TOP


♪- にっきちょう -♪

2005/10 << >> 2005/08

[ T君 ]
息子が鉄ちゃんの道へ進んでいることを、日々憂いているわけだが、そんな親の心配をよそに、主要駅路線図を見ては「上田がない」だの「岐阜羽島がない」だのとうるさく指摘している。だから、主要駅路線図なんだから、主要な駅しか乗ってないっつーの!(結局、後日時刻表を買ってやる羽目になった)

駅名なら漢字でも読めてしまうあたり、危険度が増している。旅番組も好きでよく見ているので、ぜひ地理の強い子になってほしいと、極端に方向音痴の母は思うのであった。

そんな息子のつれづれを日記に書いていたら、高校時代の友人(クラスと委員会が一緒で、無理やり演劇部の手伝いもさせていた)のT君から雑誌が送られてきた。その名も「軍用機大百科」いわゆる軍用機の専門誌(ムック)だ。国内から海外まであらゆる戦闘機が掲載されている。正真正銘のマニア誌だ。

実は彼はその雑誌の編集をしているのだ。そっち関係の出版社を渡り歩いていて、いつも編集長とか重要なポストについているようなので、かなりその方面には強いのだろう。(単に人材不足かも?うそです!)
私ははじめて「戦闘機」と「攻撃機」、「偵察機」と「哨戒機」の違いを知ったよ。そしてステルスがなぜレーダーに映らないのかというしくみもわかった(気がする)。ありがとうT君!(違うって)
その彼が「鉄道ばかりじゃ偏るから」と親切にも(?)送ってくれたのだった。

・・・・・・えーと。一言だけ。

違う!問題解決の方向性が全く違うよ!T君!

この場にいたら、肩をつかんでゆすぶってやろうかと思ったよ。
彼は昔からとても親切で、私が頼んだことは断ったことがないくらいだが、(それは私が脅していたからか?舎弟か?のび太か?おれはジャイアンか?)今回のようにちょっと人と視点が違うので、私はコメントやリアクションに困ることがよくあった。

例えば、お弁当の時間にリンゴを丸ごと一個取り出して、ナイフでむいて食べていたので、じぃっと見ていたら目が合って「食べます?」(彼は常に敬語だ)と訊かれたとか。(柿バージョンもあり。今気付いたけど、私が単に意地汚いだけか?)冬は学ランの上にカーキ色のトレンチコートを愛用していたとか。将来の話をしていて、何になりたいのかと訊くと「まあいろいろ考えていますけど」というので冗談で「世界征服とか?」と言うと「ああ、それもありますね」と普通に言ったとか。でもいい人には違いないので、今まで仲良くしてもらっているのだった。

人は彼を変人と呼ぶだろう。確かに変わっていると私も思う。しかし、その昔、私が本当に困っていたときに、助けてもらった恩義があるので、そんな瑣末なことはどうでもいいのだった。T君、君は覚えていないと思うけど、あの時は本当に本当に救われたよ。ありがとう!
2005/09/30(きんようび) くもり


[ くまのプーさん ]
相変わらず、独自の言語感覚を発揮させている娘であるが、最近はディズニー・ミュージックに凝っている。

運動会で「ディズニー体操」をやるので、毎日のようにディズニーメドレーを聞いていて、覚えてしまったようだ。しかし、そこはわが娘、ヒアリングは超適当だ。お尻を振って「あんだーだ、ちー・あんだーだ、ちー」と歌うので、よく聞いてみると「アリエル」の「アンダー・ザ・シー」だったし、「みみじゃっぷー、みみじゃっぷー」は「くまのプーさん」のテーマ曲「winney the pooh」のことだった。

よく、子供は聞いたままを発音するから、英語(に限らず他言語ならなんでもいいが)を習わせるなら小さいに越したことはないとかいうが、どうだろう。ネイティブの人が聞いて、娘の「あんだーだ、ちー」を「under the sea」と聞き取ってもらえるだろうか。甚だ疑問である。

さて、家に一枚だけあったディズニーCD(なんと結婚式のBGM用に購入、以来一度も聴いていなかったシロモノ)をかけてやると、非常に食いつきがいいので、こればかりかけている。歌詞カードが付いているので、見てみると、「くまのプーさん」の最後のフレーズは韻を踏んでいて

Willy-nilly silly old bear

というのだが、これが日本語訳だと「ちょっと抜けてる可愛いくま」というものなんだけど、辞書をひいてみると、

Willy-nilly:「いやがおうでも、否応なく」
silly:「愚かな、ばかげた、不謹慎な、思慮のない、ぼけた、もうろくした」

つまり、直訳すると「否応なしに、愚かな古いくま」

哀しい。哀しすぎるぜ。ほのぼのムードの「くまのプーさん」が、一気に高齢化社会を風刺した寓話のようになってしまった。

もちろん、辞書を引いただけでは、その言葉の本来の意味とか、使われ方までわかるわけではないので、意訳しすぎだとも言い切れないだろうが、ちょっと哀しいのは事実。

sillyは古語として「無邪気な、素朴な」という意味があるようなので、そっちを採択したのだろう。たぶん、現地ではそんなに悪い意味じゃなくて、日本だったら「もう、おばかさんなんだからぁ」といった感じだろうか。

可愛いだけと思っていたぬいぐるみに、実はカミソリが入っていたような衝撃であったことよ。(オオゲサな・・・)
2005/09/26(げつようび) はれ


[ クワガタ ]
夏休みに、レジャー農園でクワガタを獲った。小クワのメス4匹。しょぼいが、もう夏の終りだったので、それしかいなかったのだ。

もともと飼う気はもちろんなく、現地で虫かごを調達したくらいなので、4匹も獲れてしまって、途方に暮れてしまった。1匹はすぐに死んでしまって、案の定息子はべそべそして往生したが、残りの3匹は死ぬ気配がない。

飼っている以上、放置するわけにもいかず、息子と一緒に毎日世話をしているのだが、一体今後、どうすればいいのだろうか。死ねば、息子が泣くのが目に見えているので、それはそれで気が重いが、このまま越冬したりしたら・・・(泣)。
ものの本によると、カブトムシと違って、クワガタは何年か生きる場合があるっていうじゃないですか!うちのクワちゃん(娘が命名)にそんなに生命力があるとも思えないが、死にそうにもない。

生き物の死を望むのはよくないことだけれど、今後の幕引きをどうすればいいか、思案に暮れている。
2005/09/24(どようび) あめ


[ お昼寝布団 その後 ]
ちょっと前に、「お昼寝布団が小さい」という申告を息子から受け、新しい布団を購入したわけだが、そもそも息子に合うサイズがなく、以前のものよりやや大きめというくらいだった。
そうしたら、「やっぱり小さいんだけど」という申告を再度受けてしまった。そう言われても、これ以上はどうしようもないので、

「足を出して寝ればいいじゃん」(エエ加減じゃ)

と提案したところ、

「下に寝てるお友達にぶつかる」

というので、

「足を立てるか、横向いて足まげて寝ればどうよ」

と次案を出してみたが、

「まっすぐ上を向いて寝ないといけないんだよ」

とのこと。うーむ。そんなに規律が厳しかったとは。保育園生活があと半年あまりというこの時期になるまで知らなかった。
息子の保育園のお昼寝は、ホールと呼ばれる広いフローリングの部屋に、びっしりと布団を敷き詰めて行われる。見たことはないけど、たぶん布団と布団の間が狭く、幼児がみっちみちに詰め込まれてる状態なのだな。小学校で夏休みに体育館でお泊り会とかやったけど、あれの規模の小さいやつだ。

さて、後日先生に相談してみたところ、どの子の布団も小さいらしい。そりゃそうだ。上を向いて寝ることに関しても、横向きに寝ると、お友達と向き合っておしゃべりをしていつまでも寝ない子がいるので、仰向け寝を推奨しているらしい。これもなるほどである。

さらに、冬になると、年長さんはお昼寝がなくなるらしい。小学校入学を控えて、お昼寝なしの生活を定着させるためとのこと。至れり尽せりである。以前、保育園反対派の意見として、「保育園出身者は、小学校に上がっても、昼になると眠くなるからだめだ」というのがあって、ばかばかしいので聞き流していたが、やっぱり謂れのない中傷であることがこれで判明したわけだ。

いまだに、「保育園に行っている子は、しつけができていない」とか「子供がかわいそう」とか言う輩がいて、私はそういうのはいちいち相手にしないことにしているのだが、子育ては長期スパンで見るべきだと思っているので、いつか見ていろ、最後に笑うのは私だ!と実はひそかに思っていたりする。

しかし、それはまだまだずっと先の話。
とりあえずは、日々を精一杯生きていくだけだ。
2005/09/20(かようび) くもり


[ アキバ系 ]
テレビチャンピオンでアキバ系の王者を決める「アキバ王」をやっていた。いわゆるヲタクというやつだ。それを観ていて思い出したことがいくつかある。(ところでいつからオタクの「オ」は「ヲ」になったの?仮名遣いとしては間違っているだろう)

ちょっと前に、自らもオタクであるとカミングアウトしたわけだが、つらつら考えてみるに、高校時代に知り合いの先輩がアニ研(アニメ研究会)にいて、コミケには毎回出ていたとか(私がじゃないよ、先輩が)、同級生がやっぱりアニ研で、同人誌を作るのを手伝ったとか、下地はあったかもしれない。オタクの人を「オタクだから」という理由で嫌いだったこともないし。

でも、極めつけはやっぱりコスプレだろうなぁ。嫌なこと思い出したなぁ。

私の高校の体育祭には「部対抗リレー」というのがあって、部活ごとにリレーをするんだけども、その際には、ユニフォームを着ることになっていた。陸上部やバスケ部なら問題ないんだけど、水泳部なら水着だし、剣道部は道着だし、生物部は白衣だしってなもんだ。

で、私は演劇部だったもんだから、当然舞台衣装でしょう。いくらでもあるわけだし。とはいえ、体育祭前日に予選があって(予選はジャージでやる)、たいがい文化系の部活は負けてしまうので、めったに出場することはない。
ところが、ある年、前日が雨だった。で、当日に予選からやることになって、衣装を着ないといけないんだけど、ドレスじゃあ汚れて(前日雨だったしな)のちのち使えないと困るということになったわけ。

・・・えーと。
結論から申しますと、その時、私は、体操服にブルマといういでたちに、ネコ耳としっぽをつけて走りました。ええ、走りましたとも!それが何か?(完全に開き直る)
今ならデジキャラだな(←もう古い?)。確実に萌えっ子です。しかし、何の衣裳だったんだろうか。

当時でも、「あれはまずいだろう」と来賓テントが沸いたという話だ。ヘタすりゃ停学だったかも?

まあ、若気の至りっていうんですか、ものを知らないというのは恐ろしいというか、うらやましいというか。今思いかえすと、穴があったら入りたい、なければ掘ってでも入りたい気持ちだ。その写真が残っていないのがせめてもの救い。誰も持ってないよね?ね?(ちょっと心配なのは、先輩に写真が趣味の人がいて、イベントがあるとよく写真を撮ってくれたのだ。持ってないよね?U先輩?)
2005/09/15(もくようび) はれ


[ 暗号 ]
娘の言っていることが理解できない。

「ちみかってきたよ。いちねんねんむりじゃん」

なんじゃこりゃ。宮澤賢治の「永訣の朝」の有名な一節に

「あめゆじゆとてきてけんじや」

というのがあるが、ちょっと似てる?いや全然。
うーん、うーん。なんだかわからない。どんな話なのか聞いてみても

「うさぎがでてくるんだよ。おとうさんとおにいさん」

息子は「三年寝太郎じゃない?」とアタリをつけてきたが、どうも違うらしい。三年寝太郎にウサギはでてこないしな。

よくよく聞いてみると、なんのことはないマクドナルドの月見バーガーのCMでした。

実際には

「月見買ってきたよ」「一年ぶりじゃーん」

でした。ちゃんちゃん。
2005/09/12(げつようび) はれ

My Diary Version 1.21
[ 管理者:くくみ 著作:じゃわ 画像:牛飼い ]