宮島航路で行く、宮島参拝   2006年1月8日(日) 1ページ


 冬の18きっぷシーズンも終わりに近づき、今度はどこへ行こうかと考えを巡らせていましたが、ここのところの大雪で山陰方面は運休の心配がありました。うーん、それじゃどこか他のところを…、と考えていたところ宮島航路が18きっぷでも乗れることを思い出し、年も明けたばかりであることから宮島厳島(いつくしま)神社への初詣を計画しました。

 ところが計画もほぼ固まった前日1月7日に飛び込んできたのが下関駅全焼のニュース。7日は下関駅を挟む山陽、山陰、鹿児島本線は運休となり、バス代行となっていました。そんな中、関係機関の懸命の復旧により8日には門司〜下関間はダイヤ通りに、山陽本線で1時間に一本程度、山陰本線でも2〜3時間に一本の割合で運転される見通しとなったため、予定通り宮島へと参拝することにしました。

 果たして、下関を無事に抜け宮島へとたどり着くことはできるのか。ある程度のアクシデントは想定した上での初詣旅行にのぞみました。

 なお、今回も白地図に鎌田輝男さん制作のフリーソフト「白地図KenMAP ver.8.1」http://www5b.biglobe.ne.jp/~t-kamada/を使用させていただきました。


1.博多4:53発→小倉6:11着 普通120M 門司港行き(橙色が乗車車両、以下同じ)
←小倉
クハ 813
  −3
サハ 813
  −403
クモハ813
  −3
クハ 813
  −212
サハ 813
  −212
クモハ813
  −212
 北ミフ

 1月8日午前4時。予定を早め、同行者のかめさん、ともちゃんの両氏に車で迎えに来て貰い、博多駅近くの駐車場に停めたあとコンビニで軽く食べ物や飲み物を購入し、18きっぷに3人分のハンコを押して貰い、ホームへとあがりました。日曜日の始発電車とはいえ、さすがは博多駅。ホームには寒い中電車を待つ人がぽつぽつと集まり始めていました。
 南福岡方から入線してきたのは、赤い813系。北部九州の鹿児島本線ではすっかりおなじみになってしまったこの電車から今日の旅のスタートです。

    
博多駅発車案内板北部九州ではおなじみの813系


 昨日、仕事から帰ってからプランの変更を考えてみたり、色々やっていたせいで2時間ちょっとしか寝られなかったので、ほとんど寝てました。起きたらスペースワールドに着いたところでした。それから10分ほどで小倉に到着。JR九州担当の門司〜下関間は今朝の始発から通常通り運転されているらしく、乗り換え案内も普通に行われており、下関駅のことについては触れていませんでした。
2.小倉6:15発→下関6:32着 普通5222M 下関行き
←下関
クハ 411
  −110
モハ 415
  −110
モハ 414
  −110
クハ 411
  −210
 北モコ

 小倉から関門連絡の415系に乗り換え。九州の最新の811系や813系などは交流専用。かたや下関側のJR西日本の電車は直流専用のため、関門トンネルをくぐることができるのは気動車か交直流電車の415系のみ。鹿児島本線からはほとんど姿を消してしまい、いまはこうやって小倉や門司と下関をピストンするか、日豊本線に乗り入れるかの運用になっているみたいです。

    
小倉駅発車案内板関門トンネルを抜ける415系交直流電車


 門司で、停車中に一度蛍光灯が消え交流と直流が変えられたあと発車。トンネルを抜け、ほぼ定刻に下関に到着。昨日の火事でどうなっているかと心配でしたが、ホームは無事でした。ただ、ここから先はダイヤが確定してないらしく乗り換えは駅の案内に注意してくださいとのことでした。
3.下関6:55発→新山口8:03着 普通3524M 新山口行き
←新山口
クハ 117
  −103
モハ 117
  −105
モハ 116
  −105
クハ 116
  −103
 大ミハ

 下関では、到着した電車が九州方面へすぐの発車で戻るためしきりに「九州方面の方は8番線の電車に…」と案内していました。一方、ぼくたちの向かう山陽本線新山口方面は、今朝のJRの発表によると1時間あたり一本程度の運転となる模様。注意して案内を聞いていると次の新山口行きは6時55分と案内していました。
 少し時間があるので、下関駅を見渡してみるとホームから地下への連絡通路は東側部分が焼けておりまだ物が焼けたような臭いが漂っていました。ホームから東側を見てみれば、暗い中も焼け落ちた下関駅の駅舎がわかり、昨日の火事の凄まじさがわかりました。まったく、とんでもないことをしてくれたものです。。。

    
下関駅。ホームは無事でした焼け落ちて廃墟のようになってしまった下関駅東口駅舎


 しばらくすると、6番線に新山口行きの電車がやって来ました。やって来たのはなんと、117系。これが本来の運転なのかそれとも下関の車両基地から電車が出せないのでどこからか持ってきたのかはちょっと分かりませんが、車体表記の所属をみてみると[大ミハ](大阪支社宮原総合運転所)と書いてあったので、はるばる持ってきたのかもしれません。

    
手書き表示の発車案内板(紙?)117系


    
117系@下関駅415系と117系の並び


    
117系車両の所属を表す車体表記は、大ミハ


 時刻表をみてみると、下関6時55分発の新山口行きは所定のダイヤとして存在しているため、なるべく本来のダイヤを維持しながらの運転と言うことかもしれません。途中、コンテナ貨物列車(コキ)やなは、あかつきとすれ違いました。昨日、完全に運休していたため貨物列車はかなりみたような気がします。

 やがて、空が明るくなり始めてきました。列車はいまのところ定刻運転。なんだか、予想よりもあっさりと下関駅を通過できてしまったので、「どうぜなら未乗の宇部線でも経由してから行ってみようか?」ということになり、時刻表を調べてみると厚狭で宇部線経由の宇部新川行きに接続していることがわかったので、厚狭で降りてみました。

    
厚狭駅2番線からの発車は少ない模様


 宇部新川行きが発車する2番線へ行ってみると、列車は入線してないものの学生が数名待っており、何の疑いもなくぼくたちも待っていたのですが、36分の発車が近くなっても列車は姿を見せる気配はなし。やがて、構内に流れた放送は…。

 −本日、2番線からの宇部新川行きは運転を見合わせております。

 おいおい、そういうのは発車間際とかじゃなくて、もっと常時言ってくれよぅと思いつつも学生たちととダッシュ。さっき降りた列車は、厚狭で5分の停車だったためまだ停まっていて、間一髪で再乗車することができました。ふぅ。

 宇部でもこの列車は運休になるらしく、宇部線の乗り換えは駅の案内を…と言っていました。ただ、車掌氏も最初は宇部からは接続しているような案内をしていたため、現場の人にも情報が伝わらない状況なんだと思います。

 結局、宇部線の乗車は諦め、そのまま新山口まで117系のお世話になりました。
4.新山口8:23発→徳山9:03着 普通3344M 岡山行き
←徳山
クハ 115
  −321
モハ 115
  −313
モハ 114
  −313
クハ 115
  −322
 広セキ

 新山口からは後続の岡山行きに乗り換え、徳山で朝ご飯を買って岩徳線経由で岩国・宮島方面を目指すことにしました。というわけで、次の上り列車を待つことにします。次の列車もおそらく下関から発車したんだろうと思うんですが、すでに15分ほど遅れているとのこと。一方で下関方面へは今ぼくたちが乗ってきた117系が引き返すようですが、駅の案内板には時刻しか表示されていませんでした。
 ホームで岡山行きを待ってると、117系の端っこあたりで車掌氏らが打ち合わせをしていましたが、どうやらようやく今日の乗務行路が受け取れたような感じでした。中の人もご苦労様です。

    
上りは約15分の遅れ下りは発車時刻だけの表示


 やがて、やってきたのは115系。アイボリーの車体に青帯の未更新車で車内も昔ながらのボックスシートが残るタイプのものでした。そして、定刻から16分ほど遅れた8時39分に発車。ホームはかなり混雑していたため座れないだろうと思っていたですが、先頭車のボックスに腰を下ろすことができました。

 徳山で電車を降りると、ホームはもの凄く混雑していました。みると、今乗ってきた岡山行きは[回送]となっており、岡山方面へは後続の電車に乗り換えて貰うように案内していました。どうやら、この岡山行きは徳山で運転打ち切りとなってしまったようでした。
 ぼくたちはとりあえず、改札の外へ出て駅の売店で朝ご飯の弁当を購入。再びホームへ戻ると、後発の岡山行きが出てしまったあとらしく、ホームは静かになっていました。


5.徳山9:48発→岩国11:04着 普通2230D 岩国行き
←岩国
キハ  40
 2077
キハ  40
 2033
 広クチ

 すでにホームには広島カラーに塗られたキハ40の2両編成が入線しており、まずは朝ご飯。ゆっくり車内で弁当を食べようということでこの岩徳線を選んだワケなんですが、予想通りで車内はがらがらでした。
 食べ終わった頃に、ようやく発車となりましたが駅ごとに停まって行くもほとんど乗客はいない模様。車内には太陽の光が注ぎ込み眠くなってきました。おやすみなさい…。

 目が覚めると、西岩国。終点岩国までは、あと一駅のところまできていました。それにしても、冬の日差しは気持ちよく、ぐっすり眠れました。やはり岩徳線を選んで正解でした。

    
さすがに岩徳線には遅れなどの影響はないようでした岩徳線のキハ40



6.岩国11:13発→宮島口11:34着 普通3936M 呉行き
←宮島口
クハ 111
 −5091
モハ 115
 −6109
モハ 114
 −6193
クハ 115
  −607
 広セキ

 岩国からは、呉行きの列車に間に合ったのでそれに乗車。こちらも115系の未更新車でデカ目タイプでした。

    
岩徳線到着ホームに置かれている錦帯橋模型デカ目タイプの115系


 そして、宮島口には最初に計画を立てた頃に予定していた時刻とほぼ同じ11時34分に到着。

    
ようこそ日本三景宮島へ宮島口駅


 宮島口駅からは、地下道をくぐり(地上の駅前の交差点は横断歩道もなく横断禁止みたいでした)6分ほど歩いたところにある乗船所から船に乗ります。JRの他にも宮島松大汽船から船は出ていますが、JRの船だと18きっぷで乗れるのでJRの乗船所へと向かいます。

    
JR宮島行き船のりばJR宮島航路、みやじま丸





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