>> 2007/08
[ プレゼン ]
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息子は、ゲーム機が欲しくてたまらない。wiiもDSもどっちも欲しいらしい。
我が家では、今のところ、その手のゲームは買わない方針だ。家にその類いのゲームが全くないわけではなく、たまごっちとプレステTがあり、それは休みの日にやったりしている。それでガス抜きをしているというわけだ。 しかし、息子は、本当は最新のゲーム機が欲しいのだ。
友達も半数以上が持っているし、気持ちはわかるが、息子は目が悪い上に学童や家で漫画も読む。これ以上勉強に差し支えるであろうゲームを買う時期は、なるべく遅らせたいというのが親の本音だ。
さて、そんなわけで、友達やいとこにちょこっとやらせてもらったり横で見ていたりしては、ゲームへの思いを募らせていた息子は、ある日、何かのおまけでもらった小さい手帳(タテ3センチ×ヨコ2センチ、厚さ1センチ)に、自分で考えたゲームのキャラクターとアイテム、敵などを描き始めた。それはそれは熱心に。その情熱の何割かでも勉強に割けないものか。
そしてその自家製「キャラクター本」が完成すると(それには数週間を費やした)、今度は徐にA4サイズの紙を取り出し、それを画面に見立て、ゲームの画面とそこで操作するキャラクターやらアイテムやらを描き込み始めた。本当に感心するくらい情熱を傾けて、何面も何面も描いていく。ああ、その情熱の何割かでも…(以下略)。
その話を友人にしたら、
「それは、ある意味プレゼンだね」
と言った。ゲームを買って欲しいが、正攻法で攻めてもだめだと気がついた。だから、「自分はこんなにゲームを愛しているのだ」というパフォーマンスと、親の同情を買って外堀を埋めていく作業を行っているのだという。
確かに、「そんなに欲しいのか」とあきれながら、ややほだされたことは否めない。小学2年生にして自己プレゼン?
その後も、家にあるこども百科事典『人体』の中の「脳」の働きの項目を熟読し、「テレビゲームが脳に悪影響を与えるという説はまだ立証されていません」とか書かれている頁を開いて、持ってきた。
とにかく、ゲームに関しては、えらいこと熱心。その情熱を…(以下略)。
とりあえず、今年のクリスマスまでに、どんな手を使って買わせようとするのか、見届けるつもり。でも買わない。<鬼
2007/10/20(どようび)
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[ 惜しい ]
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うちのだんなは出張が多い仕事で、多いときは月のうち半分もいないこともある。継続でいないわけではなく、長くて一週間、たいては二泊三日や三泊四日くらいで帰ってくる。
場所も中京方面、関西、東北、北陸など、多岐にわたっていて、私はひそかに「出稼ぎ」と呼んでいる。
で、地方でお土産を買ってきてくれるのだが、うちのだんなのお土産センスはない。まあ、仕事で行っているのだし、忙しくて帰りに慌てて新幹線のホームで買ったりするので多くは期待できないわけだけど。
中京方面だったら、基本はうなぎパイ。私も子供たちも好物だ。一般に「名物にうまいものなし」というが、仙台の「萩の月」と浜松の「うなぎパイ」はおいしいと思う。あと山梨の「信玄餅」。
うなぎパイに「夜のお菓子」というキャッチコピーがついているのは夙に有名だが、姉妹品に「真夜中のお菓子」というのがあるのをご存知だろうか。これは、通常のうなぎパイのワンランク上のうなぎパイで、砕いたナッツやブランデーが高級感と真夜中感(?)を醸し出している。私はおいしくいただいたが、子供たちにはいまいちだったようだ。
さて。 最近、中京方面の出張が多く、出張帰りには必ずうなぎパイがセットになっていたので、娘の頭の中に「パパ出張→お土産はうなぎパイ」という図式が出来上がってしまった。 今回は、東北だったのだけど、朝、玄関で見送りをしていたら、
「パパ、お土産はうなぎパイね!」
と娘がお願いしていた。
「でも《よのなか》のは買わないでね!」
惜しい!
それを言うなら《真夜中》。
2007/10/14(にちようび)
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[ 運動会 ]
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もう9月のことで、特筆するべきこともなかった息子の運動会であるが、ひとつだけ。
息子はお遊戯で「こども八木節」というのをやった。 事前に衣装として、ゆかたの三尺(しぼりの帯)をたすきがけにして糸で固定したり、30センチくらいの竹の棒の先にビニールひものぼんぼんをつけたりした。 家でも練習していたし、おおよその振りはわかっていたつもりだった。
当日は、ビデオカメラを持っただんなの隣に立ち、息子の雄姿を見ていた。ところが、
「ん?」
息子の足もとがおかしい。よーく見ると、はだしで靴のかかとを踏んだまま、踊っているではないか。なぜ、かかとを踏んでいるのだ? そして靴下はどうした? あのバカ!
そんな状況で私が黙っていられるわけもなく、隣のだんなに
「ねえ、なんでかかと踏んでるの? 先生は何も言わないのかしら? 靴下はいつ脱いだんだろう?」
などと延々とぶつぶつ文句を言い続けた。
すると、最後に3人組になって、二人が四つん這いになった背中の上に、息子が靴を脱いで立ち、3人で「やー!」と見栄を切った。
つまり、この最後のポーズのために、息子はすぐ脱げるように靴のかかとを踏んでいたわけだ。そんなことしらないもん。
家に帰ってからビデオを見てみたら、隣で私がずーっと文句を言っているのが全部入っていて、情けないったらなかった。
2007/10/08(げつようび)
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[ 感染 ]
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お笑いの感染力というのはすごい。
今、我が家は、娘が小島よしおで息子がムーディ勝山。
娘 「そんなの関係ねぇ、おっぱっぴー」
息子「♪右からやぁってきたぁ それをぼくは左へ受け流すぅ〜」
あきらめっていうか、しょせんうちの子はこの程度っていうか、親が親だからしょうがないっていうか。
なんだろな、お笑いでももうちょっと何かなかったのか。
2007/10/05(きんようび)
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