『9月の海』


季節はずれの海が見たくて 1人で飛ばした16号
サンルーフからは流れる雲が広がり始めた9月の空
昨日の事を考えるより 明日の夢を追いかけよう
ただひたすらに走り続けた

さあ行こう 車に乗って 岬はもう目の前に
好きな音楽ガンガンかけて あのカーブを曲がったら
蒼い海と 青い空が 水平線で区切られて
それだけでもう うれしかったんだよ

季節はずれの海を見ながら 1人で見ていた境界線
夕日が落ちて 滲んだ絵の具みたいだった9月の海
夜のとばりが降り始めたら オレンジの月が顔を出した
静かに波の音を聴き続けた

なんでだろう?心が落ち着く 広い海の目の前で
好きなメロディー口ずさんで ふと上を見上げたら
白い星と 大きな月が 黒い空に散らばって
それがすごくきれいだったんだよ

さあ帰ろう 車に乗って 明日はもう目の前に
好きな音楽ガンガンかけて アクセル一杯踏み込んだら
明日に続く道が 朝日に照らし出されて
それだけでもう 楽しかったんだよ
それだけでもう 笑えたんだよ