スコットランド Scotland


 グレートブリテン島の北部3分の1を占めるスコットランドには、北海道とほぼ同じ面積に約500万人ほどの人が住んでいます。その国土の北半分はハイランドと呼ばれ、高い樹木のほとんどない荒涼とした大地、氷河によって削られた谷、険しい山々など厳しい表情の景観が続きます。一方南半分のローランドは、緑の多いなだらかな丘陵や平原が続き、羊の群が草をはむのどかな風景を楽しむことができます。

 スコットランドの国花はアザミで、アザミのトゲが侵入者を防いで国を守ったというエピソードが、スコットランドの人々の心に今もなお息づいているようです。また厳しい気候であるにもかかわらず、荒涼とした大地に一面に咲くヒースの花もまたスコットランドとは切っても切り離せない象徴的な花と言われています(8月下旬から9月にかけて花が咲く)。スコットランドは1707年にイングランドと併合されるまでは、独立した国家として存在し、いまもなお独自の紙幣を発行したり(基礎知識ページ参照)、独立論が度々再燃するなどスコットランドの人々は独自の国家観を持っていると言っても良いでしょう。民族衣装であるタータンチェックのキルトを身につけ、バグパイプを奏でる人を時々見かけます。また古城が点在し、歴史と伝統が脈々と息づいているのを感じることができます。そんなお国柄ですが、陽気な気質のスコットランド人は訪問者を暖かく迎えてくれることでしょう。

スコットランドの観光は、エジンバラかグラスゴーの2つの大都市が拠点になります。美しい景観を楽しむため、ヨーロッパをはじめ世界各地から多数の観光客が訪れます。スコッチウイスキーの産地としても名高く、全土に100カ所を超える蒸留所が点在し、その中には見学者を受け入れているところも少なくありません。

天候は変わりやすく、雨や霧の日が多いのが特徴です。北部に位置しているため夏でも気温はさほど高くはなりません。また大きな町を除けば交通の便が悪く、レンタカーを使った旅行はスコットランドの周遊には最適です。このページでは、スコットランドを以下の4つのエリアに分けて、それぞれの見どころを紹介します。

 ・古都エジンバラとスターリング、その周辺
 ・手つかずの自然が残るハイランド(東部)とネッシー伝説のネス湖
 ・ハイランド西部と、スコットランドの景観が凝縮されているといわれるスカイ島
 ・工業都市として栄えたグラスゴーとその周辺

  

 夏から秋に荒野一面に咲くヒースの花   スコットランドの象徴でもある国花「アザミ」





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