展示12 〜 単勝8倍を当てたつもりが… 〜


日時1998年 06月13日 東京 09R ラ・セーヌ賞(ダ1400m/重) 14頭立
レース結果
1着 4枠 5番 アグネスゴアー 岡部5人気
 8枠 14番 フルハウス 南井10人気
3着 6枠 10番 ユウシャ 橋本広1人気
配当
単勝054.4倍
× 300円投資 = 1,320円

1410.1倍
枠番連勝4-854.4倍
馬番連勝05-14114.0倍 × 100円投資 = 11,400円

 その日、私は安田記念の前日売りを買いに、久しぶりにWINS後楽園に来ていました。 タイキシャトルで鉄板なのは誰の目にも明らかだったんですが、ここで素直に買ってもぜんぜん儲からない。 ですので、前の年の安田記念でも◎を打ったロイヤルスズカを買いに。通用しないのは分かっていても、 前の週にダービーで万馬券をGETしている私にとって、夢は「2週連続万馬券」。やはり、 心理的にどうしても穴馬を探してしまいます。

 さて、そんな中WINS後楽園で広げた新聞に、いかにも荒れそうなレースを見つけました。 東京9R、ラ・セーヌ賞。900万下という非常に不安定な馬の集まったクラスの、しかもハンデ戦、 さらに紛れの多そうなダート1400m、と、新聞が「万馬券出るぞ」と語り掛けてきています(笑)。 せっかく100円単位で買えるWINS後楽園なんですから、こういうレースを買わずにはいられません。 ここで万馬券とは行かずとも、高配当を射止めてやろう、と、正に「高配当狙い」で検討を始めました。 500円単位のWINS横浜なら、これだけ荒れそうな難解なレースは、逆に敬遠するところなのですが…。

 そんな中、1頭の怪しげな馬を発見しました。その馬の名はアグネスゴアー。 この馬、岡部騎手を背にしているのですが、所属は何故か森厩舎。 森厩舎=武豊騎手、そして岡部騎手=藤沢厩舎という勝利の方程式のイメージが強いだけに、 何かこの「森厩舎=岡部騎手」のコンビには妙な違和感を覚えました。 そして…。気づいた時にはマークシートにはこのアグネスゴアーの単と、そこから穴に数点、 という買い方になってしまっていました。

 レースは、さすがにハンデ戦らしく、ゴール板を通過する時には5〜6頭がダンゴ状態。 こういうレースになった時は私はハンデキャッパーを尊敬します。…と余談はさて置き、そのダンゴ状態の状況ですが、 脚色は圧倒的に差してきた1番人気ユウシャが鋭いものの、スローで見るとどうも3着の模様。 そして、激しい1着争いは、単勝を買っていたアグネスゴアーと、 アグネスゴアーからの相手の1頭に選んでいたフルハウス。馬連は当たったのは分かるのですが、 馬連はたった100円。それより300円買った単勝の方が気になりました。 そうです、この時点で私はこの馬連が万馬券だとは、全く思っていませんでした。 相手にきたフルハウスは南井騎手。新聞をみても5〜60倍程度でしたので。

 そして気になる1着争いは…。掲示板に出た着差はなんと「同」。お陰で、9倍弱ついた単勝が半額に…と、 ここで一度気落ちしてしまったのですが。その後、配当を見た時、再び喜びが。 なんと、5〜60倍と思っていた馬連が「11,400円」と表示されていたのです。 単勝こそ440円に落ちてしまいましたが、万馬券となれば話は別。フルハウスにも文句は言えませんね(笑)

 後に、最初に書きました「武豊=森厩舎」コンビ、「岡部=藤沢厩舎」コンビは、8月に2週連続フランスGT制覇の快挙を達成しました。 やっぱり、この2組のコンビは東西の雄、最強コンビです。 でも、たまにはこういう変わったコンビも良いものですね。しかも、岡部騎手−南井騎手で万馬券、とか、 1着同着で万馬券、など、普段なかなか見ない珍しい万馬券を取れて、結局安田記念は外したものの、 この週末は大満足でした。


この日の主な
レース結果
ゴーイングスズカ悲願の初重賞目黒記念
タイキシャトル快勝、仏遠征へ文句無しの壮行翌14日・安田記念


何かありましたら、こちら まで。


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