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[ 七五三 ]
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娘の七五三をやった。
去年は息子だった。二年連続になるのは面倒くさいし、娘も一緒にやってしまうかとも思ったが、2歳で着物は気の毒だと思ったので、今年にしたのだった。あとでリサーチしたところによると、やはり2歳では厳しいようだった。
息子のときは、某着物メーカーの貸衣装で、写真館とセットになっているのを利用したが、これが高かった。まあ、長男の長男なので、ちょっと気張ってみたわけだ。祖父母を呼んで食事会もした。 私の嫁ぎ先は、ものすごく田舎ではないが、そこそこ古いので、やはり長男というのはひと味違う。なんせ息子が生れたときに、親戚にお披露目するといって義父が一席設けたくらいだし。義父が亡くなったからといって、ないがしろにするわけにはいかないのだ。
しかし、娘はかなり適当。 写真は、某子供専門写真館スタジオA。衣裳代、着付代無料。何着着てもオッケー。(いや、そんなに何着も着ませんが)撮影料は3000円という破格。もちろん、現像代、アルバム代が高いわけだが。
予約をして、当日10時にスタジオへ。 まずは衣裳選び。これがもめた。娘は今、何度目かのピンク・ブーム。とにかくピンクしか選ばない。貸衣装なら、一度決めたらそれしか着られないけど、ここでは並んでいる中から選び放題。 「これ!」 と、選ぶものが、ことごとくピンク。はっきり言って似合わないと思う。しかし、譲らない。もっとシックで素敵なのがあるのに、ちんどん屋みたいなのを選ぶ。結局、こちらが折れて、どピンクの着物に決める。
で、なんとお色直しがあるのだ。いや、別に着なくてもいいんだけど、ドレスが着られるっていうのをエサにしているので、そちらも決めなくてはならない。 しかし、当然選ぶのはこれまたピンク。しかもロング。うえ〜。やめようよ〜。 なんとか誘導して、ミニの黄色のドレスにする。それにしたって、花がこれでもかっというほどまぶしてある。やれやれ。
やっと着付。裸になって子供用のガウンみたいなのを着させられると、かなりぐずる。いつもと違う雰囲気が苦手なのだ。 しかし、3歳でも女は女。鏡の中の自分がだんだん可愛くなっていくと、機嫌がよくなるんだから、すごい。着物を着て、髪をアップにして準備完了。 撮影は、子供に慣れているお姉さんのカメラマンで、最初は硬い表情だった娘も、徐々ににっこり笑顔になった。しかし、一体何パターン撮るんだ? 着物だけで、千歳飴バージョン、毬バージョン、唐傘バージョンに加えて家族写真。 お色直しでドレスを着て、息子と二人で2パターン。一人で2パターン。くらくらする。
最後に、撮った写真を選ぶ。最近はデジカメだから、その場で即写真が見られるわけだ。テレビ画面に写った写真を見ると、親バカだからどれも可愛い。くぅ〜。全部買いたいぜ! しかしそれでは相手の思う壺ではないか。
まあ、結果としては引き分けということで。(勝負だったのか!) アルバム形式にしてもらって、撮ったアングルはすべて使ってもらうことに。しかし、焼き増しはせずに、出来たアルバムを見て、いいものだけを焼き増しして祖父母へあげることにした。
全部を済ませると、時刻は1時を回っているではないか! あー、お腹すいた。しかし、今回は食事会も割愛したので、楽勝だ。
適当に食事をして、もう余力は残っていないので、お参りは翌日に持ち越した。
2005/10/29(どようび)
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[ ロッテ ]
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千葉ロッテマリーンズがリーグ優勝した。
全然ファンではないので、はっきり言ってどうでもいいのですが、ロッテっていうくらいだから親会社がロッテなわけじゃないですか。駅前でロッテ商品を配るとか、安売りをするとか、期待するじゃないですか。
きっと、そういうノウハウがないんだろう。 31年ぶりだもんな。優勝慣れしてないんだよな。
せめてロッテリアでは、全商品半額とか、ロッテシェーキ無料とか、やるかと思ったけど、「店長オススメ商品半額」のみ。しかもそれがてりやきバーガー。
だめじゃん、ロッテ!
2005/10/24(げつようび)
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[ 白いバナナと冨士山の謎 ]
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娘は空耳街道まっしぐらであるが、それを翻訳する身にもなって欲しい。伴走者は息切れ状態だ。
ある日は「公園で白いバナナの種拾ったよね〜」というので、白いバナナ?なんじゃそりゃと思っていろいろ聞いてみると、「おしろい花の種」だった。「おしろい花の種でしょう?」と言うと「そうそう、お白いバナナ」。って「白い」に「お」をつけてどうする。もしかして、あの種を蒔くと白いバナナがなると思っていたのかしらん。
またある日は英語の絵本を見ていて「冨士山はドコなの?」と聞くので「冨士山なんかないよ。英語の本でしょ」というと「あるよー、♪ABCDEFGっていうでしょ」と歌いだした。 「EFG」が「いーえふじー」になって、「いーえ、ふじー」かよ。変なところで切るな!
どうもこっちが馬鹿にされている気がしてきた。
2005/10/14(きんようび)
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[ 運動会 その2 ]
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そんなわけで、保育園の運動会は、無事終わったわけだが、翌日は自治会の運動会だった。
出るつもりは全くなかったんだけど、なぜかこの運動会には「区対抗紅白玉入れ競技」というのがあって、各区から15人女性を選出して玉入れをやることになっている。これは、後日もっと大きな町内会運動会へ出場するメンバーを選出する競技なので、各区は参加することが義務付けられているのだ。 それの人数がどうしても足りないと役員さんが直々に頼みにきたので、断りきれず参加することになった。こうやって、余計な仕事が増えていくんだよな。
さて、当日、朝から小雨が降っていたので、今日は中止だなとだらだら朝食を食べていたら、放送車が回ってきて、一時間遅れでやるというではないか。とはいうものの、雨だし、きっと抽選会(ただ運動会をやっても人が集まらないので、終了後にお楽しみ抽選会がある)だけやるんだろうと思って、抽選券だけもって、傘をさしてふらふら会場へ行ってみると、係の人がグラウンドに砂を入れて均しているじゃないですか!ええぇ!やるのぉ?
慌てて家に戻って、着替えて出直した。雨天順延という話もあったのだが、翌日の天気予報も雨だったので、強行開催することにしたようだ。良くある話だが、これに人生を賭けている人がいて、えらい張り切っているから、中止という線はないらしい。
最初に挨拶があり、悪天候だからやれる競技だけをやるつもりとのこと。 しかし、始まってみると単に順番にやってるだけ。結局全部やるんじゃないの?
せっかく着替えてきたことだし、参加できる競技には参加して時間を潰していたが、いかんせん雨で寒い。子供たちは幼児競技だけ走らせてお土産もらって帰した。 そうそう、この運動会は競技に参加するともれなくお土産がついてくる。子供にはお菓子だが、大人は食料品や台所用品など。私の思惑としては、サラダ油とマヨネーズ狙いだったのだが、参加した競技にそれがなく、ソースと洗剤、醤油に卵をゲット。まあいいか。
プログラムによると、玉入れは午後からで、とはいえ早まる可能性もあるのでずっと待機していたわけだが、寒くてしょうがないので本部席へ行って役員らしきおばちゃんに聞いてみると、
「なんだかんだ言って、競技は全部やってるのよね」 と諦めムード。やっぱりそうか。 「それにもし早まったとしても、玉入れは、区長さんに人を集めてもらっているから、時間を変えるわけにはいかないのよ。だから、玉入れだけは午後になると思うわよ」 それを早く言って欲しかった。というわけで、途中でばっくれて家に帰る。
午後にもう一度行ってみると、どこから湧いたかというくらい人が集まっていて、区ごとに並んでいた。19区まであるので、×15人で285人だ。 なかなか見事である。
しかし、やはりグラウンドの状態が良くないので、競技はしないという。でも代表は決めないといけないので、区長がくじをひいて、一番をひいた区が優勝ということで、町内会の運動会に出ることに。この競技にもお土産がついていて、3位まではけっこういい商品をもらっていた。私の区は、はずれたので(?)、参加賞のサランラップをいただいた。 でも、だったら区長さんだけ呼んで、くじをひかせて、お土産は区長さんが各家庭へ配ればよかったのでは?集まった意味は?
まあ、もうどうでもいいですが。 やりたくなかったんだし、ただでサランラップがもらえたから満足だ。
2005/10/09(にちようび)
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[ 運動会 ]
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運動会である。 まあ、取り立てて言うほどのこともなくなってきた。(いいのか、そんなことで!)
息子は保育園最後の運動会で、かなり出場種目が多く、あわやビデオテープが足りなくなるか、という事態になったが、なんとか足りた。 リレーでは、ビリで受け取ったバトンを一人抜いてアンカーに渡せたのでよしとしよう。 組体操もそつなくこなし、徒競走も障害物競走も頑張った。お遊戯もできた。6歳でここまでできれば、十分だ。その前に見た小学校の運動会のほうがよっぽどユルかった。いまどきの小学校はみんなああなんだろうか。なんだか後退しているようにも感じたぞ。
娘は普段と違う雰囲気に私の手をぎゅっと握ったまま、固まっていた。入場行進は抱っこ。開会式も、準備体操も抱っこで済ませた。 そしてクラスごとの徒競走が始まり、なんとか先生に託して応援席に戻る。おお、なんとか走っている。えらいえらい。お遊戯は、立ったまま音楽がかかってもぴくりともしなかったが、それもグラウンドに出てみんなと輪になっていたんだから、御の字だ。 息子が同じくらいのときには、運動会そのものから脱走をはかったもんだった。それに比べたら天と地ほどの差がある。もちろん、全部きちんとできる子も中にはいたが、おおむねは娘と同様だった。
子供たちの成長をビデオに収め、もうメインイベントは終わったも同然と思っていたら、最後の保護者リレーでクライマックスが!
わが家はダンナも私も今年は保護者競技には参加しなかったので、関係なかったのだが、やはり思っていたとおり、張り切りすぎるお父さんがいて、2名ほどすっ転んだ。雨が降りだしていた上に、グラウンドが幼児仕様でトラックが小さかったことも要因だとは思うが、なかなか見事な転びっぷりだった。 一人は同じクラスのお父さんだったので、「見事でしたね」と声をかけると、「来年リベンジしますよ!」と燃えていた。今年の二の舞にならないといいけど。
それよりも、問題はもう一人のお父さんだ。 転んだものの、すぐに起き上がって走り出し、バトンを次の人へ渡したし、競技の最後まで残ったあとに、救護所ですりむいたところを消毒してもらっていたのだが。。。
私は役員だったので、テントの撤収などをするので残っていたら、ひとつのテントに先生が集まっていた。ひょいと覗き込むと、件のおとうさんが真っ青な顔をしてぐったりと横たわっていた。「どうしたんですか?」と訊くと「具合が悪くなられたみたいで」と近くにいた先生が教えてくれる。 そんなに張り切らなくてもいいのに。ちょっと年配のお父さんで、40代半ばという感じ。若かりし頃はきっとスポーツマンだったんでしょうね。とても気の毒である。 結局、救急車までくる事態となり、一時、場は騒然としたが、後日、大したことはなかったと園に張り紙が出て、うわー、重ね重ね気の毒なことだと思った。
みなさん、自分の運動能力を過信してはいけませんよ。くれぐれも、ご用心召され。
2005/10/08(どようび)
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[ すずらんテープ ]
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「すずらんテープ」をご存知だろうか。 新聞や雑誌を縛るビニール紐のことで、よじってない平たいものだ。「すずらん」というのは商品名だと思う。
私は、これを本来の目的で使ったことがない。 ちょうど今ごろの時期、運動会の応援団が使う「ポンポン」を作るのに使うのだ。時には、学年発表のダンスの小道具として、あるいは衣裳として、すずらんテープは大活躍する。私にとって「すずらんテープ」はビニール紐の代名詞で、例えばセロハンテープを「セロテープ」、ラップフィルムを「サランラップ」というように使っていたのだが、これは一般的ではなかったようだ。
というのも、時を経て大学時代、何かの話題から私が「すずらんテープを使えばいいんじゃない」と言うと、その場に居た私以外の人すべてが「すずらんテープって何?」と聞き返したので、説明すると、誰も知らなかった。「ビニール紐って言えばわかったのに」と言われ、恥をかいたことがある。 あれは「すずらんテープ」以外のなにものでもないのにー! と声を大にして言いたかったが、多勢に無勢。マイノリティは沈黙するしか無いのであった。
さて、またまた時を経て、現在。 なんと息子が「運動会のポンポンを《すずらんテープ》で作ったんだ〜」と言うではないか。
ななな、なんですと?もいっぺんゆうてみぃ。
息子の肩をつかんで、前後にゆさぶる。「だ・か・ら、すずらんテープ!」
おぉ!すずらんテープ!教育現場(?)ではいまだに使っているのか! そうだよね、ポンポン(ってこの言い方もどうか)はすずらんテープで作るよねぇ。常識だよねぇ。
30年近い時を経て、すずらんテープが健在であったことを知った私は、感涙にむせんだのであった。(うそ)
しかし、どうして誰も知らなかったのだろう。関東地方限定の商品なのかなぁ。あるいは、私の生活様式がすずらんテープ寄りなのか。(←「すずらんテープ寄り」の生活ってなんだよ)謎は深まるばかりである。
2005/10/05(すいようび)
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