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[ ハンザキ ]
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NHKのお昼のバラエティ番組をみていたら、どこかの町が「オオサンショウウオの町」として町おこしをしているという話題だった。
で、地元の人が「ここらの人はオオサンショウウオなんて呼ばないんですよ」と言い、アナウンサーが「ほう、ではなんと?」と質問を返した。
「うちらはみんな〈ハンザキ〉って呼んでます」
うんうん、昔からオオサンショウウオはハンザキだよな。
アナウンサー「なぜハンザキと呼ぶのですか?」
地元の人「口が顔の半分まで裂けたように開くからです」
ちょ、ちょっと待て。それは違うだろう。 昔、日本人がオオサンショウウオを食用としていた頃、生命力が強く、半分に裂いても生きている ことから「ハンザキ」となったんじゃないの?少なくとも私はそう信じていたが。
まあ、それで町おこしをしようとしているのに、「食べていた」とか「半分に裂いた」とかはあんまり心証が良くないな。あくまでマスコット的な位置付けに置きたいんだろうから。
しかし、こういうのをまさしく日和るというのだ。
ところで、オオサンショウウオってどんな味なんだろう。食べてみたい。
2006/02/22(すいようび)
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[ 置き引き ]
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自分では割とガードの固い人間だと思っているのだが、昔から知らない人によく声をかけられる。もう30年来そうなんだから、「ガードが固い」と思っているのは自分だけか。そうなのか。
今日も今日とて、子供を連れてダイエーに買い物に行った。ダイエーには、子供乗せカートが3種類あって、2歳までのと4歳までのと、車の形をしているのがある。車型のは、出払っていることも多いのだが、あると必ず娘は乗ると言う。操作性が悪く、狭いところなどが通れないので、やめて欲しいところだが、乗ると言って聞かないので、しょうがなく乗せる。
荷物を車の屋根に乗せて、買い物をしていると、牛乳の試飲販売をしているおばちゃんが、小さなプラスチックコップに牛乳を注いで息子と娘にくれた。ついでに私にもくれた。 そこで、カートの上の私の鞄を指して、
「そんなところに置いてると置き引きされるわよ」
と、注意した。よく見ると、鞄のジッパーが少し開いていて、中が見えていた。
「そうですね。ご親切にどうも」
と言いつつ、ジッパーを締め、牛乳は買う予定でなかったので、通り過ぎようとしたところ、
「私、この店で置き引き見たことあるのよ」
と始まった。
「70代のおばあちゃんだったんだけどね、私と話した後で、向こうで買い物してたら、外国人の女が寄っていって、がっと鞄あけてばっと取ってったのよ」
「はあ、気の毒ですね」(他に言いようがない)
「7万円くらい入ってたらしいわよ」
「えぇっ。私はそんなに持ってないから」(つーか、7万も持ってるおばあちゃんて)
「でも取られたら悔しいでしょう?」
「まあ、そうですね」
「私もね、ここじゃないけど別のダイエーで取られたことあるのよ。今日みたいに仕事で来てて、帰りに買い物するじゃない? その時にやられたのよ。帰りの電車賃もないわけよ。困っちゃってさ。駅で駅員さんに事情を説明して、必ずお金もってくるからって住所とか全部書いて、お金借りたのよ」
「・・・それはたいへんでしたね」
「だからね、置き引きにはくれぐれも気をつけてね」
念を押されて、やっと解放される。 えーと、これは牛乳を買えばよかったの? 単におばちゃんは暇だったの? 私は暇つぶしの餌食になったってこと?
よくわからないが、みなさん、置き引きにはくれぐれも用心しましょう。
2006/02/18(どようび)
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[ チョコ ]
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去年ははしゃぎすぎたので、今年のバレンタインデーは静観していたら、誰からももらってこなかったので、ああ短い栄光だったことよとひそかに詠嘆していた。
ちかちゃんからはもらえると思ったんだけどなぁ。保育園で撮った写真では、ことごとく一緒に写っていたので、今年もちかちゃんは本気と書いてマジだぜと思っていたのに。
ところが、バレンタインデーの二日後に、たまたまちかママに会ったら、「ちか、風邪で休んでるのよ。チョコのことすごく気にしてて。明日渡すからよろしくね」と言われた。
そうか、ちかちゃんはお休みだったのか。静観していたので、ことさらちかちゃんの話題は避けていたのだった。来てるかどうか聞いてみればよかった。
というわけで、無事チョコをもらったのだった。やっぱりマジだったようで、カードには「りょうくん だいすき」と書かれてあった。 そして今年もチョコは娘のお腹に納まったのだった。(息子はチョコが好きじゃないので。しかし、そうなると何がなんだか・・・)
2006/02/17(きんようび)
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[ インフルエンザ ]
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今年もまたインフルエンザに罹った。 予防接種しても意味ないんかなぁ。やめたろかなぁ。
スキーに行っている間に、娘が夜中に熱を出した。突然のことだったので、これはインフルエンザだろうと思ったが、だからといってどうしようもないので、とりあえずフロントでアイスノンを貸してもらって頭を冷やす。熱は計らなかったが、おでこに手を当ててみたところ、どう低く見積もっても38.5度以上ありそうだった。熱くてぐずるので、タオルを氷水に浸しておでこを冷やす。
翌日は帰る日だったが、息子はスキーをやりたいというので、ダンナに託し、娘はチェックアウトぎりぎりの11時まで部屋で過ごした。
帰る途中で、娘はなぜかどんどん回復していき、それと反比例するように息子の具合が悪くなった。私も節々が痛い。
その日は日曜日だったので、休日診療をやっている医師会市民病院へ駆け込む。 まず子供たち。症状を説明し、「インフルエンザじゃないでしょうか」と言うも、担当医は「検査しても早い段階だと結果が出ないことがある」と言い、風邪薬を一日分だけ処方してくれて「明日、かかりつけの病院で調べてもらえ」と言う。 インフルエンザは早めの治療が功を奏すというのに、もう一日待てと?娘は夕べから具合悪いんですが? しかし、出来ないと言われれば、引き下がるしかない。
次に私だ。子供たちは小児科だが、私は内科で、担当医が違う。ここでも症状を説明すると、「検査しましょう」という。え? 検査するの? さっきは、症状が出たのが今日なら検査をしてもだめだって言われたんですけど? まあ、してくれるというならしてもらいましょう。 というわけで、検査をしてもらったところ、「陽性」。やっぱりね。先生も「やっぱり」という顔だ。私が陽性なら、子供たちも絶対に陽性だと思うんだけど。しかし、もう後の祭りだ。 私はインフルエンザの特効薬であるタミフルを処方してもらって、すぐに飲んだ。しかし、風邪薬しか処方されなかった息子は、どんどん具合が悪くなって、あまりのつらさに泣き出すほどだ。(娘はその後も順調に回復し、夜には微熱程度になった。単なる風邪だったのか?)
翌日、子供たちをかかりつけの小児科に連れて行って、検査をしてもらったところ、二人とも「陽性」。ほらみろ。娘のほうは軽くて済んだようで、もう治っているとのことだった。予防接種していたおかげだと思おう。 息子にはタミフルを処方され、熱が下がってから二日後まで登園は禁止。翌日に保育園最後の発表会があったのだけど、当然出席できず。それを伝えると、布団をかぶっておいおい泣いた。ついてないことである。
さて、医師会市民病院だが、ここは夜間・休日診療をやっているので、何度かお世話になったことがある。数年前に娘が引きつけたときも、夜中に救急車で運ばれた。 もっと前、私が娘を妊娠中に、息子がおなかが痛いと言って部屋中を転げまわったことがあった。夜の7時過ぎだったので、車で医師会市民病院に連れて行って診てもらったところ、ただの腹痛だといわれ、そのまま帰された。ところが、夜中になってまた暴れだし、再度連れて行ったところ、若い男の先生が浣腸をしてくれて、なんとか治ったことがあった。腸重積とか腸捻転を疑っていたが、結果的にはそこまでひどい状態ではなく、何らかの要因で腸が動いていなかったんだろうということであった。 だったら、最初の時に浣腸してくれれば治ったんじゃないのか、と思ったことだった。 その最初に見てくれた医者が、今回インフルエンザの検査をしてくれなかった小児科の医師だったのだ。重ね重ね腹の立つことであった。
昨日の日記に「人捜しは無理」と書いたが、それは「見ず知らずの人を捜すのは無理」という意味で、一度でも言葉を交わした人だったら、かなりの確率で顔を覚えているので、捜せると思う。今回のように、もう何年も前に一度だけ会った人でも、きっかけがあれば思い出せる。
だからって、日常生活には全く役に立たないけど。仕事も営業とかなら使える能力かもしれないが、内勤なので意味なし。
2006/02/08(すいようび)
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[ 人捜し ]
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スキーで泊まったホテルに大浴場があったので、当然入った。 普段は娘と私、息子とダンナと男女に別れて入るのだけど、娘が男湯に入りたいというので、どうぞどうぞとダンナに子供二人を押し付けて、私は一人でゆっくりと温泉につかろうと女湯の暖簾をくぐろうとした。 そこで背後から「すいません」と声を掛けられたので、振り返ると、そこには小学校高学年と中学年くらいの男の子が二人立っていた。
「どうかしたの?」
と訊くと「お願いがあるんですけど」というではないか。どうして私はこう人に物を尋ねられやすいのだろうと内心ため息をつきながら、
「なあに?」と訊く。
「人を捜して欲しいんです」
「・・・・・・」
一瞬、「俺は単純な人捜しはしないんだ、悪いが他あたってくんな」
とハードボイルド探偵を気取ってみようかと思ったが、それも気の毒なので、
「えーと。誰を?」
と訊いてみた。
「大人三人と子供一人のグループなんです」
「お風呂に入っているの?」
「そうです」
「どうして捜したいの?」
「もう、ずーっと待ってるのに、全然出てこないから」
ははーん。入口で男女に分かれて入って、男の子はカラスの行水だから、あっという間に上がっちゃって、手持ち無沙汰ってことか。
「それは、お母さんなの?」
「・・・・・・」
違うらしい。首をかしげて、何ていったものかと考えている様子。しょうがないので、
「お名前は何ていうの?」
と訊くと
「もりななみさん」
「大人3人と子供一人のグループで、一人の名前がもりななみさんっていうのね?」
と確認すると、ふたりともこくんと頷いたので、
「わかった、捜してみるね。ここに来てもらえばいいのね」
と請け合って女湯に行った。
はっきり言って、今回の仕事(?)は楽勝だと思った。 まず、ここの風呂は、大浴場とはいえそんなに広くない。洗い場は10個ほど。脱衣場も一目で見渡せる。 しかも、大人3人と子供一人というグループは、風呂場ではイレギュラーなので、目立つ。そういうグループがいたら、声をかけて確認し、ロビーで男の子が待っていると伝えればいいだけだ。
そう思って、まずは脱衣場で周りを見回したが、それらしき人はいない。今、脱ぎ始めている人は除外していいだろう。男の子達があがったのがいくら早いとはいえ、女のほうがまだ入ってもいないというのは考えにくい。 すでに着替えを済ませている人の中にも、そういったグループはいない。もちろん、ばらばらになっていたら捜しようがないわけだけど、それだって「先に上がるよ」とか何らかの声かけがあるだろう。
中に入って、湯船に浸かりながら、洗い場を一つ一つ確認していったが一人あるいは二人組もしくは親子連れしかいない。もしもりさんたちが大人二人の組と大人と子供の組に別れてしまったら、もう判別しようがない。あとは声掛けにかけるしかないなと思いながら、のぼせるまで湯船に浸かっていたが、結局見つけることはできなかった。
湯当たりしてふらふらになりながらロビーに行くと、もう男の子達はいなかった。ということは、もりななみグループは上がったのだろうか。 何度思い返してみても、それらしき人は思い浮かばず、どうして見つけられなかったのかとかえすがえすも悔しい。
っていうか、私に人捜しは無理。
2006/02/06(げつようび)
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[ スキー ]
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今年もスキーに行ってきた。 ゆくゆくは息子を冬休みのスキー教室に入れてしまおうという魂胆があるので、毎年こつこつと布石を打っているわけだ。
しかし、今年は雪が多く、当日も吹雪。未就学児向けのスキースクールに入れてはみたものの、心配になって様子を見に行く。
ちなみに、寒さに異常に弱い娘は、一本滑っただけで、リタイア。あまりの寒さに錯乱して、私が抱っこしているにも関わらず「ママー、ママがいいのぅ」と泣き叫び、周囲から誘拐犯と思われたかも。しょうがないので無料休憩所で暖かいものなどを飲ませて落ち着かせる。
さて、息子は、まあそれなりに頑張っておりましたが、いかんせん気象条件が悪すぎた。子供四人にコーチ一人というグループでスキーをかついで登っては滑る練習をしてたが、中の一人(女の子)が娘タイプで号泣していた。スキーどころじゃないので一旦休憩となった。 そこで私も一本すべり、娘の様子も気にしつつ、また戻ってみると、子供は三人に。一人減ってるやんけ。うーむ、来年は娘もスクールに入れてしまおうと思っていたが、吹雪の日は無理だな。途中で引き取る羽目になったら、大損だ。
そんな状況なので、息子も大して上達せず、いまいち納得のいかないスクールであった。 気になったのは、息子がコーチに対してタメぐちだったこと。4月には1年生になるっていうのに、目上の人に対してタメぐちはどうよ?っていうか、そういうのっていつ覚えるのかなぁ。やっぱ親が指導するの?
新たな問題勃発である。
2006/02/05(にちようび)
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