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♪- にっきちょう -♪

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[ またまたどーもくん ]
休日にどーもくんワールド(またかい!)の公開録画を観覧するために渋谷のNHKに行った。これで3回目。ハガキを出せば、2,3回に1回は当たる気がする。「夢りんりん丸」と「ぐっとくるサンデー」にも同じだけ出していて一度も当たらないことを考えれば、驚異的な確率だ。

渋谷まで子連れで電車を乗り継いで行くのは、本当に気合が必要で、おかげで私はずいぶんと我慢強くなった気がする。人生、なにごとも修行である。

さて、その帰りのこと。
代々木公園(原宿駅付近)をベビーカーを押して歩いている私もいけないんでしょうが(地元民と思われたか?)、「エクスキューズミー」と声を掛けられた。
日本人のような顔立ちの女性だったので、はじめは何を聞かれたのかもわからなかったが、もう一度聞かれて、「う、英語だ!」とやっと脳味噌に到達した。
で、内容を聞くと、NHKはどこかというようなことだったので、しどろもどろでなんとか教えた。

ここで一言。

「私に道を聞くな!しかも英語で!」

みんな、人を見る目がない。ないにもほどがある。何が苦手って、人に道を教えるのと英語くらい苦手なものはないのだ。ぷんぷん。
2004/11/29(げつようび) はれ


[ ウンチク小僧 ]
息子は情報バラエティ番組が好きだ。

例えば「伊東家の食卓」とか「ためしてがってん」とか「教えてウルトラ実験隊」とかである。

知識が増えるのが楽しいようで、後日その得た知識を披露するウンチク小僧なんである。だから当然「トリビアの泉」も好きだ。「ガードレールの端っこのくるっとなっているところは〈袖ビーム〉って言うんだよ」とか教えてくれる。ああそうですか。

料理の番組も好きで「でぶや」とか「どっちの料理ショー」なんかを好んでみる。まあこれは私が食べ物に興味を持って欲しくて見せ始めたのだが、まんまと乗せられて、今ではいろいろな食材を食べてくれるようになった。どういう食材がどのような過程で作られ、収穫され、漁で獲ったりされるのかというのがわかってくると、おのずと食への興味も湧くようだ。(これがまさに「生きた食育」というものではないか!←自画自賛)
しかし、それが地方の絶品食材とか特選素材とかなので、ちょっと困る。我が家では用意できないからだ。しかし、最近はお取り寄せブームなので、大抵のものはお取り寄せできる。

先日は、「でぶや」で京都の生八つ橋を作って食べるコーナーがあって、どうしても食べたいというので、お取り寄せした。私も好きなので、もし息子が食べなければ自分が食べればいいやという気持ちがあったので、気軽に頼んでみた。
すると、食べた食べた。たぶんよそからもらったりしたものだったら、食べなかったと思う。だってニッキだよ。普通子供は食べないよね。自分で見て、食べたいと思ったものだから、よりおいしいと感じたのではないかな。別に生八つ橋が食べられなくても困ったりはしないけれど。


まだ結婚してまもないころ、旅行に行くために羽田空港にいた。飛行機に乗ってしまうとお昼ご飯を食べそこねるということで、空港内のうどん屋に入って、食事をした。
その店で隣りに座っていた家族(父・母・息子)の息子が4歳くらいだったんだけど、すごく賢そうな子で、エビはカルシウムがあるから食べたほうがいいんだよね、とかそういうウンチクを語っていた。その姿が微笑ましくて、こんな息子が欲しいなと思っていたのだが、実際に自分の息子がウンチク小僧になってみると、なかなかに鬱陶しいものである。そういえば、相手をしていたお母さんはちょっとうんざりしていたかもしれない。ままならないものである。
2004/11/25(もくようび) はれ


[ アリエナイザー ]
なんてこった。
デカレンジャーは1月で終わるらしい。

わが家は戦隊モノを見るようになって日が浅い。もともと見せたくなかったので「うちでは映らない」ということになっていたんだけど、そんな嘘も通じなくなり、今年の4月頃からなし崩しに見ることになった。

で、当然4月始まりだと思うじゃないですか。他の番組の編成ってそうだし。だから、半年でバージョンアップするのは許せないと思っていたわけだけど、わが家より前から息子が戦隊ヒーローに染まった友人に怒りをぶつけると、

「甘い!」

と一蹴された。
いつからだか分からないが、戦隊ヒーローの番組は1月で終わって新しいシリーズが始まるようになった。それはなぜかというと、新学期に向けて1月から新しくなったヒーローを浸透させ、そのグッズ(靴からカバンからノートからお弁当箱から鉛筆から水筒から何から何までだ!)を4月に買わせるためなのだ。
汚い。あまりにもビジネス本位ではないか。子供の夢はないのか!

ここで問題なのは、12月にクリスマスという避けては通れない行事があるということだ。私は友人に詰め寄った。

「っていうことはなに?10月に新しくなった武器をクリスマスに買わされて、1月には番組終わっちゃうってこと?」

「そうよ。資本主義社会というのはそういうしくみになってんのよ」

とにかく、デカブレイク(これも途中で増えた仲間なのだ!)のブレスロットルを買うのだけは何としても阻止しなければ。それが現在のわが家が抱える最大の懸案だ。(でもたぶん買う。既に弱気)

ちなみにタイトルの「アリエナイザー」というのは、デカレンジャーに出てくる宇宙人犯罪者の総称。
2004/11/19(きんようび) あめ


[ 似てる人 ]
みずほ銀行神田駅前支店の窓口業務をしているお兄ちゃんが私の実弟に似ている。気の弱そうなとこなんか実にそっくりだ。
振込などに行って窓口で姿を見かけると心の中で(ファイト!)と応援することにしている。いかにも女子行員からいじめられている雰囲気なのだ。(実際にはどうだか知らないけど)

私の弟は、かつてヤクルトの古田捕手に似ているといわれていたこともあったが、古田がだんだん頭角を現してきて顔に自信がみなぎってきた頃から、似なくなってきた。古田が「のび太」と呼ばれていた頃が一番似ていたかな。弟はのび太というより、のび太の頭と顎を持って上下ににゅーっと伸ばしたような顔だけど。まあたれ目で眼鏡をかけている人だと大抵似てる。

しかし、弟の場合「気が弱そうに見える」だけで、実はそんなに気が弱いわけではない。確かに子供の頃は弱っぴいで姉である私の後ろをついて歩いていたが、もう社会人なんだし結婚もして子供だっているんだから普通に生活している。普段の言動だって殊更弱そうでもない、というよりどっちかというと強気だ。

ところが母は、いつまでも子供だと思っていて、「あの子は気が弱いから」と心配する。残業が続けば「断れないんじゃないかしら」といい、休日出勤すれば「他の人の仕事まで引き受けてるんじゃないの」という。

ここで一言だけ言わせてもらう。

「ありえないから」


ここで学ぶべきは母と同じ轍を踏まないということだな。私も息子をもつ母親なので、過保護になる可能性は大いにある。気をつけよう。
2004/11/17(すいようび) はれ


[ 今欲しい本 ]
光村図書の「光村ライブラリー」全18巻18900円也。

「昭和46年度版から平成12年度版までの教科書の中から、先生方や子どもたちに高い支持を得た作品を精選して収録」してあるそうだ。
ほ、欲しい。買えない金額じゃないもんな。大人買いしてしまおうかしら。でもそれでは子供に示しがつかない。もちろん買ったら子供に読み聞かせるわけだが、欲しいからといって、そして買える財力があるからといって何でもない時(お誕生日やクリスマス以外)に高額のものを買うのはよくない気がする。子供には行事のときしかおもちゃを買わないわけだし。(本は別だけど。じゃあいいか。)

でも「くじらぐも」はまだ現役らしく、収録されていないのが惜しい。うーん。でも「チックとタック」はあるんだよな。なかなか魅力的なラインナップなんですよ。まあ非常に個人的にですがね。
なにかこう想い出も一緒に手に入るような、なつかしいにおいがするような、それは妄想ですかね。

子供の頃、教科書をもらうと、国語の教科書だけはすぐに開いて読んだものだ。
新しい本というのに飢えていたんだな。前にも書いたが、子供の頃は病気をすると本を買ってもらえたのだが、なんせ私は超健康優良児だったもんで、学校を休んで寝込むほどの病気は年に1回くらいしかない。
図書館へは良く行ったが、近所の公民館に入っている分室だったので、大した本がなかったのだ。
新しい本であれば、なんでもよかったのかもしれない。そういえば祖母が忘れて帰った山本周五郎まで読んだ気がする。なにもそこまでしなくても。
小学生だとまだ小説や童話が中心で、「よみもの」として純粋の面白かったのだ。挿絵もあったし。これが中学生くらいになると、評論が入ってきて、面白みは半減する。高校生になると、私の読解力ではとうてい太刀打ちできないような文章が載っていて、国語だけは得意だったのに、読んでいてもちんぷんかんぷんになってしまった。特に武満徹の文章(タイトル忘れた)と夏目漱石の「私の個人主義」が苦手だった。日本語なのになぜ理解できないのか不思議だった。まあ単に馬鹿だったってことですがね。

で、光村ライブラリーですが。検討中ってことで。

2004/11/12(きんようび) あめ


[ 野菜 ]
野菜、高いね〜。

もうしばらくほうれん草のおひたし食べてないよ。生協で頼んだ小松菜は「発育不良」で配達されなかったし。
子供たちが白菜のみそ汁が好きなので、涙を飲んで買ったが1/4で198円だった。

近所のダイエーでは毎週火曜日に「野菜100円セール」というのをやるんだけど、野菜が高いからってやらないわけにはいかないらしく、ジャガイモ(3個)や玉ねぎ(2個)に混じって白菜がどうやったらこんだけうすく切れるかなぁというくらいうすく切ったのを売っていた。普通は1/4で売ってるんだけど、1/6どころの騒ぎじゃないよ、あれは1/8だな。ここまでくると、引き返す勇気も必要だと思った。

緑のものが何もないので、せめてピーマンでも買おうかと思ったら一袋で178円もする。じゃあ色味だけでもと万能ねぎを買うかと思ったら一束248円。もっと高いじゃん!困ったなぁ。
2004/11/11(もくようび) くもり


[ セレブ ]
七五三といえば、お参りにきていた家族の中で、異彩を放っていた一家があった。
娘(7歳)のお参りのようだったが、まずその子の着物が渋かった。黒地に紫の牡丹柄。粋だね。他の子供はみんなピンクとか赤とかなのに、めちゃ渋い。特注かも。あんな柄貸衣装にはないよ。
お兄ちゃん(高学年)は革のズボンにブレザー。
もちろんお父さんもおかあさんも決まってる。お父さんはポール・スミスあたりのトラッド系。お母さんはもうちょっと派手めで、D&Gかな。
かっこえー。セレブな一家だった。なぜ大宮氷川神社にいたのかは不明。

私なんか頑張って頑張って「組曲」だもんな。あー、ダイエットしよ。
2004/11/09(かようび) はれ


[ 珈琲屋 ]
夏くらいに、家と駅の間くらいのところに、珈琲屋ができた。
カフェじゃなくて、豆を売っているところ。
ちょっと気になっていたんだけど、なかなか寄れず、先日やっとのぞいてみた。いつ通りかかってもお客さんがいなくて、早晩つぶれるんじゃないかと思う。新しもの好きの私としてはその前にいっぺんは行ってみないとね。

お店は本当に狭くて、奥に細長く四畳半くらいのスペースしかない。そこにたくさんの種類の豆が並べられていて、店員さんが二人。一人は店長風のおねえさん(30代?)で、もう一人が助手っぽい。その店長さんが
「試飲できますから、どれでもどうぞ」
という。そう言われても、なかなか「じゃあこれ」といえるもんでもない。
「うーん。どれでもといわれてもねえ」
と躊躇していると、いろいろと質問をしてきて、それにあった珈琲を選んでくれた。マイルドブレンド。無難だ…。
わざわざ豆をひいて一杯分(デミタスだけど)のコーヒーをいれてくれる。

でも、それはずいぶん色がうすく、私にはマイルド過ぎた。ちょっと濃い紅茶くらいなんだもん。そういうとまた違う豆を選んでくれようとするので、
「試飲ならもういいわよ」
と断ると
「えっ!どうしてですか?!」
とものすごくびっくりした様子。そんなに驚かんでも…。
「信用するから、今いただいたのより、もう少し深めで細かく挽いたのをちょうだい」
とリクエストして選んでもらった。
店長はなぜだかびびりまくっていたが、別にまずかったからって怒ったりしないのになぁ。ただそこで買わないだけで。
いずれにしろ、飲むのが楽しみだ。おいしければまた買えばいい。

ところで、包んでもらっていると、
「よかったらこれ、酢昆布です。食べてください」
とおまけに酢昆布をくれた。
「す、酢昆布?」
まさか珈琲屋で酢昆布をもらうとは思わなかったので、思わず聞き返した。なぜに酢昆布?

酢昆布といえば、都こんぶ。だんなと「子供のときに都こんぶがいくらだったか」という話になって、私は30円、ダンナは10円だそうだ。四年の歳の差がここで出た。今はいくらなんだろう?
2004/11/05(きんようび) はれ


[ バージョンアップ ]
とはいえ、パソコンのことではない。
デカレンジャーのことだ。
このレンジャーものは一年しかやらないのに、半年で急にスワットモードとかいうのになって、武器や戦闘機などが変わってしまうのは納得いかない。また買わされるではないか。それでまた半年で終わるのか?変身手帳も買ったし、ハイブリッドマグナムも買ったのにか?

これはもう、おもちゃを買わせようとしているとしか思えない。っていうか、最初からバンダイや他のメーカーとつるんでるんだな。リベートとってるのか?当然か。

2004/11/04(もくようび) はれ


[ 七五三 ]
息子が5歳になったので、七五三をやった。
もちろん着物は貸衣装だ。その時期になると、いろんなところから案内状が送られてくる。そういえば成人式の前にもいろいろ送られてきたっけ。

で、比較検討するのは面倒くさいので、さっさと決めてまずは衣装合わせ。お店に行って、3着も着るともう息子は飽きる。娘は自分も着たいとごねる。喧騒の中、わけのわからないまま決める。後で冷静になると、もっと柄のいい着物があったような気がするが。。。

で、日にちを決め、料金を払う。結構な金額になるが、特に高いというわけでもないようだ。上を見ればきりがない。

引き続き、今度は食事会の予約をする。子供が騒ぐといけないので、個室のあるレストランがよく、息子の意見を聞くと、中華がいいというので銀座アスターを予約した。(自分が北京ダックが食べたいために息子を誘導したな、という意見もあるが、事実だ。文句あっか。)

で、当日。なんと雨だ。息子はやや雨男のケがある。必ずというほどじゃないけど、行事は50%くらいの確率で雨になる。今年は運動会が、雨(台風)だった。去年は夕涼み会が雨だった。遠足もだ。七五三なんか一生に一度なのに。

朝9時に写真館に行って、着付けおよび写真撮影。その足で氷川神社へ行って、お祓い。
これが混んでた。時期が時期だけに、もう七五三ばっか。それでも朝が早かったから、2回目で呼ばれた。いっぺんに20件くらいこなす神主さんもたいへんだ。流れ作業でお守りやお札をもらう。まあご利益があるとは思っていないからいいけど。
雨の中、頑張って草履を履いていた息子だが、途中で脱げて足袋がどろんこになった。それでも文句も言わずに歩いていたから、成長したもんだと思う。

食事会まで時間があったので、一旦家で待機。しかし、雨はやまない。祖父母に着物姿を見せるまではぬいじゃダメと言ってあるので、息子はそのままだらだらする。最近の袴はスカートみたいになっているので、トイレは簡単でいいな。



ところで、七五三といえば、私は七五三をやっていない。それは親の方針で(というか貧乏で?)、もちろん弟もやっていない。この歳になって文句をいうのも大人気ないのでしないが、子供のときはずいぶんと情けなかったものだ。友達が写真を見せてくれたりするのだ。きれいなべべを着せてもらって。うらやましくなかったといえばうそになる。着物はお正月に着せてもらったけど、地味な黄八丈とかだし、おたふく顔の私が着るとまるっきり「おしん」だし。

で、そんな私を気の毒に思ったのか、父方の祖母が千歳飴を買ってくれた。それはもう嬉しくて、もったいなくてなかなか食べられず、だけど子供なもんだから、しばらくすると忘れてしまって、翌年の春、家の中に蟻がわくという事態に陥った。その頃には千歳飴のことなんか全然覚えていないから、一体どこに蟻の好物があるのか発見できずに家族で首をひねったもんだ。

同じようなことで、秋にどんぐりをお菓子の箱いっぱい拾って、そのまま放置、翌春、虫がわくという事態も招いたことがある。昔から忘れっぽいということか。そうか。

千歳飴といえば、高校生くらいになると自分で買って食べるようになった。11月になると不二家の店頭で売っているのを一本買ってそのままべろべろ舐めていた。普通の千歳飴と違って不二家のはミルキーなのだ。これがうまい。私は本当にあほな高校生だった。思い出すエピソードは白痴かと思うようなものばかりだ。なさけない。

そんな話をだんなにすると、案の定「あほか」という顔をするのであまり言いたくない。だいたい私の思い出というのは食べ物と共にある。いやしんぼなのだな。

ああ、息子の成長を喜ぶはずの七五三が、自分のアホさ加減を再確認することになってしまった。いかん。

そうそう、食事会はつつがなく終えることができました。やれやれ。
息子は帰りの車の中で着物をかなぐり捨ててましたが。そして「七五三ってこういうものだったの?」と納得がいかないようでした。じゃあどんなんだと思っていたのか。
2004/11/01(げつようび) くもり

My Diary Version 1.21
[ 管理者:くくみ 著作:じゃわ 画像:牛飼い ]