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[ 学童保育 ]
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この4月から小学校に上がった息子は、当然学童保育に入った。
学童も公立・私立、学内・学外といろいろ種類があるが、息子の場合は小学校内にある自治体の助成を受けた福祉法人が経営する学童保育だ。
春休み中も当然やっているので、入学式の前から学童へ行くために学校へ通った。 始まりは8時で、保育園より30分早い上に、弁当持参。これが厳しい。今までは、8時半までに自転車で保育園に連れて行っていたのが、歩きで通うので、少なくとも7時40分には家を出たい。 子供は一時間前に起こすとして6時半。自分は30分前と言いたいところだが、弁当作りに慣れていないので、もうちょっと早く5時50分。大した弁当を作っているわけでもないのに、30分は確実にかかる。ごはんをおにぎりにしているせいか、卵焼きを作るのに手間がかかるのか、とにかくあっという間に時間が過ぎる。
これがまだ1週間ほどだったから倒れこむ直前にゴングが鳴って命拾いしたボクサーの心境だが、夏休みなんか、私どうすんの?あっという間にボコボコにされて、あえなくKOじゃん。中学生や高校生ならお金を渡して「好きなもの買って」と言えばすむが、小学生にそれはまずいだろう。寝坊したら、その日は学童も仕事も休みだ。そういうことにしよう。うんうん。
2006/04/23(にちようび)
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[ 大人になったら ]
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いまさら言いたくもないが、この4月にとうとう36歳になった。めでたく年女である。わん。
人間というのは、よくできたもので、自分に都合の悪いことは見なかったことにする。私も、ここ数年というもの、年齢については日常考えないようにしていたので、「今年自分が年女になる」などということは、ころっと忘れていた。
そうしたところ、昨年の暮れ、弟と電話で正月に生れる予定の息子(私にとって甥)について話していて、「ねーちゃんと同じ干支だから」と言われ、「えっ、どうして。あっそうか、来年戌年か。そーかそーか私年女なんだ」と、初めて気づいて心底びっくりした。 弟には「ねーちゃん大丈夫か」と呆れられる始末。いや、だめかも。
そして、いい歳をしてなんだが、今年の抱負は「早起き」だ。
この春から息子の進学に伴い、今までより一時間以上早く起きなければならず、それがとてもつらい。小学校は授業の開始時間をせめて9時からにしてほしい。 子供の頃、大人になったら自然に「早起き体質」になるもんだと思っていたのだが、36歳になる今になっても、一向に早起き体質にならないのはどういうわけだ。 毎朝、まぶたをこじあけるように目をあけ、体を布団から引き剥がすように起きる。おかしい、こんなはずじゃない。
大人(30歳くらい?)になったら、目覚し時計なんかかけなくても朝になると自然に、しかもさわやかに目が覚め、朝食のしたくなんぞもてきぱきとやり(晴れた日には洗濯なんかもしちゃったりして)、それからおもむろに夫や子供たちを起こして朝ごはんを食べさせる。 そうなるはずだった。一体どこで道を踏み誤ったのか。皆目見当もつかない。目覚ましが鳴っても止めて寝てしまい、だんなに起こされる。ああ、もうこんな時間じゃないの、早くご飯の用意をしないと、子供たちも起こさないと、天気予報はどうなってるの、保育園の連絡帳は書いたっけ、顔を洗ってお化粧しなきゃ、きゃー、もうこんな時間だ、早くしなさーい! 朝の戦争のような忙しさは、ひとえに私が早起きできないせいにあるといっても過言ではない。私が早起きできさえすれば、解決する事案なのだ。
というわけで、今年の目標は小さく情けないが「早起き」とさせていただく。
2006/04/15(どようび)
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[ 職務質問 ]
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引越の翌日の夜中。風呂あがりに、もう一仕事と思って、顔に貼るタイプのパックをしながら、荷解きをしていると、チャイムが鳴った。 こんな時間に誰だろうと思って出ると
「警察です」
という答え。ぎょっとしてあわててパックをはがし、ドアを開けると、制服のお巡りさんが二人立っていた。
「なにか?」
と訊くと、
「車、外に停めてますよね?」
と問われた。
「車ですか?うちの?路駐してませんよ。駐車場に停めてます」
「何番?」
「18番です」
「ちょっと確かめてくれませんか」
慌てて寝ていただんなをたたき起こしてことの次第を説明するも、寝ぼけまなこで「行ってきてよ」という。 しょうがなく、パジャマのままサンダルをつっかけて、車のキーを持って駐車場へ言ってみると、なんと、16番に停めてある。なんでやねん。
「あー、16番ですね。すみません、今動かします」
車を18番へ停めなおして、下りてお巡りさんにもう一度謝る。
「すいません、引っ越してきたばかりなので」
「いつお引越しされたんですか」
「昨日です」
「昨日?! じゃあ、しょうがないですね」
なにがしょうがないのかよくわからないが、同情してくれたので、黙っていた。
「ところで、昨日引越しされたばかりということは、警察の戸別訪問はまだ受けてませんよね」
と訊かれ、まだだと答えると、そのまま世帯主の名前から家族全員の名前生年月日を言わされる。共働きだというと、携帯電話の番号まで教える羽目に。これって職務質問? 本当に必要なのか? だまされてる? そういえば、警察手帳見せてもらってないぞ。
何も悪いことをしていないのに、お巡りさんというだけで、質問に唯々諾々と答えてしまうこの性格はどうにかならんもんか。
しかも、そもそも悪いのはダンナじゃないか。車を間違えて停めたのはヤツだ。むきー!
2006/04/08(どようび)
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[ 本棚 ]
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すでに引越しは終っており、そこが私の悪いところだが、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」ということわざどおり、すごいたいへんだったのに、そのつらさを半分以上忘れている。我ながらあきれる。まだ開けてない段ボールがあるっつーの。
さて、引越しを機に、廊下へ文庫本用の本棚を購入、600冊くらいの収納が可能なので、ばんばん並べていったところ、そのあまりの脈絡のなさに、くらくらした。
単行本は、単価が高いのである程度吟味してから買うから、そうとっぴなものはない。(ミステリー中心。しかも手堅いのばかり)しかし、文庫は安価であり、外出先で時間つぶしのために買ったりもするので、適当もいいとこだ。
そのラインナップは、まんが文庫あり、エッセイ(タレントから内田百閧ワで)あり、古典(源氏物語があるのは国文学部卒として当然ながら、全巻揃っていないのはどうなのか)あり、国内外のミステリ(本格から日常まで)あり、SF(P・K・ディックとかハインラインとか)あり、ファンタジー(指輪物語から立原えりかまで)あり。これが自分の脳内かと思うと、「見ないでぇ〜」と叫びたくなる。 ゼッタイにありえないが、週刊誌なんかによく載っている「書斎(あるいは書棚)拝見」とかいう企画が私に持ち込まれたどうしようとか、くだらないことで悩む。ばかだ。
その点だんなは統一がとれているというか、趣味が一定しているというか、面白みに欠けるというか。 歴史もの(司馬遼太郎など)、ビジネスもの(経営とか経済とか)、自己啓発もの(プレゼンがどうとか社員教育がなんとかとか)、企業小説(高杉良とか幸田真音とか)などが背表紙の色も統一されててびちっと並んでいる。塩野七生の「ローマ人の物語」シリーズもある。
お互いにお互いの本棚を眺め、口にはださねど「読みたい本が一冊もないな」というのが率直な感想だ。だから、本が倍倍で増えていくのだ。その仕組みを見た気がする。実際に、重なっている本は、高村薫くらいなものだ。それも作家が一緒というだけで、私はミステリーとして、ダンナは企業ものとして読むわけで、読む作品は違っている。しかも私は高村薫は重すぎて読むのをやめてしまったし。だめじゃん。
ここに数年後には息子や娘の本も加わってくるかと思うと、もう何がなにやら。今から洗脳して、私好みの読書傾向を身に付けさせよう。まずははやみねかおるあたりか。いやいやホームズかルパンという手もあるぞ。
2006/04/05(すいようび)
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[ らくらくパック ]
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引越しには、「らくらくパック」というのがある。 業者が前日に荷造りをしてくれるというやつだ。保育園のママに聞くと、みんな「らくらくパック」を利用していた。最近は、荷解きも別料金でやってくれるらしい。
しかしわが家は、この引越しを機に生活改善(主にシンプルライフをめざす)を図っているので、全部荷造りされては困るのだ。「らくらくパック」はとにかく何でもかんでも「パック」してくれる。笑い話だが、使用済み紙おむつまで「パック」されていたという話も聞いた。
なので、ものすごくたいへんだが、自分で荷造りをすることにした。それまでの怠惰な生活に、まとめて罰があたった気分だが、引越しをしてまで、ものに溢れかえった生活を送るのは嫌なのだ。
前日に子供たちを父に預けて、その隙におもちゃ類も捨てた。マックのハッピーセットのおもちゃとかファミレスのお子様ランチのおまけとか、そういうくだらないおもちゃはどんどん捨てた。しかし、捨てても捨てても減らないのはなぜだ。
まだ引越しも終る前から、「次の引越しは絶対にゼッタイに『らくらくパック』にする!そのためにはものを増やさない!」と心に誓う私なのだった。
2006/04/03(げつようび)
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[ お詫び ]
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もろもろの事情を鑑み、このたび私の実家の近くへ引越しをした。 働きながら引越し準備をし、引越しをしたあとは、荷解きをし、そりゃあもお大騒ぎさ。
というわけで、更新がストップしていますが、なにとぞご容赦を。
娘が、「引越し」(名詞)と「引越しをする」(動詞)をごっちゃにして「ひっこする」と言っていたので、 わが家では引越しのことを「ひっこする」と呼ぶ。
2006/04/02(にちようび)
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