横浜CLUB24
◆ライブ日時:2001.11.21(水) 19:00〜 ◆開催会場名:横浜CLUB24
【セットリスト】
1.戦え!野良犬
2.確認
3.殴るように
4.HA・NA・GE
5.明日が見えない
6.走るだけ
7.THANK U BABY
今回のライブは平日のライブ。しかも横浜。 ・・・遠いぜ。横浜(^-^; サラリーウーマンの小鉄は、なんとか会議をずらし、無事に午後休を取る事に成功。 会社を出て、時間がありそうだったので会社近くのいつもの公園でギターを弾いてから出発。 目指すは横浜、関内。 この土地は、ちょっとだけ馴染みの深い土地でありまして。 某柑橘系のユニットが路上をやっていた場所のすぐ近くなのであります。 そして、不肖わたくし、小鉄がやっておりました「まるごとバナナ」というユニットで 100人ものお客さんに囲まれて路上ライブをやった大通り公園があるのです。(そんな過去もあった。) あれは2〜3年前?懐かしい。 そんなノスタルジックな気分に浸りながら、大通公園をフラフラと彷徨い。 CLUB24に行くと、当日券待ちのコブラファンがチラホラ。 まだ早いなぁ。どうしようかなぁ。 とりあえず、車をすぐ近くの駐車場へ。 しょうがないので近くのホテルのロビーでゆったり本など読んでみたり(笑) 17:30になったので、会場前でボンヤリしていると、相変わらず忙しそうな倉田マネージャーが登場。 電話をかけながらあっちこっちウロウロと忙しそうでした。 「マネージャーって大変やなぁ・・・」と考えながらボーッと見てたら倉田さんと目が合って。 「あ、お疲れ様です」と会釈すると、倉田さんの第一声が「あ、いつもお世話になっています(^^)」 ・・・・???? お世話になっているのはこちらの方です(^-^; 小鉄、倉田さんを前にちょっと緊張。 そこで、ちょこっとイロイロお話をさせていただきまして。最後に 「今日のライブ、楽しみにしていますので。がんばって下さいって伝えて下さいね。」 と倉田さんにお願いすると、 「はい。わかりました。楽しんで下さいね(^^)」 と、爽やかな笑顔を残して会場内へと消えていかれました。 あんなお姉さんが欲しい・・・。(注:小鉄は倉田さんより年上) 開場が始まって、とりあえずいつもの定位置を確保。 この会場はステージの高さが50cmくらいでしょうか。 ステージにはGibsonとカオルギターが並んでセッティングされている。 という事は1番手だな。 後ろの方でGoodsの販売をしていたので、買いに行くと・・・おぉ!イロイロ売ってる! 襟に「ゴッタ2」と小さく書かれ、前には2人がギターを持って同じ顔をしている アナマキドールTシャツを買い。(画像は秘宝館にてご覧下され。ちなみに"DO A RAT"製です。) 2人がウルフになったイラストのウルフステッカーを買い。 同じくウルフバッヂなんかも買い。 ちなみに、このウルフの絵はチラシでもお馴染みの絵なんですが・・・これがメッチャ似てる! 特に本夛さん。黒髪のウルフの絵は似すぎです(笑) 否応もなく、ライブへ向けての気分は高まり始めまして。 ステージではスタッフによるPAチェックが始まった。ワクワク・・・ そうこうするうちに、客電が暗くなり・・・ 「戦え!野良犬」のSEが会場に鳴り響き始めた。 寺谷さん、沖山さんが登場し、続いてアナマキが登場すると客席からは歓声が。 今回の2人の服装は。 アナムは白地に赤い模様のタンクトップ。そして黒のパンツ。ピンクの腕時計。 マキは黒地にビーズ模様のタンクトップ。そしてヘソ出しの真っ赤な皮パン・・・ 目の前にマキ嬢のヘソです。視線のやり場に困ります(笑) それぞれギターを肩にかけ、準備が整った頃に2人が両手をあげるとそれが合図の様にSEが消える。 いきなりアナムが沈んだ。 と思ったら、1曲目『戦え!野良犬』が唐突に始まる。 「うわっ!!」 ビックリ仰天。こんな始まりなんや。 京都のライブでは、同じ野良犬始まりでもタイトルコールがあった。 いきなりのイントロで・・・掴まれた。そんな感じ。 計算しつくされた様な始まり。 アナマキの2人が「どうや!(笑)」ってニヤリと笑ってる様子が目に浮かんだ。 客席に向かって挑発する様にギターを弾く2人。カッコ良すぎ。 そして曲が終わると一転して表情が変わる。  マキ 「こんばんわ!アナム&マキです。今日は横浜での初めてのライブです。      最後まで楽しんで帰って下さいねっ!」  アナム「いいかぁーー!」  ウルフ「おー!!」  マキ 「それでは次の曲。愛は確かめ合うもの。体と・・・言葉で。      愛は確かめ合うもの・・・体と?」  ウルフ「言葉でぇー!」 アナムの体がまた沈む。チョッパーが響き渡る。2曲目『確認』。  マキ 「手拍子!後ろも!・・・『確認』っ!」 今回のライブでは、マキが吠える、吠える、そして吠える! この曲の間でもマイクを通さないマキの生声が響き渡る。 ライブやなぁ。やっぱ、ライブ。 CDでは決して聴けない2人の表現がそこにも、ここにも。 なんていうか・・・いちいちカッコエエ。 そして、曲が終わるとアナムがギターを持ち替えた。 あれ?あのギターはワイゼンボーンじゃないや。 前回のライブでスタンドに固定されたラップスティール用のギター。 横からしか見えなかったので、どんなギターなのか不明だったのですが、そのギターを 肩からストラップでかけているアナム。  #後で聞いた話によると、このギターは普通のアコギで「ウィットリーギター」という愛称らしい。 何が始まるのか・・・と思っていると、おもむろにマキがギターを奏で始めた。 3曲目『殴るように』。 ちょうどこの時期、この曲ばかり聴いていた。 精神的なグルグルした感情を曲で表現している・・・すごい曲だと思った。 そんな私の気分を見透かした様に始まったこの曲。ザワザワしてきた。 もちろんライブで初めて聴く曲。 サビの部分では、CDには無いアナムのハモりが入る。 これもライブの醍醐味やなぁ。 そして2番途中からのいきなりのアナムの高音のハモり。全身が逆立つ。 たぶん、ポカンと口を開けて見ていたかもしれない。 この曲が聴けただけでも、今日のライブに来た甲斐があったなぁ。 そして。  マキ 「次は、可愛い恋の歌・・・手拍子よろしく!」 客席が手拍子を始めるが、どうやらテンポがかなり早かった模様。 マキがレクチャーしながら一緒に「1、2、1、2・・・」音頭をとって手拍子をする。 その手拍子のリズムに乗りながら  アナム「は・・な・・げ♪」 という感じで始まった4曲目『HA・NA・GE』。 歌いながら上下にリズムを取るマキ嬢。 ちょっとガニ股気味で体を上下に揺らす。かわいい(笑) そして最後のギターユニゾンで音を外してしまうマキ。思わず苦笑いをしていました。 京都のライブでも同じ所で間違えてたような・・・苦手なのかな?この箇所(^-^; そして長めのMCに入る。  アナム「改めまして、アナム&マキです。よろしく!」  マキ 「ここで少しお話をしようと思うんですが・・・横浜、初めてなんですよ。      私ら、東京在住の大阪出身、22歳なんですが。」  アナム「えらいややこしいなぁ(笑)」  マキ 「まあ、女の子2人のアコースティックギターバンドなんですが、東京に住んでいながら      隣の横浜でのライブは初めてでして。」  アナム「インストアライブは横浜でも何回かやったんですけど・・・今回来れて、光栄です!」  マキ 「おーっ?」  客席 「(促される様に拍手)」  マキ 「そうそう、拍手、拍手」 ちなみに余談ですが、これはよくあるマキちゃん流の拍手の促し方です。 マキちゃんが「おっ!」とか「おーっ?」と促したら拍手で答えましょう。  アナム「まあ、今回のライブができたのも11月7日に2枚目のアルバム『ゴッタ』が出たおかげやと      思うんですけども・・・・買った?(笑)」  マキ 「『ゴッタ』を『買った』か・・・っちゅー事ですね(笑)      さっきの可愛い曲がね『ハナゲ』っちゅーんですけどね。なんで『ハナゲ』やっちゅー話も      あるんですけども(笑)そんな曲も入っておりまして。      さらに最近はグッズも充実しつつですね。」 この辺りで、アナムの前にスタンドに固定されたウィットリーギターがセッティングされる。  アナム「そうそう、「ゴッタ2」ツアーのTシャツも売ってたり。」  マキ 「ベースの沖山さんが着てたり(笑)ドラムの寺谷さんが前のツアーのTシャツを着てたり(笑)」  2人 「(沖山さんと寺谷さんを見ながら)あらー!かわいい!!(笑)」  マキ 「それで今回はチラシとかもありまして。その中にもね。」  アナム「そう、チラシにコメント付きのサンプルCDが付いてますので。      良かったら「試食」してみて下さい(笑)」  客席 「・・・・・・クスクス(ちょっと遅れて拍手)」  マキ 「えらい反応遅かったなぁ(^-^;」  アナム「あとですね、渋谷のクアラブ・・・クアトロで・・・(^-^;」  マキ 「なんて??(笑)」  アナム「渋谷のクラブクアトロで!2002年にワンマンやります!!」  マキ 「3月・・・・いつやったけ?(^-^;」  アナム「3月1日です!」  マキ 「そう、そのチケットも今日売ってたりするんで。みんな良かったら遊びに来て下さい!」  ウルフ「おー!」 そして先行シングルの曲紹介と共に、5曲目『明日が見えない』が静かに始まった。 ここ最近、何かが起こっていたこの曲ですが、無事に終了。 みんなも静かに体を揺らして聴き入っている。 曲が終わると間髪入れずにリズム隊がリズムを刻み始める。 そしてスタンドにセッティングされたギターの前に立つアナム。 マキがステージの前まで寄って来て、返しのスピーカーに足を掛けてギターを弾き始める。 うわっ。カッコエエ。 一転して「静」から「動」に変わるステージ。 6曲目『走るだけ』が始まる。  アナム「後半です!みんな、体動かして!」 ライブ向きの曲やと思いました。 マキがこれでもか!という感じでギターの弦を叩く。 いつも思うけど、アナマキは客の乗せ方が上手い。 乗せ方というより、気持ちの引っ張り方というか・・・。 グイグイと引っ張られる感じがする。それが一体感を生む。 そしてこの曲でのアナムのレールバー(もしかしたらボトルネックを使用してるかも。未確認。)を使用した スライド奏法が否応もなく気分を盛り上げる。 アナム本人は淡々とした表情でスライドしているが、会場に鳴り響く独特の歪んだ音が・・・ もう、カッコエエっちゅーんじゃ!!と叫びたくなります。 そして曲が終わるとアナムがGibsonに持ち替える間。 マキのスキャットが響き渡る。 毎回、ライブで聴くマキのスキャット。 あの曲で、この曲で。 そして毎回私の全身は逆立つのです。鳥肌がザワザワ・・・・ CDでは決して味わえないこの感覚。 毎回、同じものは絶対にない、その時だけのマキの感性の産物。 だからライブに足を運んでしまう。同じものは2度とないから。それを聴くために。 そしてそのまま続けて、7曲目『THANK U BABY』へ。  アナム「手拍子!」 このライブから私はこの曲が好きになった。 理由は・・・なんだろう? その時の雰囲気とか、感情とか、アナムの表情とか、マキのメッチャ低いコーラスとか・・・ とにかくその場で好きになった。 家に帰って詩を読み返してみてますます好きになった。 好き・・・っていうか特別な曲。 そしてCDを聴いてもライブで聴いても同じ場所で気分は高まる。 「あたしは生まれる前から 君が好きでした。この先も」 間奏でアナムが叫ぶ。  アナム「ありがとー!横浜!」 ・・・え?って事はこの曲で最後なの? そしてラストに2人が背中合わせでギターを弾き。 曲が終わると  アナム「ありがとー!」  マキ 「アナム&マキでした。またライブに来てねー!」 という言葉を残し、ステージを去っていくのでした。 ちょっと消化不良気味(^-^; これで終わりだとは思わなかったので、ちょっと茫然自失。(おおげさ) そして後ろのテーブルでアンケートを書いていると。 倉田さん登場。  小鉄  「あ。お疲れ様でした♪」  倉田マネ「あ!ありがとうございました。どうでしたか?今日のライブ?」  小鉄  「いやー、もうサイコーでしたよ。『殴るように』聴けたし(*^^*)」  倉田マネ「良かった(^^) 楽しんでいただけたみたいで。」  小鉄  「いやいや、もう楽しいも何も・・・また江古田も行きますんで。」  倉田マネ「ありがとうございます。小鉄さん、毎回大丈夫ですか?(^-^;」  小鉄  「大丈夫ですよ(笑)楽しみにしてます♪サイコーでしたって伝えて下さいね。」  倉田マネ「わかりました。お疲れ様でした(^^)」 そして、また爽やかに、でも忙しそうに去っていく倉田さん。 エエ人やなぁ。 今年のアナマキライブも残り1回。あとは江古田のライブだ!! ・・・下北沢のライブはこの時点では行く予定ではなかったんです。 まあ、その話はまた後ほど(笑) 最後まで読んで戴いてありがとうございました!m(_"_)m 次回のレポをお楽しみに!(⌒0⌒)/