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♪- にっきちょう -♪

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[ びっしり ]
かねてより、一番キライな日本語は「びっしり」だと公言して憚らない私だが、その一番キライな言葉を体現したものが身近にあり、卒倒寸前である。

またもやカブト様である。いやもう、ホントイヤなのよ。しょっちゅう話題になると、「ホントは好きなんじゃないの?」とか誤解されそうだが、マジイヤなのよ。

で、そのカブトムシの卵に、どこからわいたのか、ダニのような虫がびっしりとついていて、たぶんもうあの卵は死んでると思う。
卵がうようよあって、しかもそれにダニ(?)がびっしりって、もういっそ部屋にぶちまけてやろうか、そうすればこのカタストロフに終止符が・・・とか危険な思想に走りそうになる。

しかし、もうしばらく辛抱すれば、卵はほぼ全滅しそうである。有効な手立てはない今、見守るしかないだろう。
坂東眞砂子の子猫殺しが巷を沸かしている昨今、私も同罪だろうかとやや反省しかけたが、友人の「でもカブト虫は避妊できないもんね」という一言で救われた気持ちである。オスメス別々に飼えばいいだろうという意見は置いといて。
2006/08/25(きんようび) はれ


[ 幼虫 ]
えー、その後、カブト様は営々と繁殖にお励みになり、卵が20個を越えたあたりで数えるのはやめた次第でございます。

さらに数日後、正妻・側室(?)ともに身罷り、丁重に荼毘に付し、これで王と弟夫婦が残ったことになり、この弟の妻が王と夫の両方の卵を産むのかが今最大の関心事。つーか、もういいから。充分だから。

そしてさらに数日後、自然の摂理に従って、卵は幼虫となり、土の中でうごうごと蠢いており、いーやー。

なんでこんなことになっちゃったんだかな。これで無事に冬越ししたりなんかしたら、春にはもりもり育ったでかい終齢幼虫が20匹?

はは、まさかね。そんなうまくいかないって。うん。(涙)
2006/08/18(きんようび) はれ


[ 反省 ]
ほんと反省してる。

なにがって娘が相変わらずピンク星人で、上から下まで洋服はもちろん、髪留めからパンツからサンダルからバッグまであらゆるものがピンクで、もうくらくらする。
お前は二代目林家パー子かっつーくらいで、いやほんと謝るから勘弁してください。

これはきっと娘がおなかにいるときに「女の子だったらピンクのフリフリの服を着せたい!」と念じていたのが、怨念となって娘に刷り込まれているのに違いないと、たいした覚悟も出来ていないのに簡単に念じるもんじゃないと反省することしきり。

大体、私、そんなにピンク好きじゃないし。娘にピンク似合わないし。
どうしてピンク着せたいとか思ったかなぁ。魔が差したとしか思えないんだが。

誰か娘の呪いを解いてくれ。
2006/08/15(かようび) はれ


[ たまご ]
怖れていたことが、着実に現実のものとなりつつあり、いったい私は前世でどれだけの悪いことをしたのでしょうかと、悔い改めそうになったりした。

カブトムシである。
捕獲からわずか二日で、メスがたまごを産みやがった。父親は一緒の籠に入れてあるオスなのか、あるいは全然別のオスで、捕獲前にすでに交尾をしていたのか、それはたとえ幼虫が生まれたとしても見当がつかないことなので、あえて追求はしないが、しかしたまごがそこにあるというのは何度目をこすっても事実なのであり、しょうがなくたまごだけ別のケースに入れ替えた。だからといって飼育を認めたわけじゃないからな、そこんとこ勘違いすんなよ、とたまごに言ったところでどうなるもんでもなし。

これは、勝手に家を飛び出した娘が、何年ぶりかで戻ってきたと思ったら子連れで、しかも父親はだれだかわからないというていたらくだが、行くところがないというし、子供に罪はないからとなし崩しに家に置いてやることになった父親の心境にちょっと似てるか?

とにかく、まあ、そんなかんじ。今日現在、たまごは5つ。成虫はまだ元気だ。
2006/08/11(きんようび) はれ


[ 見かけ ]
人を見かけで判断しちゃいかん。

この間、近所のコンビニで買い物をした。レジ打ちのおねえさんは、金髪に近い茶髪で、化粧が濃く、特にまつげはマスカラがダマになるほど塗り重ねてあって、どっから見てもイマドキのギャルだった。よくバイトの面接通ったなというくらいだ。

しかし、隣りにいた娘がレジ脇に置いてあったライターを手にとって

「これなーに?」

と聞くので、私が

「ライターだよ。火をつける道具だから、触っちゃダメ」

というと、そのレジのおねえさんが、

「そうだよ、おねしょしちゃうよ」

と言ったのだ。

それは、「火遊びをするとおねしょをする」という迷信のことを言っているのに違いなく、とっさに私だって出てこないような、「おばあちゃんの昔話」的な、ミミズにおしっこかけるとチンチンが腫れるとか、夜笛を吹くと蛇がくるとか、その類の戒めをさらりと言えるおねえさんは、見かけほどバカでもギャルでもないのかもしれないと(バカとギャルは同義語だけど)、ちょっと感心したのだった。

そして、ワタシはそのお姉さんの的確な返しに、

「ね〜」

としか言えず、悔しい思いをしたのだった。


教訓その1 人は見かけによらない

教訓その2 セブンイレブンのバイト採用基準はかなり低い
2006/08/06(にちようび) はれ


[ 夏の出来事 ]
今年の夏は涼しいままなのかしらと思っていたらば、急に暑くなってバテバテですが、皆様いかがお過ごしですか。

わが家は、カブトムシを5匹も飼うことになってしまって、とてもブルーです。とほほ。

なぜそのようなことになったかというと、話せば長くなるのだけど、去年、夏休みに家族で小松沢レジャー農園というところに行って、川魚のつかみどりやバーベキューなんかと一緒にセットになっていた「クワガタ探し」が息子にいたく気に入り、今年もやりたいと言い出した。去年は8月のお盆明けに行ったら遅かったようでコクワのメスしか獲れなかったので、今年は、早めに行こうと計画したのだったが、行く前日になって念のためと調べたところ、その日は団体が入っていて貸切だというではないか。

慌てて他の施設を探すも、関東近辺で虫を獲らせてくれるところなどないのだ。群馬に「昆虫の森」という里山や雑木林を再現した施設があり、そこで虫取りをさせてくれるんだけど、獲った虫は返さなくてはいけないのだ。息子は持って帰りたいわけで、そこではいやだという。

そんなこんなで、ダンナの実家へ里帰りしたところ、そこで義妹から新情報。太田市に「群馬こどもの国」という公園があって、そこの森で前にカブトムシを捕まえたことがあるという。太田市なら実家から近いし、見つからなくても公園で遊べばいいやってことで、そこに決定。

翌日、義妹家族と義母も一緒に「こどもの国」へ。
息子とダンナはさっそくカブトムシを取りに森へ。私は、娘と公園で遊ぼうと思ったんだけど、その日の予想気温が37度。熱気がかたまりで押し寄せてくる。ああそうだった、ここは群馬。夏は気温が高いことで有名な場所。じりじりと焼け付く陽射しにたまらず児童会館へ避難。あっさり虫取りに飽きた息子も合流して、中へ入ると天国だった。

そこでは、夏休み企画として、「忍者屋敷」が作られていて、児童館の職員の手作りではあったけど、ちょっとしたからくり屋敷と、忍者グッズ(手裏剣とか剣とか衣裳とか)が作れるようになっていて、子供たちには充分楽しかったようだ。

涼んだ後で、今度は広場でじゃんけんゲーム。もちろん無料。名前を書くと整理番号とたすきをくれた。じゃんけんをして負けたら相手にたすきを渡していき、最後にたすきを全部とった人が勝ち。優勝賞品はジュース一箱だったんだけど、途中まで勝ち進むともらえる賞品がなんとカブトムシのつがい。ただでもらえるんじゃん。つか、やっぱこの森、カブトいるんだ。
しかし、息子も娘も一回戦負け。なんだよー。参加賞の缶ジュースをもらって昼ごはん。

午後再び虫取りにチャレンジ。前にカブトムシが取れた場所を義妹から聞いて、そこへ向かった。しかしそこは広い公園の一番奥だった。とほほ。炎天下、虫かごを下げた息子の後ろに、日焼けしないようにつば広の帽子を目深にかぶり、肩からタオルを巻きつけた異様なワタシが続く。だんなは道に転がっている丸太をひっくり返しながら(日中はそういう日かげにひそんでいることが多いため)歩いている。
途中で園の職員らしきおにいちゃんをつかまえてカブトムシが取れそうな場所を聞いてみるも、「昼間は無理っすねー」と言われる。

で、森の奥の堆肥置き場みたいなところへ到着。ここが穴場らしい。そこらへんにあった木の枝で土というか枯葉というかそういう山をほっくりかえす。ああ、これが本当の穴場ってやつ? などとくだらないことを思いつく。

ほっくりかえしてすぐに、カブトムシのオス発見。やや小さめながら、ツノもちゃんとついている。さらにほじっていくと、もう一匹。その後は成虫は見つからなかったけども、幼虫がうじゃうじゃ出てきた。ぎゃー。気を失いそうになるが、今気絶したらば、幼虫まみれになると思い、なんとか踏みとどまる。幼虫は来年のために土に戻す。息子は「メスも欲しい」と言ったが見つからず。

すると帰ってくる途中で小学校高学年の少年二人と出会う。彼らも虫取りをしていて、

「とれた?」

と聞いてきたので、「オス2匹とれたよ」というと、「俺たちはメス5匹」というので、小さいほうのオスと彼らのメスとを取り替えてもらった。おお、わらしべ長者みたい。いや、喜んでる場合か。つがいになったら卵産むっちゅーの。

で、義母に託していた娘のところにもどると、なんと首から虫かごを下げているではないか。

「どどど、どうしたの?」

なんでも、また広場で今度は○×ゲームというのをやって、やっぱり何回か勝ち進んだ人に賞品としてカブトムシをくれたという。えー、じゃあわざわざ獲りに行かなくてもよかったのー? なんだががっくりした。まあ「自分で獲った」(いや、実際は親だけど)というのが重要なので、それはそれでよしとした。

それより問題は、娘がもらったカブトムシはオス1匹にメス2匹というハーレム状態で、これでわが家には5匹のカブトムシがいることになり、うち3匹が卵を産むということは・・・・ひえ〜。

家にある飼育箱では小さいので、大きな飼育箱を買いに行き、それについていた説明書を読んでみると、「つがいで飼っている場合、土の中に卵が必ずみつかります」と書いてあった。 か、必ず〜? 絶対ってこと?
で、卵は10日くらいで孵化するんですって。そしたら、別の幼虫専用の飼育箱を用意しないといけないんですって。そんで、それは冬を越すわけ?翌年にはカブトになるの?

ああ、なんだかおおごとになってんですけど。

というのが、この夏の哀しい(?)出来事。
2006/08/05(どようび) はれ

My Diary Version 1.21
[ 管理者:くくみ 著作:じゃわ 画像:牛飼い ]