「焼きまんじゅう」
焼きまんじゅうは、群馬県の郷土食。前橋市・伊勢崎市・館林市などの県南部が本場とされる。もち米をおかゆ状にして米麹で発酵させ、丸めてセイロで蒸したものを、串にさして網などにのせて炙り、こんがり焼き目がついたら、甘味噌(味噌に黒糖や上白糖をまぜたもの)を刷毛で塗れば出来上がり。焼きたての温かいうちは軟らかいため食べやすいが、冷めると水分が抜けてしまい、恐ろしいほど固くなる。ネット通販などでは24個入りで、まんじゅう、甘味噌ダレ、竹串、刷毛がついて、お手頃価格の1050円で売っている。フワっとした食感が特徴だ。 群馬県の郷土料理といえば、ヤキモチ、饅頭、うどん、おっきりこみなど、粉もんが多いのが特徴。群馬県は水田裏作の小麦栽培が盛んで、その小麦粉を材料にした食べ物を昔から食べてきたのだ。まさに地産地消である。麺類やまんじゅう類などの粉もんは、埼玉県の秩父市や栃木県の足利市にまで分布していて、繭や絹織物の生産地とほぼ一致することから、繊維関係の業者によって近隣地域にも広まったものと見られる。

■群馬名産■【冷凍】焼きまんじゅう 5本分(串なし)【ポイントグルメ090518】【P10_0501】【...

「ひもかわ」
ひもかわとは、幅広でコシのあるうどん。群馬県桐生市あたりで食べられている。ふつうのうどんに比べて幅広いのが特徴。1〜3p程度のものもあるが、たいていは5p前後、なかには9〜10pのものもある。超幅広うどんというか、ワンタンの皮のようなうどんだ。この幅や厚さは、店によってまちまちだが、見た目も凄いが、食べると、とにかく、つるっとしたのどごしと、噛んだ時のもちもち感に驚く。地元の店では、種類はうどんと同じように、きつねやたぬき、山菜、カレーなどがある。ネット通販で購入可。 うどんには、麺の形として、一本うどん、太うどん、細うどん、平打ちうどんがあるが、ひもかわうどんは、この平打ちうどんに属するといわれている。似たようなもので、名古屋の「きしめん」や山梨の「ほうとう」があるが、それぞれ地元でも、うどんとは認識されていない。群馬県南部では、この「ひもかわ」を使った、料理(「おっ切りこみ」や「煮ぼうとう」)をよく食べる。「おっ切りこみ」や「煮ぼうとう」は、ひもかわと根菜類など季節の野菜を、味噌または醤油ベースのつゆで煮込んだもの。一般の煮込みうどん等に比べ濃厚なのが特徴だ。


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