2003/03 << >> 2003/01
[ 歯医者 ]
|
またまた歯医者である。妊娠中にも通っていたが、それとは別の歯の詰め物が取れた。夜中に珍しくフロスで掃除をしていたら、フロスを抜くときにぴょーんと飛んでいってしまった。周囲をさがしたが、狭い洗面所なのに見つからない。きっとブラックホールに入ってしまったに違いない。
家の近所に、新しくできた歯科があったので、新し物好きの私としては、行かずにはいられない。予約を取ってさっそく行った。息子は保育園だが、娘は連れて行かなければならなかった。しかし、小児歯科もやっているところなので、歯科助手のお姉さんが見ていてくれることになった。ありがたい。
新しいので何もかも最新式で、気持ちがいい。うがいのコップが使い捨ての紙コップだったのは、衛生的だがちょっとがっかりした。やっぱ歯医者のコップはステンレスのギラギラしたやつでしょう。 先生が丁寧に見てくれて、歯医者に行くたびに言われるが、やっぱり「他にも虫歯がありますね」とゆわれてしまった。全部の歯をチェックして、詰め物が取れた歯には仮止めをしてくれたけど、長い道のりになりそうだった。
まず写真とレントゲンを撮ると言う。レントゲンは何度も撮ったことあるが、写真は初めて。どきどきして待っていると、助手の人が大きなカメラを抱えてやってきた。そんで、S字フックを平べったくしたみたいな形の、口をイーッとやる器具を取り出し、唇の左右に引っ掛けた。「普段はもう一人助手がいるんですけど、今、赤ちゃん抱っこしてるから、これ持ってていただけます?」と言われ、情けないことに自分でイーッとやる羽目になった。一生懸命押さえていると、「お上手ですねぇ」とほめられた。こういうのに上手とか下手とかあるのかなぁ。「そうですか?初めてですけど」と言いたかったけど口がイーッとなっていて言えなかった。 さらに歯の裏側の写真も撮るからとお好み焼きのへらのような鏡を口の中にグイッと突っ込まれた。もうどうにでもしてという気分だ。 やっと写真撮影が終り、次はレントゲン。レントゲンはまあ普通だったけど、パノラマで撮るらしく、顔の左側から右側へ撮影機(?)がぐるっとまわったのはすごかった。
今回は以上であった。次回、自分の歯の状態を写真とレントゲンで克明に解説されるらしい。「お前はもう死んでいる」と言われるのじゃないかと今から気が気でない。
今回の教訓。 人間いくつになっても初めての経験があるのだなぁ。
2003/02/26(すいようび)
|
|
[ 子供の世界 ]
|
娘がやっと歩行器に乗れるようになった。といってもまだ自分でこげるわけじゃないけど。歩行器は賛否両論あって、使わない人もいる。O脚になるとか、なかなか歩かないとか言われる。うちの息子は歩行器が大好きで、乗せていれば機嫌がよかったので、良く使った。でもO脚じゃないし、歩き初めも1歳直前と普通だ。今では私が追いつかないほど速く走る。なので、あんまり関係ないと思う。人手があって、使わなくても済む人はわざわざ使わなくてもいいだろう。
ところで、離乳食をはじめるにあたって、重要なのは、いかに子供を固定しておくかということだ。まだ子供イスには座れないし、かといって抱っこでは安定しない。片手が使えないのもつらい。そこで便利なのが歩行器なのだ。子供が固定できるので、離乳食が与えやすい。うちの歩行器は安物なのでついていなが、勝手に動かないように足ガードがついている歩行器もある。
いまのところ、私が歩行器を利用するのは、ほとんど離乳食を食べさせる時だけだが、ちょっとしたとき(洗濯物を取り込むときとか新聞を取りに行くときなど)にも座らせることがある。寝かせておくとぐずるけど、抱っこはできない、でもおんぶするほどでもないときだ。 そんな隙を見て、息子が歩行器を走らせる。うちは狭く障害物が多いので、長い距離を走ることはできないが、短い廊下を暴走する。いくら私が適当に子育てしているとはいえ、6ヶ月の赤ん坊にそんな無茶はしない。娘が叫んでいたので、はじめはぎょっとして、やめさせようとしたが、よく見ると娘は「キャーキャー」言いながらすんごい喜んでいるのだった。なので、こちらは見張ってはいるものの、やらせておくことにした。ママを取られたと思って、なかなか妹とコミュニケーションをとらなかった息子が、一緒に楽しそうに遊んでいるのももったいない気がして。
子供には子供の世界があるんだなぁとしみじみ思ったことだった。
2003/02/22(どようび)
|
|
[ なんでだろう ]
|
息子があっさり洗脳された。最近、テレビでの露出度が高くなっている「テツandトモ」である。毎日「なんでだろう〜、なんでだろう〜、な・な・な・なんでだろう〜」と振り付きで歌っている。どうしてこんな子になっちゃったんだろう。こっちこそ「なんでだろう〜」だ。 私は、自分が子供の頃から、必要以上にふざける子供が嫌いだった。クラスに一人はいたでしょ、そういう子。私はそれがとても子供っぽくてイヤだったのだ。それが相手にも伝わるらしく、私はよくそういう子にいじめられた。向こうにしてみれば「お高くとまりやがって」ってことなんだろうし、こっちからすれば「フン、ガキね」って感じなのだ。その呪いが今頃出たのだろうか。泣きたい気分だ。 ともかく息子にはがっかりなのである。
2003/02/18(かようび)
|
|
[ ハイヒール ]
|
先日久しぶりに新宿へ行った。そしたら、今、埼京線はりんかい線に接続していて、なんと新木場まで行っているではないか。あー、びっくり。しかも、2年間通勤したはずの新宿で迷うし。ほんと浦島太郎になった気分だった。
その日は、かつての職場の人たちとの飲み会だったので、やっぱちょっと小奇麗なカッコして行かねばと、これまた久しぶりにハイヒール(私としては)を履いてみた。いやー、全然歩けない。カクカクして前につんのめりそうになった。かつてはハイヒールで100メートルダッシュだってまかせてって感じだったのに。。。哀しい。 4月から仕事に復帰するのに、こんなことではいかん。リハビリせねば。
2003/02/17(げつようび)
|
|
[ 保育園決定! ]
|
いろいろと皆様にご心配をおかけしましたが、娘の保育園が決まりました!うれぴー。息子も同じ園に転園できることになりました。まさに奇跡!
今、保育園はなんだかんだと世間で騒がれていますが、実情は全然違います。待機児ゼロ?フッ。鼻で笑っちゃうね。育休が3年取れる?実際に取るヤツなんかいねーよ。と、この件に関しては、ワタシかなりグレてます。
息子のときで懲りているので、今回は育休を繰り上げて、年度始めを狙った。私の住んでいるさいたま市の保育園は、年度の途中で入れることはほとんどない。まれにあるが、それに賭けるのは宝くじを当てるより難しいかも。実際、息子のときは10ヶ月待って、結局翌年の4月の年度始めにしか入れなかった。
応募書類に希望する園は3コしか書けないけど、通える園はすべて書いた。しかも目立つように欄外は赤ペン。応募が締め切りになってから、役所に応募人数を聞くと、娘の第一希望の園は、0歳児の定員が6人のところ、のべ32人の応募があったという。私が希望を出している園の中ではダントツに高い倍率。認可園は先着順とか抽選とかではないので、純粋に保育に欠ける度合いが高い人から決まっていく。自分ではかなり保育に欠けると思っているが(1:フルタイムでの復帰が決まっている。2:祖父母が近くに住んでいない。3:しかも仕事を持っている。)、32人中、上位6位に入れるかというと厳しい気がした。思い切って第一希望を比較的人気のない別の園に変えてみるというのも考えたが、そうなると駅から遠くなり、通わせるのはたいへんだ。かなり悩んだが、そのままで行くことにした。(ダメならしょうがない。他の手を考えよう。無認可は当たりはずれがあるので、探すのはたいへんだけど、娘のためだ。)と腹をくくった。
結果は、すべて希望通りで恐いくらいだ。息子の転園はだめもと気分だったので、できると聞いたときにはびっくりした。もともと息子を入れたい保育園だったし、これでやっと帳尻があった計算になる。
保育園が決まったと友人に報告したら、「やっぱり努力してる人は報われるんだね」と言ってくれて、とても嬉しかった。子育てをしながら仕事を続けるのは、自分で選んだ道とはいえ、かなり厳しい。子育ては楽しいし、仕事を続けてよかったと思っているが、毎日は決して楽ではない。子供にもしわ寄せが行くことがある。今回も育休を切り上げてしまったので、娘には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。計画出産で3月に子供を産む人の気持ちもすごくよくわかる。そうすると丸々1年育休が取れるからだ。でも子供は早生まれになるので、やっぱりたいへんだと思うけど。 とにかく、子供がいて、仕事をするのは、何もかもががんじがらめになっていて、身動きが取れない。今回、私はすごくラッキーだったけど、その陰には数多くの犠牲が払われているし、犠牲を払ったにもかかわらず決まらなかった人もいるのだろうと思うと、そんなに素直に喜べないのが現実だ。そういう人たちの屍の上に私たち家族は立っているのかもしれないと思うからだ。
2003/02/16(にちようび)
|
|
[ モテモテ ]
|
私は昔から男女問わず老人に好かれる。普通に歩いてて、よく声をかけられる。大抵は世間話。「いいお天気ね」とか「今日は寒いわね」とか。全然知らない人にである。 よく道を聞かれるという話をしたことがあるが、その半分は老人である。どうも老人を呼び寄せるフェロモンが出てるのではないかと思う。最近は子供を連れて歩いているので、さらに拍車がかかった。
そんな私が、今、外出するときに気をつけるのは、マンションの管理人さんと駐車場の管理人さんに見つからないようにすることだ。どちらも60代後半くらいで、孫がちょうどうちの子供たちと同じくらいらしいのだ。私を見かけると寄ってきて、なんだかんだと話をする。これが結構長いので困っている。むげにもできないし、かといってずっとつきあって話しているわけにもいかない。切り上げる頃合いが難しい。
そもそもなぜ同年代とか若年層にはモテずに老人なんだろうか。いつか自分の年齢が追いつく日がくるのだろうか。もしかして私は60代からが花なのかもしれない。あと30年後か。まだまだ道のりは長い。
2003/02/15(どようび)
|
|
[ うかつ ]
|
日記が滞りがちだとお叱りを受けたのに、また滞っているよー。氏家先輩、ごめんなさ〜い。ちゃんと更新します〜。
というわけで、とりあえず、日々のあれこれを。 えーと。私は夜一人で子供を二人風呂に入れている。それは、ダンナの仕事が夜の客商売(定時制高校の教員)で、子供を風呂に入れる時間に帰ってこないからだ。
妊娠中も息子を一人で風呂に入れていて、そのときはまだ息子は一人で湯船に入れなかった。私が抱っこして入らせたり、あがらせたりしていた。こんなんで下が生まれてどうやって二人を風呂に入れればいいんだろうと途方に暮れていた。 ところが、子供の成長は著しく、それからしばらくして息子は一人で湯船に出入りできるようになったのだ。それに感動した私は、もうこれで恐いもんなしってな気分になった。 しかし、よくよく考えると息子が湯船に出入りできるようになったからといって、私がたいへんなのはあまり変わらない。
最初は、昼間娘を風呂に入れ、夜は娘を寝かせてから息子と二人で入った。それだと自分のことが何もできないので、夜中にもう一度一人で入ったりした。そして鶏や豚からダシをとるように、私の肌からあぶらっけがなくなり、みごとにカサカサになったので、子供を二人同時に入れることにしたのだ。
まず、息子の服を脱がせて、先に風呂場で待たせておく。次に脱衣場の床にバスタオルを敷いて、娘を寝かす。最後に自分が服を脱いで、娘の服を脱がせて一緒に風呂に入る。娘は湯船では抱っこしているが、洗い場には赤ん坊用のお風呂イスがあるので体を洗うときはそこに座らせる。そのまま娘はそこに座らせておいて自分と息子の体を洗って、湯船に戻ってあったまったら、あがる。 あがるときはまず娘をバスタオルでくるんで脱衣場に転がしておく。次に自分の体を拭いて手早くパジャマを着る。そこで息子に声をかけるが、大抵まだ遊び足りないので、そのまま遊ばせておく。まだ一人では危ないと思うのだが、風呂のドアを開けておいて娘の支度を済ませる。そこでもう一度息子に声をかけて、今度は無理やりあがらせる。逃げる息子を押さえつけて、なんとか着替えさせ、歯をみがかせてフィニッシュ。あ、化粧水つけるのわすれてた!また顔がガビガビになる。。。
という手順で毎日戦争のような入浴時間なので、息子が湯船に出入りできるくらいでは全然楽になっていないのだけど、最近になるまで、それに気づかなかった。ことほどさように、私はうかつな人間なのである。
2003/02/12(すいようび)
|
|
[ 節分 ]
|
今年は豆まきよりも恵方を向いて太巻きを食べるのが流行っているようだが、まだまだ巷は豆まきが主流だ。
息子は保育園で豆まきをしたので、今年もばっくれようと思っていたのだが、お迎えに行ったら先生に「おうちでも豆まきしてね〜」と言われてしまい、息子が豆をまく気満々になってしまったので、しょうがなく買いに行った。 ところが、当日の夕方ということもあって、すでにどこも売り切れ。4件まわったところで諦めて、ピーナッツをまくことにした。そこらへんの区別はまだ甘ちゃんなのでわからない息子は一生懸命「鬼は外!福は内!」とけなげにピーナッツをまいていた。息子よ、すまん。 もともと炒り豆は好きじゃないし、ピーナッツにして結果オーライってところだ。友人の子が通っている保育園では殻付ピーナッツをまいたらしいし、こうなれば何でもアリだ。そもそも節分の行事自体が形骸化しているのだから、みんなそれぞれ好きなものをまけばいい。後片付けが楽なように、豆の先に糸を結びつけてまくとか、豆の形の磁石をまけば、回収もかんたんだ。我ながらいい考え。
ま、それはともかく、来年からはちゃんと事前に豆を買って、豆まきをしよう。反省、反省。
2003/02/05(すいようび)
|
|