『花火』


何もない大空に咲いた 儚い命
何故そんなに堂々と
何故そんなに潔く
この一瞬の命のために生まれたもの
そして僕の心に感動を与えた いつまでも

こんなにも大勢の人達の頭上で 繰り広げられる別世界
生まれては散っていく 花火を見てた
あまりにも美しすぎて
その余韻が哀しくて
僕の頬を伝う涙に 花火の破片が消えていった

風のない駐車場で 暑い夜
小さな小さな線香花火
あなたと2人で見つめていた
この一瞬の命のために生まれたもの
そして2人の心に感動を与えた いつまでも

たった2人の目の前で 精一杯の輝きを
生まれては散っていく 花火を見てた
あまりにも儚くて
その光が哀しくて
言葉も出せずに見つめていた
いつまでも
いつまでも