろん「No」です。私の馬券の先生・T氏もここで書いてますが、 「弱いのに来たから万馬券」なのではなく、「強いのに評価されずに(人気がないのに)来たから万馬券」なのです。 その典型的なのが99年末のスペシャルウィーク。後にJCを勝ち、有馬記念で2着したこの馬、秋の天皇賞で出した万馬券は、 「弱いのに来た」のではなく「強いのに前走の凡走で評価されなかったのに来た」から万馬券になった、と言えるのではないでしょうか? もちろん2着のステイゴールドも同じですね。この馬なんかは、何回もG1で惜敗に持ち込めるほど強いのに、 評価されず数戦負けると一気に評価を落とし、幾度となく穴を空けている典型的なタイプです。
 ですので、万馬券を獲る1つの必勝法に「過去に万馬券を出した(強い)馬を追いつづける」ってのがあると思います。 強い馬は(故障でもしない限り)突然弱くなることはありません。数戦凡走したとしても、それはきっと何か目に見える、 もしくは本人(本馬?)にしか分からないかもしれませんがなんか「理由」があったはず。気分よく走れれば、 もう一度穴を空ける可能性は、十分あるはずですよね。

 ....と前置きをしましてこの年の日経賞。10頭立てと言う寂しいメンバーのレースでしたが、 なんとそのうち4頭(ステイゴールド、アメリカンボス、シグナスヒーロー、レオリュウホウ)までもが過去に万馬券を獲ったことがある馬でした。 このレース、圧倒的一番人気はグランプリ3連覇中のグラスワンダーで、上記4頭は2・5・8・9と人気もばらばらでしたが、 グラスワンダーがいるために評価されていないだけで、過去に重賞で万馬券を出したこの4頭も、重賞で通用する強さを持っている、ってのは明らかです。 ですので、この4頭(ちょっと感謝の意味をこめてましたが)と、トニービン産駒ミスズシャルダンの5頭ボックスを買った私にとって、それが極めて自然のことでしたし、 単勝193倍でレオリュウホウが勝ったのを見ても、全く不思議ではなく、むしろ逆に「レオリュウホウが193倍もつくなんて、 世間のみんな、買い方がヘタだなぁ」と思ったものです(^^;)

 レオリュウホウだけでなく、このように毎回人気薄になって、何度かに1度穴を空ける馬って、他にもたくさんいます。 最初の繰り返しになりますが「弱いのに来た」のではなく「強いから来た」なのです。
 「フロックだ」と文句をいうのは簡単ですが、文句からは何も生まれません。それより「その馬が強かった」と認めてみませんか? 「レオリュウホウがG2勝ちのある強い馬だ」と認めていれば、この474.7倍、苦もなく取れたはずなんですから。

 走るのは馬ですが、人気を決めるのは人間なんです。
 レース結果とオッズ、強さを表すのはやっぱりレース結果ですよ。


何かありましたら、こちら まで。


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