第10話 リストラクチャリング
2005/2/15

 ということで、引き伸ばし機材を揃えました。いきなり人にプレゼントする写真を焼いたりして、せっかくだからレポートしようかな、と思ったのですが、すでにネット上にある情報を参考にしたらとりあえず出来た、なんてことを今更書いてもしゃーないのですよね。興味ある方は、ウチのリンクの白黒関係、そちらを一通り回るなり、自分でググってみるなりしてください。

 ま、僕が言えるのは「楽しいよ〜、思ったより簡単だよ〜(多階調RCペーパーなら)」ということですね(笑)。いやホント。もちろん奥は深い、そりゃもうマリアナ海溝並に深いけれど、入り口は意外に広いんですよ。うん。

 そういう訳で、写真が更に楽しくなってめでたしめでたし、、、のはずだったんですけどね。問題が一つあるんですよ。それはカメラ。自分の写真に対するスタンスが少し変わってきたこと、撮影に行ける時間が少なくなってきて「歩留り」を気にするようになってきたことで、自分がカメラに求めるものも少し変わってきたんですね。以前に書いた「ズームレンズへの回帰」もその流れなんですけど。もはや、すっかりトイカメラ系や当てにならない露出計を持ったAE機(FF-1sとか)の出番が無くなってしまっています。ちゃんとした露出のネガは焼きやすいのでねぇ(笑)。

 更にペンタックスはいち早くハイアマ向け銀塩一眼レフから撤退する勢いのようで、基本の古いMZ-3,5Nのディスコンはもちろん、MZ-Sすら風前の灯火らしいのです。MZ-5Nの後継問題が出てきた時のことを考えると、このままフェードアウトはちょっと困るんですよ、露出精度とかAF速度精度、動作音、もっとブラッシュアップして欲しいのに、銀塩機に関してはもはやそれは期待できない、ということです・・・もう全然遅れてるのにキヤノン、コニカミノルタ、ニコンと比べて。ここがちょっと悩み所で、今のレンズを生かす為に我慢してペンタックスに留まるか、他メーカーに乗り換えるか。

 僕が出した結論は、「乗り換える」でした。小型軽量MZシリーズの機動性は確かに魅力だけど、それを重視するなら僕の場合RF機やコンパクトを使えば良いのであって、一眼レフは機能・性能重視で行った方が良い、と今となっては思うんです。

 しかし、引き伸ばし機買ったばかりでお金もない・・・と思いながらも調べてみると、すでにディスコンになっているはずのキヤノンEOS7がまだあちこちで新品が売られているではないですか。もちろん、中古とあまり差のない激安価格で。さらにリサーチを続けると「価格.com」にあった最低価格より、さらに新品を5,000円も安く売っている店を発見。いやもう、気が付いたらイッちゃってました(笑)。

 お金はペンタ関係全部とFED2(&要らないLマウントレンズ)、さらにFF-1sまで売り払って作りました(でも、ちと足りなかった(>_<))。ちょっと寂しいですが、無駄な機材を持っているのも、精神衛生上よろしくないので。実際、このリストラで随分と気が楽になった気がします。

 ということで、EOS7です僕もとうとうキヤノンユーザーですよ(ジャンクのキャノネット QL17GIIIは持ってるけど)。自分にビックリしてます(笑)。現行機7sは見た目と外部フラッシュ制御とちょっとだけAFが進化しただけで実質変わらないので、全然気になりません。ほぼ完璧な露出、静粛かつ機敏な作動、正確迅速な視線入力付きAF・・・素晴らしすぎて涙がでます。その反面、今までみたいなワクワク感もあまりなかったりしますけど。

 道具は完璧。あとは何も考えず、ひたすら撮りたいね。

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