第7話 FED-2の不調でBESSAが気になる
2003/11/10

 以前に一番気に入っているカメラ、ということでFED-2だと書きました。そのサイズやフィーリングはやっぱり好きですし、自分にとって必要にして十分な機能であることも変わりません。しかし、ギャラリーやBBSを見ても分かるとおり、最近出番がめっきり減っていますね。これは相変わらずカメラ増やしている、というのもあるのですが、実は、、、あまり調子よくないんです。よく使う1/100が時々サボる、シャッターがやけに重くなるときがある、というものです。

 話は変わりますが、自分にとって今あるLマウントレンズというのは、やはり魅力的です。特にIndustar-61とJupiter-8 、真剣な撮影にもっと使っていきたい。FED-2は素晴らしいカメラですが、レンズを生かすプラットフォームとしては、どうしても頼りないのは否めません。もっと信頼性が高く、正確で、シャッター速度の選択の幅が広いカメラが欲しい、と考えるのは自然、、、かな(笑)。

 そうなると、やはりコシナ・フォクトレンダーのベッサ・シリーズが気になってくるわけです。これまでは、一眼レフ用金属製シャッター幕故のシャッター音がスナップ中心の自分にとって問題だと思っていたのですが、前回も書いたとおりコニカFPを使いだしてから、「シャッター音大きくても、結構どうにかなるじゃん」と気が付いてしまいました。

 元より質感やフィーリングに不満はないので、ベッサを使わない理由が無くなってしまったんですね(笑)。あんなにFED-2に惚れ込んだ文章書いておいて、この変わりよう。男なんてそんなものですよ(爆)。まぁ、ベッサ買っても、FED-2を手放すつもりはないですけどね。

 さてさて、Lマウントの使えるベッサ(今やコンタックスやらM42のマウントの一眼レフもある)にはL、R、T、R2と4機種あります(TとR2はMマウントなのでアダプターが要りますが)。実質的に広角専用のLは論外、金属外装は自分にとって全く重要なポイントでないので、高いだけのR2はいらない、ということで、RかTか、ということになります。

 普通に考えれば、ベッサRということになるのでしょうが、ファインダーが35mmをベースに作っているのが気になります。自分の持ってるジュピター12はベッサで使用不可ですし、35mmなら優秀すぎるヘキサーもあるので、別のレンズを買ってまで使わないでしょう(どうせなら、もっと広角を)。小さめの50mm用フレームしか使わないのであれば、あの素晴らしいファインダーも宝の持ち腐れ。この辺りは、ファインダー倍率が選択できるライカっていいなぁ、と思うのですけどね。

 ベッサTはボディには高精度の距離計窓のみ、ビューファインダーは本体に持たず外付けのみという、その仕様がネットに流れたときはネタ扱いされたほど変わったカメラ。外付けファインダーを買うと割高なカメラですが、とりあえずロシア製のターレットファインダーがあるし、使われていない135mmのJupiter-11も日の目を見させることが出来るので、かなり自分の中では本命ですね。これに慣れれば、将来バルナック・ライカを使うことも出来る、、、なんて野心もあったりして。

 何より、ベッサTはカッコいいじゃないですか。と、思っていたら、こんなの見つけました。社長も好きねぇ(笑)。

 とりあえず、今は貯金中。お金が貯まる頃には、全く言ってることが変わってる可能性もあります、、、(それはいつものこと)。

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