江古田MARQUEE
◆ライブ日時:2001.11.25(日) 19:00〜 ◆開催会場名:江古田MARQUEE
【セットリスト】
1.戦え!野良犬
2.9の位置
3.確認
4.明日が見えない
5.走るだけ
6.THANK U BABY
7.21
3連休の最後の日。 金土と友達と温泉旅行に行って、気分もリフレッシュして帰ってきた次の日のライブ。 いつもながら車で移動する私ですので、渋滞の事を考えて早めに出発。 現地に着いたのは15:30頃・・・早すぎ?(笑) とりあえず近くの駐車場の下見をするが、立体駐車場しかなくて入らなさそう・・・。 さて。どうしようかな? とりあえず会場の前に車を止めて、CDを聴きながら耳コピしたりしてたら。 おや?あれは関さんではなかろうか? と、車に乗ってる関さん発見。 続いてマーキーの前に忽然と出没した倉田さんを発見。 あ・・・倉田さんや・・・と思てその後ろを見ると、マキちゃんまで立っとった。 そっかぁ。今からリハなんや。 前日に福島に行った時、薄皮饅頭で有名な柏屋で差し入れを買ってきたので、とりあえず車を降りて 渡しに行く事にしまして。 車を降りて歩いてると、マキちゃんがこっちを見て不思議そうな顔をして。 「なんでこんな早よからおんねん?」という表情(^-^; ホンマすみません。小心者なので早めに行動しないと不安なんです・・・(^-^; で、お土産を手渡す時にふと奥を見ると、アナムちゃんもいました。 目が合ったので、お互いに会釈で挨拶。  小鉄「今日も楽しみにしてますんで。がんばって下さいね。」  マキ「いや、ホンマいつもすみません。楽しみにしとって下さい。」  小鉄「はい〜(*^^*)」 とかなんとか、少しお話して。 始まる前からマキちゃんとお話できて、ちょっとうれしい小鉄。 エエ1日になりそうです。 開場時間になり、中に入ると・・・・うわ。狭い。 でも、ええ感じ。椅子が並んでて、落ち着く雰囲気。 オールスタンディングの会場も良いのですが、こういう落ち着いたライブハウスって好きだなぁ。 アコギが似合うお店。そんな感じ。 マキちゃん側の目の前の席に座る。 ステージの高さは20cmくらい?いや、15cmくらいかな? 距離は50cm・・・かなり近距離です。 ちょっとワクワク。 席を確保したので、ドリンクを取りに歩いてると、 「小鉄さんですか?」・・・という声が。 このサイトに遊びに来てくれてたウルフのかおりんごさんでした(^^) 入り口の近くに立っていたので、小鉄の後ろの席が空いてたはずだよ、と前の席へ一緒に行って。 声かけてもらって、なんかうれしいなぁ(*^^*) またウルフの輪が広がりました♪ そうこうするうちに、まずは今日が初ライブだという男の子のライブが始まる。 アコギ1本で、ちょっと緊張した感じ。初々しいです。 そのライブを見終わり、外の喫煙所でタバコ吸って倉田さんと少しお話。  小鉄  「今日のステージ、近いですねぇ!ワクワクですよ(*^^*)」  倉田マネ「いい感じでしょ?今日も楽しみにしてて下さいね(^^)」  小鉄  「そういえば、いつもマキちゃんの目の前でメモばかり取っててすみません(^-^;       本人、気にしてません?」  倉田マネ「ちょっとだけ・・・(^-^;」 あぁ!!!やっぱり!!(;_____;)  小鉄  「いやー、HPでライブレポ書いてるんで・・・それで忘れんように書いてるんですけど。       やっぱ、気にされてます?(涙)」  倉田マネ「いやいや、本当にちょっとなんで、大丈夫ですよ(^^)       レポも読ませてもらってるので。」  小鉄  「えー!読んでくれてはるんですか?(嬉)」  倉田マネ「ええ、たまに(^^)」 そうかぁ・・・読んでくれてはるんや。ますますがんばって書こうと思いました(^^)  小鉄  「アナマキ、今日はラストですか?」  倉田マネ「いや、それは言わない方がいいかも・・・(笑)お楽しみという事で。」 ・・・って事は次かも? 慌てて中に入ると、Gibsonとカオルギターが並んでいました。危ねー(^-^; 席に着くと、マイクスタンドが私の横にセッティングされてまして。 マイクの位置がそこでしょ?・・・小鉄がここに立つでしょ? ・・・・・(≧∇≦) なんと、インストアライブよりも間近で拝見&拝聴することができそう。 半ば呆然としながら、席に座ってメモの準備をしていると。 客電が落ち、「戦え!野良犬」のSEが会場を包み始めた。 まずは沖山さん、続いて寺谷さんが登場。 そして続くようにアナム、そしてマキがステージへ。 客席からは拍手と歓声が。  マキ 「(手を動かしながら)立って!立って!!」 座ってたみんながガタガタと席を立つ。 今回のアナマキの服ですが。 アナムは緑色のタンクトップに黒いパンツ、ピンクの腕時計。 マキは両肩にチェーンのついた赤いタンクトップにボロボロに破けたGパン。 しかも、そのGパンの腰の所を折り曲げて、今回もヘソ出し仕様にしていました。 そしてギターを肩にかけ、準備が整うと両手を上げる2人。SEが鳴り止む。 ホンマに50cmくらいの所にマキちゃんが立っとるのです。 ちょっと首を右に動かすと、すぐにアナムちゃんがおるのです。 そして沈むアナム。 1曲目『戦え!野良犬』が激しく始まる。 今回はステージが狭いせいか、2人の動きはいつもほど激しくはなかった気が。 近すぎてどこを見てよいものかわからず、マキの手の動きばかり見つめていた。 耳に届くのは、マキのギターの生のカッティングの音。 こんな細い手で。 こんな華奢な指で。 どうしてこんな音が出せるんだろう? ふと右を見ると、アナム特有のアナムダンスが炸裂していた。 そして大きく上に振り上げられるストローク。迫力です。 聴き慣れた「野良犬」ですが、いつもより圧倒されてしまった。 そして間髪入れずに2曲目『9の位置』が。 やっと心に余裕ができて、2人の顔を見れる様になった。 険しい表情の2人。客席を睨み付ける様な視線。 目の前で紡ぎ出されるマキのハーモニクス。 首を左右に傾けながら歌うアナムの表情。 眉間にシワを寄せながら時々吠えるマキの声。 2人の額にはうっすらと汗が滲んでいる。 スゴイ。 持っていかれそうになる。 でも、曲が終わるとガラっと変わる2人の表情。雰囲気。  マキ 「こんばんわー!アナム&マキですー!      今日は江古田マーキーに初上陸なんですけど・・・・こんなにみんなと近い所でねぇ(笑)      最後まで楽しんで帰って下さいねー!」  アナム「恥ずかしがらずにね!」  マキ 「そうそう。えー、では次の曲。      愛は確かめ合うもの。体と・・・」  ウルフ「言葉で!」  マキ 「みんな、一緒に言って!愛は確かめ合うもの・・・体とー?」  ウルフ「言葉でー!!」  マキ 「うーん、ええ感じ!」 このコール&レスポンスでマキが「ええ感じ!」って言ったのは、小鉄は初めての体験です。 マーキーの狭い特有の空間が、一体感を生んだんだろうか? マキちゃん、すごくエエ表情でした。 そして、アナムが腰を落とし、3曲目『確認』のカッコいいイントロが弾け飛ぶ。 間奏で吠えるマキ。マイクなんかいらんと思う。 そして最後のサビ。  マキ 「♪愛は確かめ合うもの〜 体とぉ〜 みんな、一緒に!!」  ウルフ「♪言葉でー!」 最後のチョッパー弾きでドラムとテンポが合わず、アナムが入り損ねる(^-^; マキをチラっと見て笑うアナム。 そしてそのまま1小節ズレて終わってしまい、2人合わせて「やってもーたー(^-^;」という表情で 笑っていました。 こういうのも小鉄的にはライブ独特でいいと思います(^^) そしてMCタイムへ。  マキ 「改めまして!アナム&マキですー!・・・・マキですっ!(笑)」  アナム「・・・江古田「マーキー」(笑)」  マキ 「・・・・・(^-^;      それはなんですか?ダジャレですか?・・・くだらないですねぇ(笑)」  アナム「いやいや・・・(笑)      この江古田マーキーでは初めてライブをやるんですけど・・・なんか初めての気がしませんね。      実はアマチュア時代に2人でよくこんな感じの店でやってたんで。」  マキ 「そやなぁ。こんなWOODYな感じの所でようやってたなぁ。」  アナム「お客さんが飲みながら・・・みたいな所でやってたんでね。」  マキ 「今日、初めてこの店入ってリハやる時も、楽しそうやなぁ・・・と思ってしもたんですが。      みんなは楽しいですかー?」  ウルフ「おー!」  マキ 「ホンマ、ありがとうございます(*^^*)」 と、ここでアナム側のシールドが音量落とさないまま抜けてしまい、すごい音が。  マキ 「・・・ビックリしたぁ!!(◎_◎;)      まあ、ライブなんでこんな事もあったりね。」  アナム「今回ここでライブができたのも、11/7に2ndアルバム『ゴッタ』が発売されたからでして。      ホンマ、おいしいゴッタ煮になってますので。みんな、最後まで楽しんでって下さいね!」  マキ 「そうそう。告知もしておきますか。      このゴッタ2ツアーが終わった後に渋谷クラブクアトロでワンマンやります!!      今日は短い時間なんでチョキチョキしかできませんけども。      ワンマンではいろんな事やって楽しもうと思ってるんで、是非!来て下さいね。      タイトルは『アナどるなマキかえせ』という、本当にステキなタイトルなんですけど(笑)」   客  「(クスクス・・・)」  アナム「それでは、その「ゴッタ」の先行マキシシングルにもなった曲、聴いて下さい。」 という楽しいMCタイムが終わり、4曲目『明日が見えない』が静かに始まる。 今日のこの会場の雰囲気に一番合っていた曲ではないだろうか? ちょっと切ない、ちょっと大人の雰囲気。 そしてそのまま曲が終わるとアナムがウィットリーギターの前に立つ。 リズムが刻まれ始め、マキがギターの弦を叩き始める。 本来ならここで客席に向かって、マキのギターパフォーマンスの見せ所なのかもしれないが、 ちょっとステージがいつもより狭いので動き回れない(^-^; ステージの端まで出てくるにも、最初からステージの端に立ってるわけで。 返しのスピーカーもステージ上ではなく、フロントフロアに置いてあるため足をかけるのも難しい。 いやいや、そんなパフォーマンスがなくてもこの曲はカッコエエです。 というわけで5曲目『走るだけ』。 アナムの淡々とした表情が逆にカッコイイ。 弦の上を滑らせる様に音を作り出していく。 途中、アナムのボーカルになった所でマイクの音が聞こえないハプニングがあり。 いやー、でもカッコイイ。 この曲は機会があれば絶対、ライブで聴いてみて下さい。 アナマキのライブでは様々な曲が聴けますが。 静かに聴かせる曲、客が参加する曲、そして見せる曲。 この曲はアナマキの世界を見せる曲だと思います。(私的感想ですが。) そして曲の最後。アナムがギターを持ち替える間にマキが吠える。 今回はアナムの掛け声も入り、気分は高まったまま6曲目『THANK U BABY』へ。 前回のライブからこの曲がすごく気になりだした小鉄なので、体全体でグルーヴ感を感じて体が揺れる。 体が揺れると前後に動く。 うわ。目の前にマキちゃんのギターヘッドが・・・ぶつかるかと思いました(^-^; この曲では、吸い寄せられる様にアナムの表情に目が行ってしまう。 こうやって近くでアナムが歌ってる表情を見ると。 どの曲でもそうですが、本当に、全身全霊で歌ってる・・・そんな感じ。 ビブラートをかける時の顔の動きとか。 目を閉じて歌う時の表情とか。 たまに、自分の中ではすごくノッてるんだけど、動きを止めて(というか動くのを忘れて)ボーっと 見てしまう時があります。 だって、カッコエエんやもん。2人とも。 そんなこんなで曲が終わると。 マキが軽くチューニングを始めた。 1弦と2弦を念入りに。  アナム「今日は、ホンマに最後までありがとー!」 そしてマキが、'あの'フレーズを弾き始める。 最後はこの曲なんや。でも、もう最後なんや・・・。 なんだか、自分の中で次の曲が聴ける感動と、もう最後なんやという残念な思いがグルグルしてて、 アナムの「ありがとー!」という声に反応でけへんかった。 客席もシーンとしてる。きっとみんな同じ気持ちやったんかなぁ? マキがもう一度叫ぶ。  マキ 「ありがとーー!!・・・・・って何もないんかいっ!(-""-;)」 みんな、我に返った様に歓声で答える。 私はというと、「もう終わりなん?」って呟くのがやっとでした。  アナム「みんな、またワンマンライブ、来てくれますか?」 ボーっとして無反応やったさっきの自分に反省した小鉄は、素早く「行くーっ!!」と叫んでました(笑)  アナム「・・・(笑)      ワンマンまでにもっといろんな場所でライブやって、美味しいもんいっぱい食べて、      体力とかつけて帰ってきますので。また年が明けたらライブに来てね!」  ウルフ「おーーーーっ!」  マキ 「いいねぇ(笑)」  アナム「じゃ、次が最後の曲です。いくつになっても、ずっと君が好きです。」  マキ 「おぉ!エエ事言うねぇ。」  アナム「聴いて下さい。『21』」  マキ 「1、2・・・カモン!」 そして・・・アナムのイントロにマキのスキャット。鳥肌が立った。 これ。 これなんです。 この瞬間なんです。 マキちゃん。ホンマにスゴイ人です。 ラスト7曲目『21』は見るもの聴くもの全てを忘れない様に、全身全霊で聴いた。 そして中盤、「愛ってなんなの?」の繰り返しが。  全員 「♪愛って愛って愛ってなんなの?」  アナム「いろんな事があるけど・・・」  全員 「♪愛って愛って愛ってなんなの?」  アナム「ここに来てくれたみんなが、愛をくれてうれしいね。」  全員 「♪愛って愛って愛ってなんなの?」  マキ 「(スキャット)」  全員 「♪愛って愛って愛ってなんなの?」  アナム「ありがとー!また来てね!!」  マキ 「(スキャット)」  ウルフ「(大歓声!)」 そして。『21』の最後。終わると思いきや「ラスト!」の掛け声でもうワンフレーズ繰り返され。 今回のライブは終了したのでした。 すごく一体感のあった今日のライブ。 終わってもしばらくボーっとしてた小鉄ですが、ふと我に返り、とりあえず今日のライブを忘れない内に メモを書き加えておこうと思い、入り口の喫煙所へ。 タバコを吸いながらメモに書き加えていると、隣に沖山さんがやってきて。  小鉄  「あ。お疲れ様でした(*^^*)」  沖山さん「あ・・・どうも(^^ゞ」 すると扉が開いて、アナムちゃんが出てきた。小鉄、ちょっとビックリ。 荷物を置いて、暑そうにパタパタしている。スタッフからウーロン茶を渡され、一息ついて。 ・・・とりあえず、声掛けようかなぁ。  小鉄 「お疲れ様でした。メッチャ良かったですよ!」  アナム「あ!どうもありがとうございました(^^ゞ」 中から出てきた女の子がサインを依頼。気軽に書くむっちゃん。  小鉄 「あ・・・じゃ、小鉄もついでに・・・書いてもらおっかなぁ。」 ついでにとは失礼な事を言ってしまった(^-^; しかも、ライブレポをメモってる、キティちゃんのメモ帳に・・・・(^-^; 気軽に書いてくれるむっちゃん。そして、ちょっとそのままお話を。(内容は秘密) 遅れてマキ嬢が出てきて、同じくサインをもらう事に。  小鉄 「そういえば、マキちゃんサイン変えたよねぇ?」  マキ 「気分によって変えるんですよ(笑)」  小鉄 「え?ほな、いろんなサインがあるっちゅー事は・・・ニセモノに注意って事ですか?(笑)」  マキ 「それはないと思います(^-^;」 おバカな事を話してしまい、ちょっと後悔(笑) そして、ライブ直後でかなりお疲れだったはずの2人ですが、その後の小鉄が投げかける言葉に 丁寧に対応して戴きまして・・・(^-^; お疲れのところ、ホンマにすみませんでした!m(_"_)m あまりここにいても邪魔かなぁと思い(いや、普通に喫煙所ってーか、廊下っていうか・・・なんですが。) とりあえず中に戻ってライブの続きを聴いて。 ライブ終了後、外に出ると・・・あ!まだ居た(笑) 思わずアナムちゃんに「まだ居はったんですか?もう帰られたと思いましたよ(^-^;」と言ってしまった。 その後、倉田さんと今日のライブについてとか、ウルフの輪についてとか、イロイロな話題で ちょっと立ち話をしてたら、横に居たアナムちゃんが会話に入って来てくれて。  アナム「小鉄さんは、仕事は月金なんですか?」  小鉄 「(ちょっとマヂボケで)月金?いや、土日が休みです。」  アナム「(笑)じゃ、月金やね」 はっ・・・ちょっとテンパってしまって訳の分からない答えを言ってしまった(;_;)  小鉄 「30日の下北沢のライブも行きたいんですけどねぇ・・・平日やし。どうかなぁ?」  アナム「某エプですよね(笑)仕事、がんばったはるんですねぇ(^^)」 倉田さんも、そうそう、某エプ・・・と笑っておられ。 ラジチャンのネタをしっかり覚えられていました(^-^;  アナム「もし、来れたらでいいんで、またライブ来て下さいね♪」  小鉄 「いやいや、ほな死んでも行きますわ!( ̄^ ̄)/」 そして片付けのために中へ戻って行くむっちゃん。  小鉄  「倉田さんもツアーで忙しいと思いますけど、体に気を付けて下さいね。」  倉田マネ「いやいや、それは小鉄さんの方が・・・・ムリして体壊さないで下さいよ(笑)」 反対に心配して戴きました(^-^; そして、倉田さんも後片付けのために中に戻って行ったのでした。 行く予定じゃなかった下北沢のライブですが、アナムちゃんの一言で行く事に決めてしまいました。 東京では最後のライブだし。 行かなきゃね。 というわけで、次回は下北沢のライブレポをお送りします。 かなりライブ以外で長くなってしまいましたが、普段のアナマキのフレンドリーな雰囲気なども 感じて戴ければ幸いです(^^) すっごくいい子達ですよ。ホンマに。 長々と、ありがとうございました!m(_"_)m