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[ 見えないもの ]
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私はあまり見えないものは信じない。霊とかそういうものね。でも、暗闇は恐いし、お化け屋敷も大ッ嫌い。
車で走っていると、たまに道端に動物の死骸がある。実はこれがとても恐い。一瞬で通り過ぎるんだけど、その時に何も思わないようにしないといけないのだ。なぜかというと、そういう死骸のそばには、まだ死んだことを受け入れられない霊魂が漂っていて、轢いた相手ではなく「かわいそう」と思った人へ憑くという話をずっと以前に聞いたからだ。それ以来、恐くて恐くて、動物の死骸のそばを通る時は息を止めて「かわいそうじゃない、かわいそうじゃない」といい続けている。そうやって過剰に反応するとかえって呼ぶんじゃないのとか言われそうだけど、ともかく何かが憑くと思うと気が気じゃない。信じてない割に、臆病である。
もう一つ。寝言というのもある。
ずーっと昔、まだ中学生か高校生くらいの時に、友達から「寝言を言っている人に返事をすると、その人は夢の世界から戻って来られなくなるんだって」という話を聞いて以来、恐くてしょうがない。そんなことありえないんだけど、でも寝言を言っている人に話しかけるのはとても勇気がいる。迷信なんだけどね。
2003/12/11(もくようび)
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[ ファッション雑誌 ]
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ファッション雑誌というものを買わなくなって久しい。 もともと毎月何冊も買うとかいうことはなかったが、女子大生の頃はそれでもJJとかviviとかWITHとかMoreとかをたまに買っていた。 最近は、美容院で読むくらいだ。その美容院に3ヶ月に一度くらいしか行かないのだから、しょうがない。
で、先日、美容院でタイトルは忘れたけど、主婦向けのファッション誌を読んだ。三浦りさ子が表紙のやつ。三浦りさ子って一時ほされたけど、最近カリスマ主婦として復活したなぁ。どうしてかしら。
内容が、まあ、ファッション誌なんだから当たり前だけど、シチュエーションごとのおしゃれとかいうコンセプトなわけだ。「幼稚園のお迎えにはさりげないおしゃれを」とか「お友達の家のホームパーティにお呼ばれしたらシンプルでいいものを」とか「息子のサッカー教室の観戦にもヒールで」とかいちいちフンッと鼻が鳴るような企画なのだ。
いい歳をして、子供までいて、もちろん身の回りに気を遣うのはいいけど、でもやっぱりもうそろそろ中身で勝負なんじゃないの?と私は思う。そして身の回りもいい加減なら、中身もパッとしない私は、大声で叫びながらそこらじゅうを駆け回りたいくらい焦っているのだ。このままでいいのか?仕事と育児にかまけて自分自身を磨く努力を怠っていないか?もっと高い目標を持って生きていくべきなのではないか?
美容院で雑誌を読みながら、私は深いため息をついた。雑誌の中では、小洒落たマダムたちが微笑んでいる。なんだかんだと偉そうなことを言っても、きれいな分、向こうのほうが上ではないか。
とりあえず、今夜はお風呂上りにパックしながら、新聞を隅々読んでみよう。出来ることからコツコツと、だ。
2003/12/09(かようび)
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[ ソーラン節 ]
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最近、ダイエーの魚売場では、なぜかソーラン節がエンドレスで流れている。ちょっと前までは「おさかな天国」だったのだが。 野菜売場もドリカムの「あなたにサラダ」だったのが、全然知らない野菜の歌になっていた。お肉売場の「焼肉ヨーデル(正確なタイトルは知らないがヨーデルの口調で♪タン塩、タン塩、タン塩、タン塩、とか歌うやつ)」も変わっていたので、生鮮3品のBGMを全部リニューアルしたんだろう。それで購買意欲が増すかどうかはわからないけれど。
その魚売場を通りながら、実は私は「ソーラン節を2番までならそらで歌える」ということに、突然気づいた。そして記憶を辿ってみると、それは小学校(たぶん三年生)の運動会の学年発表でやったことがあるからだった。 もう25年くらいいっぺんも思い出さなかった歌をそらで歌えるというのは薄ら寒いものがある。もっと他に覚えておくべきものがあるだろう。
ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン(ハイハイ) にしん来たかと 鴎に問えば わたしゃ立つ鳥 波に聞け チョイ ヤサェ エンヤー サーノ ドッコイショ (ハア ドッコイショ ドッコイショ)
ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン(ハイハイ) 沖の鴎に 潮どき問えば わたしゃ立つ鳥 波に聞け チョイ ヤサエ エンヤー サーノ ドッコイショ (ハア ドッコイショ ドッコイショ)
さすがに振りまでは覚えていないけど、合いの手は確実に入れられる。無駄な記憶もここに極まれりという感じだ。きっと私にはまだ埋もれている無駄な記憶というのがいっぱいあって、そのせいで今、物覚えが悪いのではないだろうか。記憶のキャパシティがいっぱいいっぱいなのだ。パソコンもメモリーがいっぱいのなると動きが悪くなるじゃないか。こういう無駄な記憶を消去する装置とかないのか。それは記憶喪失か。そのうちできそうじゃない?脳を分析して、パソコン上に呼び出して、フォルダに分類していらないファイルは消しちゃうの。なんか頭が軽くなっていいんじゃなーい?
ソーラン節から違う方へ話がいっちゃったので、ここらへんで。
2003/12/08(げつようび)
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[ 週刊子供ニュース ]
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土曜日の午後6時から7時というのは、魔の時間である。なぜか子供番組がどこの局でもやっていないのだ。しかも夕飯の支度で忙しく、子供が「遊んで〜」とまとわりついてくるのがうっとうしい。ビデオでも見せとけばと思うかもしれないが、土曜日である。すでに昼間、見たいビデオは見せてしまっている。それはそれでどうなのという意見もあるだろうが、ともかく、土曜日の午後6時は手詰まりである。
そこで、週刊こどもニュースだ。子供の歳に対して池沢アナのおとうさんはオヤジすぎではとか、なぜおかあさんは林マヤからきく姫になったのかとかいろいろ疑問は残るが、まあ、それはおいといて。 頭の悪いわたしには、とても分かりやすいよい番組である。息子と二人でふんふんと見ている。本当は息子は10分の1もわかっていないのだが、子供が出ているということでだまされて見ているのだ。しめしめ。
先週詳しくやっていたのは、保釈金の意味。マイケル・ジャクソン逮捕のニュースの関連でやっていたようだ。私は、保釈金というのは、戻ってこないもんだと思っていたのだが、そうではないのだった。正確には「保釈保証金」といい、逮捕されて、起訴されたら、払い、刑が確定したら戻ってくるんだそうだ。金額は、その人の収入によってで、罪の重さとかではない。(まあ刑が確定してないんだから罪の重さとかもないか)もちろん、証拠隠しをする可能性のある人とか殺人犯とかはいくらお金を積んでも拘置所から出られない。 アメリカでは、逮捕された直後でも保釈金を払えば解放される(マイケル・ジャクソンもそうした)が、日本の場合は裁判が始まるまではだめらしい。なるほどねー。ためになるわ〜。
他にも以前だったら北朝鮮問題とか、アメリカのイラク侵攻問題とかやってて、映像だけは分かるので息子も覚えていて、他のニュースで小泉首相が出ていると「この人は北朝鮮?」とか聞くようになった。他にも、火の出ている映像(山火事でも交通事故でも)を見ると必ず「これバグダッド?」って聞く。テレビの力って恐ろしいわ。 H2ロケットの打ち上げ失敗は、ツボだったらしく、最近はレゴで作るおもちゃ(自動車・携帯電話・武器)には何でも「補助ロケット」がついている。しかも必ず切り離しに失敗する。
土曜日といえば、教育テレビで「科学大好き土曜塾」というのもやっていて、これもためになる。塾長と呼ばれているNHKの解説委員のおっちゃんが太ったピエロみたいな人で怪しいが、内容は面白い。全国の小学生がいろいろ実験をするコーナーがあって、その姿が一生懸命でよい。世の中悪い子ばっかじゃないよなと思う。
まあ、30過ぎて、子供番組で情報収集してるようじゃ、オシマイだなぁと思う。だめじゃん、私。
2003/12/05(きんようび)
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[ フェイント ]
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子供相手に本当に大人気ないと思うのだが、バカにされるとキ―ッとなって地団駄を踏みたくなる。
息子はトイレトレーニングも済み、自分のタイミングでトイレに行くようになった。しかし、まだうんちの後に自分でお尻を拭くことはできないので、終わると「ウンチでたー」と呼ばれる。 最近は、寒くなってきたので、廊下のドアを閉めているため、息子の声が聞こえないことがある。気づいて行ってみると 「どうしてすぐに来てくれないの?」 などとぷんぷん怒っているので、「ごめんね」と謝ってお尻を拭いてやる。そういうことが何度が続いたので、息子もかなりおかんむりで、「でたー」と呼ばれていってみると「出たけど、まだ出る」とか「うんちは出たけどおしっこはまだ」とかフェイントをかけるようになった。 「全部終わってから呼んでちょうだい」と注文をつけたが、わかったのかどうか。
そんなある日、 「○○○でたー」と聞こえたので、トイレに行って「うんちでたの?」と聞くと、首を振って一言。 「エレベーター」 「は?」 「なんか、言ってみたくなったんだよね」 「たー」の部分だけ合っている言葉を探して、私がやってくるか試したらしい。それにまんまと引っかかったのである。もう、悔しくて悔しくて。こうなると、もう親子とか大人と子供とかそういうのを抜きにして腹が立つ。私は大人気ないのだろうか、大人気ないのだろうな。ああ。
2003/12/04(もくようび)
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