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[ 進化 ]
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どうもカブちゃんズが進化している気がしてならない。
というのも、小さいかごに分けて飼っているのだが、夜になると活動をはじめ、がさごそがさごそと動き餌を食べる。そこまではいいのだが、羽があるので当然のことながら飛ぼうとする。ぶわんと飛ぶがすぐに籠の天井や壁にぶつかって落下する。一晩その繰り返しだ。その音が思ったより大きく、いつかフタをぶち破って巨大化したらどうしよう、変身して仮面ライダーなんとかになったりして? でも仮面ライダーは正義の味方だから大丈夫か。<何が? という不安をあおる。
それ(仮面ライダーに変身)はまあ、ありえないけども、このごろ飛ぶ音つまり滞空時間が長くなったような気がするのだ。いままでは「ぶぅん、ごん、ぼとっ」という感じだったのが、最近では「ぶ〜〜ん、どす」という感じ。音だけを聞いているのでどんな状況かわからないんだけど、あのせまい籠の中で飛びながら向きを変えているのかと思うと恐ろしい。
それは進化以外のなにものでもないのでは? かつてガラパゴス諸島でダーウィンが多様なフィンチを発見したように、私もタカハシ・カブトを発見することになるのか?
なるわけないか。そこらへんが私の理科的知識の限界。
2007/07/21(どようび)
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[ 誤解 ]
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みんなどうも誤解しているようだから、この際ハッキリ言っとくけど、うちのダンナはバカです。
なんかねー、雰囲気っていうの? 見た目とか? ちょっとインテリっぽいっていうか、そういうのをかもし出してるもんだから、だまされるんだけど、バカよ?
だって、先週、カブトムシを捕りに群馬まで行って空振りだったら、今週は近所の雑木林に分け入って、カブトムシは取れなかったんだけど、のこぎりクワガタのオス一匹捕まえてんの。 バカっつーか、負けず嫌いなんだよねー。 前回、めちゃめちゃ蚊に食われたもんだから、炎天下に長袖、長ズボンで首にはタオル巻いてんの。 子供たちも私も「パパがそんなに行きたいなら行ってあげてもいいよ」という気持ち。
おかげで毎週月曜日の朝自習に書く息子の日記、二週連続で昆虫採集。今週の日記は「おとうさんがカブト虫をさがしてクワガタを見つけました」って書いてたよ。特に高揚感もなく、淡々と。そういうとこダンナ似。
私と娘は蚊の餌食で、二人で足がボコボコになりました。 これ、いつまで続くのかなぁ。カブトムシ捕れるまで? クワガタのメスも捕るつもり?
2007/07/17(かようび)
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[ 順応性 ]
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だんなが一週間も出張でいない。
その間、何が困るってアンタ、カブちゃんズとザリーの世話。
カブちゃんズとは、我が家で生まれたカブトムシ5匹(オス3匹、メス2匹。2匹はつがいで人にあげた)。5匹もいるから名前はまとめて複数形。
ザリガニは、休日に子供たちとだんなが釣ってきて、はじめは11匹(!)だったのを、6匹リリースして、5匹にしたんだけど、やっぱり水槽が小さかったみたいで4匹死んじゃって生き残った1匹。わかりやすくザリー。最初は、5匹もいたので、ボス(一番でかいから)・バルタン(定番でしょう)・ザリー(ざりがにだから)・ガニー(ざりがにだから)・ザリ子(メスだから)という安易な名前をつけていたが、ザリーだけが生き残る。
あれだね、なんで死んだエビは触れるのに、そして食えるのに、死んだザリガニは触れないんだろうね。不思議不思議。 しょうがないから、割り箸でつまんで捨てました。
で、それらの世話を、息子にやらせるわけだけど、それはつまり私がやっているも同然ではないでしょうか。ずっとつきっきりで、指示を出し、水槽の水の交換は私がするんだし、カブちゃんズのえさである昆虫ゼリーは、私が容器から出して、息子はそれを餌台に入れるだけだ。
そうこうしているうちに、人間というのはえらいもので、だんだん慣れてきた。まだじかには触れないが、そんなに気持ち悪くなくなった。日常の一部と化す。
ああ、自分の順応性が憎い。 思えば、小学生の時、母が旅行に出るからと、毎日のぬかみそ混ぜを頼まれて、最初はイヤイヤやっていたんだけど、そのうち慣れて、なんでもなくなった。 私は本当に順応性が高い。もう少し自我を持つべきではないだろうか。
そんで、息子に「ザリーの世話をしろ」と言いつけていたら、娘が
「これはザリーじゃないの。マッカチン!」
と言い出した。なんでも保育園に紙芝居があるらしい。いったいいつの時代のだよ、それ。
ああ、マッカチン!
な、懐かしい。30年ぶりくらいに聞いた。今でもいうのか、マッカチン。 いわゆる「アメリカザリガニ」の愛称だ。主に関東近辺で使われていた方言的呼び名。
というわけで、我が家のザリガニは、ザリー改めマッカチンとなった。 今日も元気にさきいかをかじっている。
2007/07/04(すいようび)
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