展示04 〜 同枠がくれた幸運。大震災がくれた幸運。 〜


日時1995年 04月02日 京都 11R 大阪杯GU(芝2000m/良) 13頭立
レース結果
1着 3枠 4番 インターマイウェイ 松永幹12人気
2着 5枠 7番 ダンシングサーパス 熊沢6人気
3着 4枠 5番 エーブアゲイン 河内5人気
配当
単勝04140.4倍 × 500円投資 = 70,200円
枠番連勝2-368.8倍
馬番連勝04-07629.3倍

 「馬連」は最大で(18頭立てで)153通りの馬券があります。ですので、取るのは難しい万馬券ですが、 出るのはそれほど確率は低くありません。ですので、とにかく万馬券だけを狙い続ければ、 その収支はともかく、回数を当てることはそれほど難しくはないでしょう(私のポリシーには反しますけど)。 それに対して、「単勝」は最大で18通り。ですので、万馬券になるのは、かなりの低い確率、と言えます。 万人が認める「要らない馬」が、それでも「勝ってしまう」という局面にならない限り出ないのですから、 これを取ったこの「大阪杯」は、よほど幸運が重なったのかもしれません…。

 阪神大震災の影響で、京都開催になった95年の大阪杯。例年どおりかなりのメンバーが集まりました。 1番人気になったのは、前年の天皇賞馬ネーハイシーザー。2番人気は重賞連勝(日経新春杯、中日新聞杯)で、 一気に表舞台に上がってきたゴーゴーゼット。以下、中山記念3着の雪辱をしたいエーブアゲイン、 前年のダービー3着、菊花賞2着のヤシマソブリンなど、ここを勝つに相応しい馬はたくさんいました。 もちろん、わたしも、馬連はこれらのメンバーから買っていたはずなのですが…。

 馬柱を見ると、なんとも怪しげな馬が3枠に2頭。3枠3番に、前年のサファイヤSを、 重馬場とは言え2着に7馬身の大差をつけてブッ千切って勝ったアルファキュート(10番人気)。 そして3枠4番に、前年の六甲Sで、2年連続メイショウレグナムを2着に退けて勝った、という珍記録を打ち立てた。 インターマイウェイ(12番人気)が同居していました。 ともに阪神巧者。それが逆に京都は走らないのイメージとなり、人気が全くありませんでした。 それなら、と言うことで、2頭の単勝馬券を500円ずつ買っておいたのです。 買いたかったのはアルファキュートで、インターマイウェイはオマケだったというのが本当のところなんですけれど。

 道中、果敢な逃げを打ったアルファキュート。しかし、さすがに古馬GU。そうそう簡単には通用しません。 4コーナーを待たずに綺麗に沈んでいきました。 そして先頭は…。ネーハイシーザーは全く伸びてこない(^_^;)。ゴーゴーゼットも後方侭。 エーブアゲイン、ロイスアンドロイス、後方から来たダンシングサーパスら穴人気馬が凌ぎを削っていると、 内から1頭スルスルと伸びてくる1頭が。アナウンサーも予期していなかったのか、実況の声も裏返りながら、 聞こえたのは何と「インターマイウェイ、インターマイウェイです!!」でした。

 後から見返すと、インターマイウェイ絡みの馬券は、この単勝以外1点も買ってませんでした。 それだけにまさに偶然の産物とも言えるのですが。 でも、前走(中山記念9着)を除くと、そこまで3戦が2-1-2着。得意の阪神・中山でとは言えちゃんと好走してました。 それだけに、もしこの大阪杯が阪神でやっていたら、馬連はともかく単勝は万馬券ではなかったでしょうね。 (それだと買っていたか、勝っていたかは分かりませんけれどね)。 そういう意味では、この年の大阪杯が京都でやってくれたのに感謝しています。 ですので、この配当金7万円は、後に阪神大震災復興基金に全額寄付…しませんでした。ごめんなさい。
 でも、やっぱ気持ちよかったですね。単勝万馬券は。機会があったら是非また取りたいものです。

この日の主な
レース結果
オギティファニー重賞Vダービー卿CT
フジヤマケンザン、香港初挑戦、10着前日香港、QE2世C


何かありましたら、こちら まで。


HOME|  |BACK