展示01 〜 Beginner's Luckで「初勝利」 〜


日時1994年 03月06日 中山 5R 4歳新馬(ダート1800m/良) 12頭立
レース結果
1着 5枠 6番 エリモハヤブサ 吉田7人気
2着 2枠 2番 カナカンテンウン 11人気
3着 6枠 8番 ユキノタイヨー 酒井健10人気
配当
単勝0618.9倍
枠番連勝2-5178.3倍 × 500円投資 = 89,150円
馬番連勝02-06397.2倍

 あなたにとって「クラシック」はいつから始まりますか?  もちろん、京成杯やシンザン記念、それ以前の3歳重賞から、いわゆる「ダービーに出るための闘い」は始まっていますが、 競馬を始めて間も無い、この当時の私にとって、クラシックは「弥生賞から」でした。
 というわけで94年のクラシック戦線。巷では、前年の朝日杯3歳S勝ち馬で、後の三冠馬ナリタブライアン一色ムード。 でも、そこはひねくれものの私(^_^;)、「打倒・ナリタブライアン筆頭格(?)」として、 3戦3勝でこの日の弥生賞に駒を進めてきたエアチャリオットをクラシックで追い続けようと心に決めていて、 この日も、エアチャリオットからの馬券を買いにWINS横浜に遠征に来ていました。この頃は、 何故かお昼頃にはWINSに行っている習慣があったらしく(?)、その日着いた時には5R直前。 そこで運試し?と、とりあえず2点ほど馬券を買ってみることにしたのが運のツキだったようです。

 といっても、2週目の新馬戦。検討材料なんて何もありません(笑)(←だから運試しなんですが)。 そこで買った馬券は、2頭いた経験馬(つまり連闘)のうちの1頭の2番カナカンテンウン(なんと後で見ると12頭立11番人気)。 相手には…と、どうせ考えても分からないのでで2点(枠の2−5、2−6)を選びました。
 まぁ所詮運試しだし、1000円だけだし…と、本当に軽い気持ちで買おうとしていました。 当然、オッズなんて見てませんし、あまりに真剣に「当てよう」なんて考えていなかったので、 マークシートの「枠連」を「馬連」とマークしていたのに、直前まで気づかなかったくらいでした(^_^;)。
 幸いにも買う直前にこの間違いに気づいてマークし直したのですが、もしここで気づいていなかったら、 私の競馬人生は、全く違ったものになってしまったと、今正直に思います。

 で、レーススタート。抜群のスタートを切って逃げたのは、さすが経験馬カナカンテンウン。うん、私の目は間違ってなかったな(笑)。 そして、2番手につけたのは、黄色い帽子のエリモハヤブサ。買った馬券の中の2頭が先頭を切って逃げていきます。 「おいおい。このまま行ったら馬券が当たっちゃうぞ。でもそんなにうまく行く訳ないよな」なんて事を考えながら、 馬群は4コーナーへ。ここでさすがに後方の馬群が詰め寄って…全く来ない(^_^;)。結局、後ろの馬群より、 この逃げてた2頭の方が更に脚色が良く、何とゴールした時には2着と3着の間の差は8馬身。 あまりにあっけない決着でしたが、これが私にとって生涯初勝利の万馬券でした。

 確定までのしばらくは、思いっきり興奮してたと思います。しばらくしてようやく冷静になってオッズを見ると、 何と178.3倍。レース結果を見ると、3着には6枠の馬が入って、いい加減に選んだ予想は何とほぼ完璧(1−2、2−3着)。 馬連は400倍らしいが贅沢は言うまい…と、確定配当のアナウンスを聞いていた時に、ちょっと背筋が凍りつくものを耳にしました。 良く聞いてみると、「枠番連勝、2−5、17,830円。馬番連勝、2番、6番、39,820円。」 ここでようやく思い出しました。最初間違えて買いそうになった馬券が、枠連ではなく馬連の2−5、2−6であったことを。 「もしかして、書き間違えたままだったら、398倍を当ててたの…?(^_^;)」…と。

 それから、ここにもう一つの「初勝利」が。この年デビューで、後に東の豊とまで称されるようになる吉田豊騎手の、 嬉しい初勝利がこのレース(騎乗機会2回目)でした。もちろん、この時にこの騎手は将来芽が出なくても、 ずっと応援しようなんて、今考えるとものすごく失礼?なことを考えていました。 でも、私の馬券は明らかにビギナーズラックですが、吉田豊騎手の初勝利はそうではなく本物でしたね。

この日の主な
レース結果
デビュー戦4角逸走のサクラエイコウオー、重賞初制覇弥生賞
ノースフライト、マイラーズC(中京1700m)、1分40秒6のレコード勝ちマイラーズC
タイキブリザード−サクラローレルという夢のようなワンツー4歳500万下 ダ1800m


何かありましたら、こちら まで。


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