ニューヨーク実用情報

ニューヨークの観光に役立つ情報を集めてみました。ぜひ旅行の参考にして下さい。


ニューヨークの地理

 「ニューヨーク州」はアメリカ合衆国の州の1つであり、その中には「ニューヨーク・シティ」やナイアガラの
滝までも含まれます。一般的に「ニューヨーク」といえば、「ニューヨーク・シティ」を、特に観光客にとっては
「マンハッタン(Manhattan)」地域を指すことが多いようです。ニューヨーク・シティはマンハッタンのほか、
ブルックリン(Booklyn)、クイーンズ(Queens)、ブロンクス(Bronx)、スタテン島(Staten Island)の
5つの行政区からなっています。

 マンハッタンの街中は、道路が碁盤の目状に交差しているので、位置の把握がとてもしやすい街です。
南北の通りがAvenueで、東側のイースト・リバー側から、1st、2ndと名前がつけられています。
(ただしこの呼び名はHouston通りの北側から)。また東西を横切る道路はStreetで、Houston通りの北から、
1st、2nd、3rdと数えます。マンハッタン内の住所は、AvenueとStreetの組み合わせに、番地をくわえて表記します。

 時差は、ニューヨークは東部時間なので、日本時間−14時間(夏時間では−13時間)。
日本で1月1日の午前0時は、現地では12月31日の午前10時になります。

 気候については、冬季には−10℃前後まで冷え込むこともあり、夏期は30℃を超える日も多いので、
日本よりも寒暖の差が激しいといえます。出発前にTVや新聞などで「世界のお天気」に目を通して、
現地の気温を確認して服装の準備を整えるのが良いでしょう。
インターネットでも各地の天候を知るサイトがいくつかあります。


ニューヨークへのアクセス

  ほとんどの観光客は空路ニューヨークへ入ると思いますが、当地には3つの国際空港があります。
   1.ジョン・F・ケネディ国際空港 以下JFK(J.F.K International Airport)
   2.ラ・ガーディア国際空港(La Guardia International Airport)
   3.ニューアーク国際空港(Newark International Airport)
  このうち、J.F.Kとラ・ガーディアはマンハッタン東部のクイーンズに、ニューアークは西部の
  ニュージャージー州にあります。
  日本からの直行便は主にJ.F.Kにつきますが、アメリカの他の都市やカナダ経由で入る場合は、
  ラ・ガーディアに着く場合もあります。特に帰るときは、空港を間違えないようにしなければなりません。

   JFK国際空港(JFK)はアメリカ国内外の定期便が発着する、世界でも有数の巨大空港で、航空会社
  別に9つのターミナルビルがあります。直行便が発着するので、日本から訪れる人にとっては最もなじみの
  深い空港といえます。マンハッタンの東約24kmの位置にあり、ここからタクシーで約1時間、料金は
  約$30で行くことができます。このほかには地下鉄、シャトルバス、あるいはヘリコプターで
  マンハッタンに行くこともできます。

   成田からJFKへの定期の直行便を運行しているのは、98年3月現在、日本航空(Japan Airlines)、
  全日空(All Nippon Airways)、ユナイテッド航空(United Airlines)、ノースウエスト航空
  (NorthWest Airlines)の4社。このほか、Portland乗換のデルタ航空(Delta Airlines)、Vancouver
  乗換のカナディアン航空(Canadian Airlines)が利用できます。
  関西国際空港からは、ユナイテッド航空が乗り継ぎ便を運行しています。

   ラ・ガーディア国際空港(LGA)からはマンハッタンの東約13kmの位置にあります。タクシーでの
  所要時間は約30分、料金は$25〜30。有料のハイウエイを通ることもあり、このとき通行料($2.5)を
  請求されるので、運転手に支払います。ラ・ガーディアへは、ノースウエスト航空、ユナイテッド航空(いずれも
  乗換)のほか、Dallas-Fortworth空港で乗換のアメリカン航空(American Airlines)、Toronto乗換のカナディ
  アン航空(Canadian Airlines)などが利用できます(カナディアン航空の北米大陸内はアメリカン航空との共同運行)。

   ニューアーク国際空港(EWR)はマンハッタンの西約26km。所用時間は約40分、料金は約$30。
  ノースウエスト航空、ユナイテッド航空(いずれも乗換)が利用できます。

          【マンハッタンと3つの空港の位置関係】

  空路の他は、アムトラックなどの鉄道、グレイハウンドなどの長距離バス、遠洋航海の客船を利用することになります。


アメリカへの入国

   パスポートを持参するのは当然ですので、説明は省略します。
  ビザ(査証)に関しては、日本国籍を有する者は、有効な旅券を所持していること、90日以内の観光または
  商用の旅行であること、復路の航空券を所持していることなどを条件に、ビザの取得が免除されています。
  この場合、アメリカ合衆国への入国に際して、「I−94W(Visa waiver)」フォームを記入し、パスポートと
  ともに入国管理官に提出する必要があります。審査が完了すると、Visa waiverはパスポートに添付されます。
  I−94Wは90日間有効なので、この期間に再入国する可能性がある場合は、そのまま持っていることが
  できます。


現地での交通手段

  マンハッタンでの交通の手段は、(1)タクシー、(2)地下鉄、(3)路線バス、(4)レンタカーが考えられます。
   このうちレンタカーは、(1)マンハッタンでは交通渋滞が多く車での移動に時間がかかる、(2)車の交通量が非常に
  多い、(3)道を横切る歩行者が多い、(4)一方通行や侵入禁止などの通行制限が多い、(5)現地のドライバーは運転の
  荒い人が多い、(6)車上狙いなどの犯罪が考えられる、(7)駐車場が少ない、駐車料金が高い、などの理由から
  おすすめできません。よほど郊外へ行く用事がある場合ならともかく、避けたほうがいいでしょう。
   もし利用する場合でも、万一のトラブルの際に相手と十分にやりとりができる高い英語力が必要だと考えます。

タクシー   通称イエローキャブ(Yellow Cab)ともいわれ、ニューヨークの名物にもなっています。
      街中を流している車も多いので、日本と同様に手を挙げて合図して止めます。乗る前に行き先を告げて
      ドア(普通は右側)を自分で開けて乗ります。運賃はメーター制で、初乗り料金$1.5に、走行距離に
      よって$0.2ずつ料金が加算されていきます。支払いの時は運賃に15%程度のチップを加えて払います。

       ニューヨークのタクシーは、運転席の後ろに運転手の写真入り登録証を掲示しており、登録番号が必ず
      表示してあるので、メモしておくと、忘れ物の問い合わや、運賃のクレームをつける時など役に立ちます。
      あわせてレシートをもらうようにしておくと便利です。運転手は親切な人も多いのですが、移民系の人が多く、
      彼らの話す英語が時として聞き取りにくいこともあります。

       空港や駅などにはタクシー乗り場があり、ここで係員の誘導に従って乗車します。正規の乗り場以外では、
      法外な運賃を請求する無認可の白タクが待っていることもあるようなので(黄色い車のこともあるらしい)
      注意が必要です。空港の出口などで待ち受けていて、「マンハッタンまで○○ドル」と勧誘してくる場合も
      あるようです。

         【ご存じイエローキャブ。お世話になることも多い。】

 地下鉄   観光客にとって最も一般的な移動手段は地下鉄でしょう。比較的安く($1.5)、確実に目的地へ行く
      ことができます。また24時間運行なので、いつでも利用できます。以前は暗い、怖い、汚いという悪い
      イメージがつきまとっていた地下鉄ですが(確かに昔はそうだったらしいが)、車内は明るく清潔で、
      思っているより安全な雰囲気です。ただし夜間(9時から早朝まで)や休日など、乗客の少ない時間帯は
      利用するのを避けたほうが無難です。

       路線ではビジネス客が多い1,2,3,9線やB,D,F,Q線は、日本の(東京の)地下鉄と大差ありません。
      またハーレム地区とブルックリンを結ぶA,C線は多少、車内の雰囲気が違いますが、日中であれば問題は
      少ないと思います。いずれにしても、乗客がたくさん乗っている車両を選ぶか、運転士などクルーの目の届く
      車両を選ぶことが必要です。

       人の少ない駅で電車を待つときは、黄色い看板の「Off Hour Waiting Area」を利用します。このエリアは
      駅員の目が届く(ブースがあるか、監視カメラがある)ので、何かと安心です。駅に入る入り口は時間帯に
      よって閉鎖されたり、出口専用のものがあるので注意しましょう。緑色のランプが立っているものは常時
      入場可能、黄色は時間制限あり、赤色は出口専用を示します。

       地下鉄を利用するには、駅内のブースかドラッグストアなどでコインのようなトークン(token)を購入
      しておきます。まとめ買いもできるので、必要枚数はそろえておいたほうが便利です。料金は1枚$1.5。
      ホームに入る時は、改札機にトークンを入れて、バーを押して中に入ります(トークンは回収される)。
      ホームを出るときは同じようにバーを押して出ます。最近はプリペイドカードも使われているようですので、
      こちらも利用してみてはいかがでしょう。

       ニューヨークの地下鉄網は複雑なので、ブースで無料のSubway Mapをもらうか、ガイドブックなどで事前に
      乗る線を確かめておきましょう。地図やガイドブックを開いて迷っていると、不案内な観光客だという印象を
      与え、トラブルの原因にもなりかねないので注意が必要です。

 

           

          【車内は明るく、きれい】         【映画やCMに登場するような雰囲気】

           

       【人の少ない時間帯の電車待ちはここで】     【地下鉄の入口、緑ランプは常時入場可】

路線バス    碁盤の目のようなマンハッタンの道路をくまなく走っている路線バスは、おもに東西の移動に便利です。
       道路が渋滞し易いことを除けば、有効な移動手段といえます。特に地下鉄の通っていない場所への移動には
       力を発揮します。

        料金は地下鉄と同じ$1.5。トークンまたは、現金で乗るときに支払います。お釣りはもらえないので、
       あらかじめ小銭を用意しておく必要があります。異なる路線への乗換が、1回だけできるので、運転手に
       路線を告げて、乗換券(トランスファー・チケット)をもらいます。乗換券の有効時間は1時間。

        バス停には、路線名と行き先が表示されているので、良く確認しておき、来たバスの行き先表示をよく
       確かめて乗るようにします。また降りるときは、ボタンで運転手に知らせます。
       車内は比較的安全だといわれますが、乗客の少ないときは、なるべく運転席の近くに座りましょう。


治安について

   誰にとっても、「ニューヨークは犯罪多発地帯」という印象が強いでしょう。
  確かに日本に比べれば、強盗や殺人といった凶悪犯罪の件数は高いのが事実です。しかし最近では、治安はかなり
  改善されているようです。現市長の政策のもと、警察官が増員されたおかげで、街中いたるところでパトロールの
  警官に出会います。少なくとも昼間の、人通りの多い観光地では重大犯罪に遭遇することはあまり無いようです。

   ただしスリや置き引きなどは頻繁に起きているようなので、電車内や人混みでは細心の注意が必要です。
  路地裏や公園など、人通りの少ない場所は歩かない、夜間はなるべく1人で歩かない(とくに女性)、多額の
  現金や貴重品を持ち歩かないなどの心構えが、犯罪に巻き込まれる危険性を小さくします。
  今でも日本人は「金持ちだ」という印象が強く、英語を流ちょうに話せる人が少ないため狙われ易いようです。
  もちろん、これは世界のどこへ行っても事情は同じことなのですが。


通貨、物価、チップ

  アメリカ合衆国の通貨単位はおなじみのUS$で、円の対ドル相場が毎日のニュースでも必ず報じられて
 いるほど、日本人になじみの深い外貨といえます。最近のレートでは1US$=125〜130円ぐらいです。
 アメリカ国内で日常流通している紙幣は1、5、10、20、100ドル、コインは1、5、10、25セント
 がほとんどです(ごくまれに1ドルコインが流れていることもある)。

  両替は空港や市中の両替所、銀行、ホテルなどででき、交換レートの高低はありますが、空港からタクシーや
 リムジンバスに乗ることを考えると、当面必要な分は空港で両替したほうが良いでしょう。
 アメリカでは、ほとんどの商店、レストランでクレジットカードが使用できますので、現金で持ち歩くのは
 最小限にとどめたほうがよさそうです。トラベラーズ・チェックも使用できますが、利便性を考えるとカードが
 使いやすいと思います。ただしタクシー代や地下鉄・バスの運賃、ファストフード店、一部の観光アトラク
 ションや国連のガイドツアーなど、支払いは現金のみの場合があります。

  ニューヨーク滞在のためにホテルをとる場合、マンハッタンの中心部、ミッドタウン周辺にする場合が
 多いと思いますが、ある程度きちんとしたホテルに泊まろうと思えば、どうしても1泊$150ほどに
 なってしまいます。
  このようにニューヨークでは物価は高く、おおむね東京並みといえます。ホテルに限らず、
 食料品を買ったり、レストランを利用したり、観光アトラクションや興業の料金もかなり割高に感じ
 られます。最近は一時期に比べて円安なので、より割高感があります。

  アメリカではチップの習慣があります。チップの目安としては、レストランなどでは飲食代金の15%程度、
 タクシーの運転手には運賃の15%程度、ホテルのポーターやルームメイドには$1を渡します。
 もちろん、チップは義務ではなく気持ちの問題ですので、気分良いサービスを受けたと思えば、渡せば良い
 ことです。