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♪- にっきちょう -♪

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[ おばちゃんでいいです。 ]
結局さー、とんがりおねえちゃんパンプス(今、命名)を履いたところで、銀座マギーを回避できたところで、私がおばちゃんであることにはみじんの揺るぎもないわけさ。パンプスのほうは、一日履いていると夕方くらいにもれなく孫悟空気分が味わえるくらい締めつけられるし、スーツだってインナーを選んでみたものの、どれもこれも二の腕がパンパンだし。

仕事で人前に出るので、どうしても髪を染め直したいと思っていて、しかしいつも行く美容院は、電車で二駅先という一体お前どんな田舎に住んでんねんという環境にあって、しょうがなく近所の美容院(というかいっそパーマ屋と呼んだほうがいいか?)へ行ったところ、そこはおばちゃん御用達の美容院で、置いてある雑誌が当然のように「女性自身」とか「女性セブン」とかなわけだ。

で、そこでなにげなく開いたページが「チャングム特集」で、髪を染めてもらっている間、それをむさぼるように読んだ私は、もう堂々とおばちゃん。どうあがいてもおばちゃん。

でもいいの。今後の展開がわかったし。

あと、テレビで、ピンチになるといつもチャングムを助けてくれるミン・ジョンホという役人がいて、すごい好きなんだけど、どうしてかなーと思っていて、最近気づいた。
吹き替えが「ER」の初期に出ていたDr.グリーンの声優と同じなのだ。私はグリーン先生もすごい好きだったのだけど、こうなってみると、あの声が好きなのかも。
そういえば、深夜枠でやってた浦沢直樹の「マスターキートン」のキートンの声もやってた。キートンも好きだったよ。そうかそうか。
2006/05/24(すいようび) くもり


[ 謎解き ]
先日、会社の帰りに電車に乗っていたら、隣の席で本を読んでいる人がいた。(推定20代の女性)

これはもう本読みの性(さが)としか言いようがないが、人が読んでいる本が気になってしょうがない。カバーがかかっていても、中の活字を覗きこんで何の本だか知りたくなる。
本によっては、頁の上のほうに書名なり、章の名前なりが載っていることがある(そういうのを「柱」と呼ぶ)ので、すぐにわかるが、そうでない本だともどかしい。

で、このときは、書名は見えなかったんだけど、ノベルス版でものすごい厚みがあったので、「ははーん、京極だな」とわかった。実際「塗仏の宴」(二巻中どっちかはわからず)であった。

ま、書名がわかれば、別にもうどうでもいいので、自分は自分で本を取り出して読んでいたところ、しばらくしてその人がごそごそとかばんを漁り始めたので、どうしたのかと思ってチラッと見ると、手にはメモ帳とボールペン。そのメモ帳には、作中人物の相関図とか、自分なりに気になるてがかり(?)みたいなものが書き留めてあった。

うわー、この人犯人当てするつもりだ。
私は、ミステリーが好きと言いつつ、京極には手を出していないので、そのパターンがよくわからないのだけど、京極堂シリーズは、読者にフェアな本格物でしたっけ?

ミステリーにもいろいろジャンルがあって、本文中にいろいろと手がかりがちりばめられてあって、探偵が犯人を当てる前に「読者への挑戦」みたいなのが挿入されているものがある。今まで読んできた中に、すべての手がかりがあり、論理的に解けばあなたも名探偵というやつだ。
私はバカなので、初めからそういうのには挑戦しないことにしていて、すぐに頁をめくってしまうが、人によってはちゃんと挑戦する場合もあるわけだ。

で、この本がその「読者への挑戦」を設けているかどうかはわからないけれど、ともかくこの人は「犯人当て」をするつもりなのだ。電車の中でも読みながら手がかりを書き留めていくとは、よほどのミステリ者だ。私なんか足もとにも及ばないなぁとしみじみ思った。

私は心の中で「がんばれ」とエールを送って、乗り換えるために電車を降りたのだった。
2006/05/13(どようび) くもり


[ マギー ]
マギーったって、ジョビジョバのマギーじゃない。(って誰がわかるのか、ジョビジョバ)

年に何回か、スーツを買うことがある。仕事で使ったり、行事(子供の入学式とか七五三とか)があったりすると買うわけだが、服に関しては私は微妙なお年頃で、デパートに行っても、まだ自分の年齢と折り合いがついておらず、じたばたしているので「ミセスの階はまだまだよ」と素通りをする。かといって若者向けの階では、サイズ展開が小さかったり、どう考えても若作りだろうが、お前それ着る気かよと自分ツッコミをしたくなる品揃えで、手も足も出ない。結局着る服がなく、すごすご帰ってくる羽目になる。
そこんところのすき間を埋めるのが、オンワードの23区とか組曲で、もう何着持ってるのか私。はっきり言って、飽きた。

で、いつも横目に眺めるのが、銀座マギー。女性政治家やキャリアミセス御用達のブランドで、自分の中で「マギーで服を買ったら真性おばさん」というレッテルがあるのだが、買いたい服がなくてさまよっているときにマギーを見つけると、毎回「もうマギーしかないのか? 私はマギー年齢なのか? 諦めてマギーを着れば楽になるのか?」と自問自答する。
お値段も周りの店の3〜5割増しで、高っけー、と思うのだが、そこもまたミセスっぽいと言えなくもない。

今回はマギーを無事回避でき、アン・クラインのスーツを買えて、めでたしめでたしだ。ああ、よかった。危ないところだった。
2006/05/10(すいようび) はれ


[ パンプス ]
さて、そんないとこ(姉)に、パンプスをもらった。身長は10センチも違うのに、足のサイズが一緒なのだ。しくしく。

その靴は、バーゲンで見つけて可愛いと飛びついて買ってはみたものの、その場で履いたときは大丈夫だったのだけど、いざ履いて出かけようとしたら、家から駅まで歩いただけで、投げ捨てようかと思うくらい痛くなったシロモノだそうだ。彼女は足の幅が広いので、左右がきつかったということだった。

それは、人は無理でも犬猫なら刺せそうなくらい先のとんがった白黒の千鳥格子のパンプスで、もうここ何年もそんな先細の靴など履いたことのなかった私は、中国の纏足もかくや、と思ったりもしたが、まあそれはおおげさ。

で、ありがたくいただいてルンルン(死語)と履いていたら、娘に、

「それはおねえちゃんの履く靴だから、ママは履いちゃだめ。返してきなさい」

と言われた。返す言葉もない。

まあ、7歳も年下のいとこにもらったパンプスを喜んで履いていた私も悪いと思うが、娘に言われるようになっちゃ、もうおしまいだとしみじみ思ったことだった。
2006/05/06(どようび) はれ


[ おばちゃんとは ]
連休、私の実家に叔母とその娘二人(つまり私のいとこ)が遊びにくるというので、会いに行った。

いとこたちはまだ独身で、上が29歳下が21歳だ。二人とも背が高く、170センチを越える。そしてばっちりメイク。

うちの娘がこの二人にいたく興味を持ち、そばを離れない。その興味は背の高さか、濃いメイクか、足の大きさかと思っていたが、どうもそうではないようだ。

3人が帰ったあとで、「今日来てたの誰だっけ?」と聞くので、「おばちゃんとふみちゃんとめぐちゃんでしょ」と言うと、「おばちゃん?」と聞き返すので「そう、ばあばの妹だから、ママのおばちゃんよ」「おばあちゃんじゃなくて?」「まあ、年齢的にはおばあちゃんでも何ら問題ないけど、いちおうおばちゃんって呼んであげて」
これが名古屋に住んでいる母の姉の場合は、私が「おばちゃん」と呼んでいたら「おばあちゃんでしょ?」と訂正されたが、母より若い叔母には娘も微妙な気持ちになったらしい。
「じゃあ他の二人は?」「めぐちゃんとふみちゃん?」「そう。おばちゃん?」「おねえちゃんて呼んであげてよ。せめてめぐちゃんはさぁ」

29歳のほうはまあ年齢的にはおばちゃんと呼ばれても文句は言えないが、21歳で「おばちゃん」はショックだろう。
と思ったが、私が生まれたとき叔母は19歳で、ものごころついたときには「おばちゃん」と呼んでいたので、20代前半で「おばちゃん呼ばわり」していた私は、まあ覚えていないこととはいえ叔母には申し訳ないことをしたと反省した。
2006/05/05(きんようび) はれ

My Diary Version 1.21
[ 管理者:くくみ 著作:じゃわ 画像:牛飼い ]