ゼリーフライは、埼玉県行田市で作られている郷土料理の一種。標準的な作り方としては、おからと茹でた馬鈴薯を2対1の割合に、つなぎに鶏卵と牛乳を加えて混ぜ合わせ、コロッケのようにまとめるが、コロッケとは異なり小麦粉・鶏卵・パン粉による衣を着けないで素揚げしたものをソースにくぐらせたものである。いわゆる「おからフライ」の一種で、軽食として食べられることが多い。主に行田市内の各地でスタンドやカウンター形式で売られている。行田市持田の「いっぷく茶屋」の先々代の主人が、日露戦争に従軍した際に戦地で中国人から「野菜饅頭」なる食品の作り方を教わり、これをアレンジして作り出されたものである。近所の祭で屋台を出し、販売していた。明治末期からあるが、他の地域にまで普及はしなかった。名称の「ゼリー」は、一説には、形状や大きさが小判に近いので「銭」が訛って「ゼニーフライ」から「ゼリーフライ」となったとも言われるが、詳しくはよく分かっていない。出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』2007.08.10他の地域まで普及しなかったのは、インパクトが弱いことと「ゼリーフライ」というネーミングのせいかも。「おからじゃがフライ」とか「オカラジャガッケ」だったら、もう少し広まったかも。マイペースで自己満足しやすい気質のため、埼玉発全国ヒットはなかなか出ないかもしれない。
「雪くま」とは、埼玉県熊谷市で販売されているかき氷のこと。2007年8月16日、埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市では40.9度を観測。1933年7月25日に山形県で観測された40.8度の国内最高気温の記録を、実に74年ぶりに塗り替えた。熊谷市が暑いのは、秩父山系を越える北西の風によるフェーン現象と、東京発のヒートアイランド現象が大きく影響しているといわれている。同日に観測史上最高気温を記録した多治見市も、やはり内陸に位置するが、観測器の設置場所が駐車場の近くで、そのため気温が高く出やすいのではないかと言われているそうだから、日本で最も暑い街は熊谷市といってよいだろう。 「雪くま」は、熊谷のおいしい水から作った貫目氷を雪のようにふわふわに削り、協賛店ごとにオリジナルのシロップを使用したかき氷。真夏の暑さとおいしい水で有名な熊谷で、暑さを元気に乗り切れるよう、かき氷をブランド化したのである。市内外を問わず多くの人に親しんでもらい、暑い熊谷をさらに盛り上げたいという願いも込めているという。 「雪くま」と、フツーのかき氷との違いは、「食感」。氷の粒がジャリジャリと口の中に残るかき氷と違い、「雪くま」はふわふわ感のある昔ながらの削り方にしているため、口に入れると甘雪を食べたときのように、ふわっと溶けてなくなるのが特徴である。(参考 熊谷市のホームページより)詳細はこちら