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[ 京都出張 ]
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仕事で京都に出張に行った。 土曜日の仕事だったので、実家に子供たちを預けて、一泊で行った。もちろん翌日は京都見物に当てようという腹づもりだ。 京都には友人が二人いる。一人は高校時代の部活の仲間Tちゃん。もう一人は、子供が出来てから知り合ったママ友達のKさん。 Tちゃんは、結婚して京都に住んでいて、Kさんは実家が京都で、夏休みで里帰り中。Tちゃんは看護婦なので、仕事が入っているかもしれず、Kさんは子供を二人連れているので時間が取れないかもしれない。しかも出張は1週間前に決まったので、あまりに慌しい。
だめもとでまずTちゃんに電話してみると、土曜日は日勤なので、仕事は5時で終わるという。しかもご主人(小児科医)は学会で東京にいくので、自宅に泊めてくれるという。なんという強運。ああ、去年、彼女の結婚式に京都まで子連れで行った甲斐があったというものだわ。
Kさんの方は、埼玉に戻るというので、今回の京都デートはお流れ。ああ、都路里で「特選都路里パフェ」食べたかったね。
で、仕事をさっさと切り上げて四条で待ち合わせ。友人の行きつけのお店でしこたま飲む。彼女は下戸なので、はっきりいって私だけが酔っ払い。彼女の家に行って、夜中まで積もる話をする。 おかげで翌日は目が覚めたら既に9時半。私は夕方の新幹線に乗らないといけないので、痛いタイムロスだ。ま、しょうがないか。
どこか一つだけ見ようということになり、ガイドマップを眺める。しかし、ガイドマップに載っているような有名どころはひと通り押さえてある。これでも、京都には20回近く来ているのだ。かといって新撰組ゆかりの地とか、清明神社とかあまりにもミーハーすぎてちょっと行けないし。
いろいろ検討した結果、京都で私のいちばん好きな二条城に行くことにした。「寺じゃないんかい!」というツッコミはおいといて。で、まず京都駅に行って、コインロッカーに荷物を預けて身軽になってから行動しようということになった。その道中、なんの話からか、伏見稲荷の話になって、二人とも行ったことがないことが判明、急遽目的地を伏見稲荷に変える。
伏見稲荷というのは、名前を聞いてもピンとこない人も多いかもしれないが、山村美沙のサスペンスドラマで鳥居がずらーっと並んでいるシーンは見たことがあるだろう。あれである。実際に見ると、壮観だ。しかも、どこまでもどこまでもどこまでも続いている。山になっていてしばらく登ったが、途中で飽きたのと、やぶ蚊がすごいので断念した。昼間でも鬱蒼としていて、確かに死体が転がっていそうな雰囲気である。まるで自分が火サス(火曜サスペンス劇場)の主人公になったようだった。おほほ。 とはいえ、夜中に呼び出されてもゼッタイに行かないだろう。設定に無理があるぞ、山村美沙!(もう故人なので聞こえてないだろうけど)。ついでに、山村ドラマでしか見ない娘の山村紅葉さんもどこぞにいるのではと思ったりしたが、いなかった。(当たり前だ。)
それから京都駅に戻って、東京から戻ってきた彼女のご主人と合流して湯葉御膳を食べた。うまかった。夏なので鱧も食べたかったけど、まあ欲はかくまい。なぜか東京土産のチョコレートをもらう。なんでやねん! 残り時間はわずかなので、お土産を買いに走る。私は旅行に行ってお土産を買うのが趣味なのだ。思いつく限りの人にお土産を買う。私とダンナの実家には宅配便でお菓子を送る。はっきり言って、出張手当はお土産に消えた。しかし、満足だ。
ビールを買って新幹線に乗り込み、駅で買った鱧ちらし寿司を肴に一人お疲れ様会をする。なんと鱧を諦めていなかったのだ!私の食べ物に対する執念はすごい。もっと別の方向へ使えよと自分でも思う。
あー、ぐったり。
2004/08/31(かようび)
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[ つれづれオリンピック ]
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つれづれにオリンピックのことなど。
まあ、そんなに一生懸命観ているわけではないのだけど、テレビをつけて日本人選手が出ていると、つい見てしまう。団体競技は好きじゃないので、野球とかバスケットボールとかバレーボールとかそういうのはやってても観ない。(逆にだんなは団体競技が好きなので、重なっていると激しいチャンネル権争いが・・・)
もともと時間との勝負(陸上の100メートルとか水泳)や点を入れてなんぼ(サッカーやソフトボールなど)、という競技より、体操(含・新体操)とかシンクロのほうが好きだ。冬季オリンピックだとフィギュアスケートとかモーグルだね。ジャンプもいいけど、最近はプレッシャーが大きくて見ててつらくなるのでみない。
個人的に注目しているのは、前回のオリンピックで参考種目になったんだったかの、シンクロナイズドの高飛び込み。正式名称はなんていうのだろう。二人同時に同じポーズで飛び込む競技だ。あれが、面白い。一人でやる高飛び込みも好きなんだけど、二人でやると2倍面白い。オリンピック以外でみかけないけど、スカパーとかのスポーツチャンネルでやるなら、契約してもいいくらいだ。 ところで、一人でやる高飛び込みで優勝した中国の選手は、二位以下と段違いにうまく、それは素人の私から見ても明らかだった。しぶき(スプラッシュというらしい)が全くあがらないのだ。さすが。
トランポリンも面白い。陸上なら、棒高跳なんかがいいな。100メートルは、見てて苦しくなるからいやだ。
今回、メダルラッシュだったこともあって見ていたのが、女子レスリング。いやあ、みんな男前だわ。かっこいい。女としてみると、ごついからダメだけど、男としてみればかっこいいっす!浜口京子ちゃんなんか、キムタクに似てるんじゃないの?と思ったくらいだ。(みんなに否定されたけど)
男子のレスリング(グレコローマンスタイルの方。女子はフリースタイルだけだったようだけど、なんで?)も面白かった。動きがあって、「ローリング」という技は、相手に後ろから抱きついて横向きに一緒に一回転するというもので、なんだかカブトムシの交尾のようだが、強い人は相手をくるくるひっくり返すので面白い。 どんな競技でも真剣に見ると面白いし、にわか解説者になるなぁと実感した。
2004/08/26(もくようび)
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[ ジョン・レノン・ミュージアム ]
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夏休みに何もしないのは、あまりにも無為だと思い(貧乏性なので)、近所にあるジョン・レノン・ミュージアムに行ってみた。行ってみたら、入場料が1500円もすることが判明、やめようかと思ったんだけど、他に人がいなく、受付のお姉ちゃんと目が合ってしまったので、小心者の私は入ることにした。
ジョン・レノンが特別好きというわけではなかったのだけど、ビートルズは好きだ。系統立てて聴いたわけじゃないから分からないけど、たぶん初期の頃の突き抜けた明るいメロディラインが好きなのではないかな、と自己分析してみる。
で、ミュージアムは当然ジョン・レノンを中心にしているので、ビートルズは概念の端っこに置かれているという印象だった。まあ、それに腹を立てるほどビートルズ好きというわけでもない。知らないことがいっぱいあって、ためになった。他にないということで、ジョン・レノンのパスポートが公開されていて、どの時期にどこへ行って何をしたということが注釈として書かれているのだけど、これはあんまり意味がないような気がした。入国査証とか見ても面白くない。年譜と同じではないだろうか。
このミュージアムは、ジョンの妻であるオノ・ヨーコがプロデュースしている。ので、観終わった感想としては、「ジョン・レノン・ミュージアム自体がアートである」、ということだ。オノ・ヨーコは芸術家であり、ジョン・レノンの真の理解者としてというよりも、自分の芸術作品として「ジョン・レノン・ミュージアム」を作ったのだなと思った。その賛否は別として、なかなかよかったですよ。メッセージ性も強かった。私なんかすぐに洗脳されてしまうので、「戦争はいけない」とか思っちゃう。 そして、二人の本当の関係について、私は全然知らなかったけれど、当時、ヨーコがジョンをダメにしたとか、いろいろ言われていたのは知っていた。芸術的なことはわからないので、なんとも言えないけれど、ああ、二人は深く愛し合っていたのだなというのは、このミュージアムから伝わってきた。
いずれにせよ、一人の人間の生が、突然、暴力的に消滅させられるのは、こんなにも痛ましいものなのかと思った。自殺でもなく、不治の病でもなく、本当に突然に(事故とか殺人とかで)命を断たれたら、その人の魂はどこへいくのだろう。私は宗教とかそういうのはよくわからないけれど、霊魂というのは、あるような気がするなぁ。
それで、最後にジョンのメッセージというのが大きな真っ白いボードに印刷されていて、あれは今はやりの癒しの空間ってことなのだろうか。しかもそれをメッセージブックにして売っているんだけど、そうなると、とたんに「相田みつを」チックになってしまうので、よくないと思う。よくないですよ、オノさん。
2004/08/17(かようび)
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[ 西村京太郎 ]
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ヒーローモノに浮気をしてる息子だが、電車も忘れたわけではなく、新幹線から特急に移行していたと思ったら、今度は地下鉄だ。 地下鉄のビデオを借りてきたのと、TVチャンピオン(またかい!)で「地下鉄レジャー王」をやった時期が重なり、ずいぶんとまた知ってる電車が増えた。はっきり言って、他の電車と比べても地下鉄というのは、デザインが変わり映えしないもので、横のラインの色だけで判断しているようだ。しかも大江戸線と半蔵門線の色の違い(同じ紫にみえる)とか、千代田線と新宿線の色の違い(緑)とか、私には全然区別がつかないんだけど、息子には分かるらしい。謎だ。
で、さらにストライクゾーンを広げた息子は、とうとう「西村京太郎」に行き着く。ええ、「時刻表トリック」の大御所、2時間サスペンスドラマの定番、あの、西村京太郎ですともさ!(西村京太郎というのは、きっと時刻表を研究している専属のスタッフがいるんだろうな。「はじめに時刻表ありき」というスタンスだもんな。)
書店で、電車が表紙になっている本(『山形新幹線つばさ殺人事件』とか『寝台特急カシオペアの謎』とか)をすばやく見つける。まあ、さすがにそれを買えとは言わないが、テレビの予告編とかを見て、見たいと言い出す。しょうがないので、最初の事件が起きるあたり(つまり電車が出てくるところ)を見せてやったりすると大喜びだ。 途中はどろどろした愛憎劇とかが繰り広げられるので、親としては教育上よろしくないと思うわけで、だいたい強制終了だ。そろそろ字も読めるようになってきたし、時刻表を買ってくれとか言われたらどうしようかと思っている。 この時期、テレビのニュースで、帰省ラッシュの混雑や、台風で電車が止まっているのを映像で流すが、それもよく見る。そして、記者やインタビューされている人の肩越しに見える電車の車体をみて車両名を言ったりする。当たってるかどうかはわからないけどね。
子供、特に男の子のマニアぶりというのは、どういう要素なんだろう。単に形がかっこいいというだけでもないような気がする。自分の知っているものを増やしたいという知識欲、本で見るのと同じものがあるという驚きや喜び、あるいは間違い探しのようなパズル感覚か。いずれにしても、私にはあまりないものなので、羨ましいような気持ちになる。
2004/08/16(げつようび)
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[ 夏休み ]
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油断した。 もう世間はお盆で夏休みであった。
というのも、この時期は会社員が減るぶん、観光客とかふだん電車に乗らない人が電車に乗るもんだから、道や行き先を聞かれることが増えるのだ。
私は人に道を聞かれやすい体質だ。もう体質としかいいようがない。しょっちゅう聞かれる。最近は諦めて「さあ、何でもお聞きなさい」というキリストのような境地にいたっている。
で、今日、上野駅のホームを歩いていたら、後ろから「すみません。すみませーん」と声をかけられた。 「は?」 振り返ると、50代くらいのおばちゃんが立っていた。若干、訛りあり(関西?)。 「あの、秋葉原に止まるのはどっちの電車ですか?」 その時私がいたのは山手線と京浜東北線のホーム。両路線は品川までは同じ駅に止まるが、車体の色が違うのではじめての人は戸惑うかも。 「どっちでも大丈夫ですよ」 「どっちのほうが早いですか?」 「同じですね」 「どれくらいかかります?」 「2,3分というところでしょうね」 おばちゃんは私にお礼を言うと、電車にとび乗った。(質問のしつこさからも関西系かと思われる。) 同じ電車に乗るのがうっとうしかったので、一本やり過ごしてから自分も乗った。やれやれ。
今までは、前から来る人に声をかけられることが多かったけど、今回は後ろから。まさに盲点。っていうか、誰でもよかったのか?律儀に振り向く私が悪いのかも。だって周りには他にも人がいたもん。
ともかく、気を張って歩くしかないか?いや、道を聞かれるのがいやってわけじゃないですけどね、はっきり言って、私に道とか聞くのは間違っていると思うんですよ。人一倍、地図に弱いんだから。5歳の息子に「どこだっけ?」とか聞くような人間に、道を聞くなっつーの。みんな見る目ないよな。
2004/08/11(すいようび)
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[ ヒーロー ]
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とうとう息子が戦隊モノというか、ヒーローモノにかぶれてしまった。ああ。それだけはと思っていたのに。 多くは語りたくないが、インナー(パンツとランニング)を買わされたことだけお伝えしておく。もちろん誕生日プレゼントはデカレンジャーの「変身手帳」だ。つくづく、ああ。
デカレンジャーの「デカ」が「刑事」のデカであることに最近になってやっと気づいた。それで「特捜戦隊」なのかー。分かっても、ちっとも嬉しくないが。
それと、最近の「仮面ライダー」は、敵味方がはっきりしないので、ややこしい。誰が悪者なのか、胸に「悪者」「いい者」というラベルを貼ってもらいたい。ダンナも「なんで仮面ライダー同士が戦うの?」とか聞いていた。ふっ、まだまだ甘いわね。
しばらくはしょうがないな。男の子を持った親の宿命だ。息子は遅いほうだし、小学校に上がれば醒めてくるだろうから、あと2年ほどか。やれやれ。
2004/08/10(かようび)
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[ 暑い暑い暑い ]
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とにかく暑いので、何もする気がおきない。当然、日記なんか書いてられっか!という気分で、7月は全然更新していない。まずい。
暑い、暑いと言っても、日中は社内で仕事をしているわけで、基本的にはクーラーの中で過ごしている。家に帰ってきてからも、エアコンを入れているので、やっぱりそんなに過ごしにくいわけではないはずだ。
なのにばてているのは、歳のせいか? 今年の異常な暑さで、お年よりは家で寝ているだけで熱中症になるらしい。私もいつかばたっと倒れてしまうのか?
食べ物も、冷奴とかそうめんとかつるっとした喉ごしのものばかり求めてしまう。それではよけいにスタミナが落ちてしまうので、先日はゴーヤーチャンプルーを作ってみた。うまかった。少しは元気になった気がする。しかし、コンロの前は暑いので、タオルを首に巻いて調理している。スタミナのあるものを食べるためにスタミナを消費しているような気がする。
結婚前は実家にいたので、料理はすべて母が作ってくれていた。今になって、そのありがたみをしみじみ思う。もう火の前で料理を作るのはイヤなんだー!それが本音だー!
2004/08/06(きんようび)
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