ホール音響の用語集
このページではホール音響のそれ以外の用語を並べました。基本的に教科書などの文をそのまま載せているので、小難しい文章になっています。コンサートなどへ行って、そこでもっと蘊蓄(うんちく)を言いたい人向けに作りました。普通の方は読まなくてもいいようなページです。
1. 暗騒音
2. 騒音レベル
3. NC
4. 先行音効果
5. カクテルパーティー効果
6. 両耳効果
7. 波動としての音の性質
8. 多孔質吸音材料
9. 共鳴型吸音機構
10.板振動型吸音構造
11.椅子の吸音力
12.残響可変装置
13.セイビンの法則
14.初期反射音
15.拡がり感、包まれた感じ
16.楽器の指向性
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一般的には、特に注目した音以外の全ての音をさすが、ホールなどではステージなどで意図的に出す音以外の音を言う。空調騒音がその代表としてあげられる。他にも、各種建築設備、照明設備などの音もしばしば問題となる。更に最近では、地下鉄などの振動が地盤を伝わってきて建物に侵入し、それが騒音となって放射される個体音の問題が頻発している。
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私たちが音を聞いたときに感じる大きさ(ラウドネス)の感覚は、周波数によって異なる。そこでいろいろな周波数が含まれている音を聞いたときのおおよその大きさを求めるために、A特性と呼ばれている周波数特性の重み付けをして音圧レベルをはかる方法がとられている。このようにして測定した音圧レベルを得に騒音レベルと呼んでいる。ただし騒音という言葉が付いているが、あくまで音の大きさを表す寮で、音のうるささややかましさなどを直接表しているものではない。このことから、最近ではA特性音圧レベルという呼び方もされている。単位としては日本では長らくホンが使われていたが、国際的に用いられているphon(厳密な音の大きさの単位)とは異なることから、デシベル(dBまたはdBA)が正式の単位となった。騒音計はこの量を量るための計測器である。
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