展示21 〜 こんなレースは荒れる！ 万馬券講習その１ 〜
| 日時 | 1999年 09月12日 中山 07Ｒ ３歳新馬（ダ1200ｍ／良） 15頭立 | ||||||||||||||||||
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万馬券を獲るには、万馬券を買うしかありません。でも万馬券を全部買えるわけはありませんし、
毎回万馬券狙いをしていたのでは、とてもじゃないですがお金は続かないでしょう。
万馬券を獲るには「万馬券を出しそうな馬に狙いを定める」のは当然ですが、それ以前に「万馬券が出そうなレースに狙いを定める」
のが重要となるわけです。そんな中で、私が絶妙の狙いで獲得したこの万馬券を紹介します。 下の画像は9月のとある日曜日、いつもの様にPATをたちあげて、一番近いレースの情報を取得したときに出た画面です。 まずはこちらをご覧になってください。  このオッズ表は、レース開始約30分前なのですが。私はこれを見たとき「このレースは荒れる！」と直感しました。 そう思った理由はいくつかあるのですが、皆さん見つけられますでしょうか? １つめは簡単ですね。たぶん皆さん最初に気づくと思いますが。「多頭数ながら人気が一本被り」であるということです。 つまり「堅ければ本当に堅い」けど「荒れたら＝1番人気がコケたら大荒れになる」という典型的なレースである、と言えるでしょう。 ２つめは、１つめと同じようでちょっと違うのですが。「２番人気以下の単勝が全て２ケタであるということ、 つまり「２番人気以下はドングリの背比べ」「２番人気以下は横一線でありどれが来てもおかしくない」と言うことです。 次に気がついてほしいのが、このレースが「新馬戦」であると言うこと。 しかも「開催2日目の新馬戦」。つまり、「全ての馬が初出走」であるということです。 ですから、この単オッズは、前走の成績やタイムなどで決められたのではなく、「調教や血統」で決められたオッズなのです。 10番の馬は調教か血統か騎手か？いずれにしても馬の成績ではないところで決められた「圧倒的１番人気」なわけです。 もちろん「あっさり圧勝する」可能性もかなり高いと思いますが「危険な人気馬」である可能性もかなり高いわけですね。 あとは....細かいことですが「4回中山2日目」であるということ。つまり、毎年荒れると定評のある秋の中山開催週であると言うことです。 開幕週が荒れるのは、ある意味当然ですよね。特に新潟→中山では、坂の有無、直線の長さ、など、 全くと言っていいほどコンディションが違います。乗る方も、走る方も、馬券を買う方も、そう簡単に変化に対応できないでしょうから、 新潟の感覚で中山開催を迎えると....荒れて当然でしょう。 ここまで考え「このレースは荒れる！」と読んだ私は、荒れるレースを獲るためのベストな馬券「ボックス」で投票しました。 5頭ボックスに選ばれた馬は2・3・10・11・15。順にこの時点で７・１４・１・１０・２番人気の馬です。そして結果は....。 一番上に書いてあるとおり、１４−１２番人気決着で、単勝・枠連・馬連のトリプル万馬券。獲ったのは馬連だけですが、 それでも200円が一瞬で12万円に。会心の的中となりました。 ここまで読んで「あれ？」と思った方。あなたはチェックが鋭いですね。そう。30分前の時点で単勝万馬券はいなかったはず。 勝った馬は同じ１４番人気ながら単勝が75倍→150倍、2着の馬（２番）は、30分前の時点では７番人気が最終的には１２番人気（ちなみに44倍）。つまり、 この30分の間に、勝った３番、２着の２番の馬はそれぞれオッズがなんと倍！になっているんです。 ここで「何でこの２頭が一気に評価が落ちたのか」は論じても結果は出ませんので、別の角度から皆さんに質問。 「どっちが正しい人気だと思いますか？」 もちろん「正しいオッズ」は、最終的にJRAが集計した配当＝後者が正しいに決まっていますが、 「正しい人気」は実は前者なのではないかと私は思います。その理由は、 「締め切り間際はオッズがオッズを動かす」から。私自身も多々やってしまうことですが、 「この馬は単がxx倍もつく。オイシイから買おう」とか「馬連より枠連が付くから枠連を買おう」などなど....。 最後の１０分くらいはオッズが乱高下し、信頼性は低くなっているのでは？と思います。 ですので最近私は「直前のオッズはできるだけ見ない」ようにしています。また、直前オッズを見なかったからこそ、この万馬券が獲れたわけです。 「オッズを分析しながら、しかしオッズに決して躍らされない」こと。これが私が持っている数ある「必勝法」の１つです。 皆さんも是非お試しあれ。 |
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