第6話 M型ライカって |
2003/11/5
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先日、掲示板でこういうやりとりあったんですが・・・ Dai-chang gooseさん M型ライカですね。ひねくれ者でブランド物嫌いのDai-changですが、レンジファインダー好きとしては、どうしても気になる存在です。しかしまぁ、現実的に今買おうなんて言い出したら家庭崩壊間違いなしですから、残念ながらgooseさんのご要望には応えられません(笑)。 でも、実は私M6TTLなら触って空シャッターくらい切ったことあるんです。大阪梅田のヨドバシには、信じられないことに自由に触れるデモ機があるんですね(実家が大阪)。うーん、お大尽〜。 結論から言えば、少なくとも自分にとって理想のカメラですよ。適度なサイズ、重さ、見えのいいファインダー、操作系の分かりやすさ、シンプルさ、堅牢さ、シャッター音の静かさとまろやかさ。スナップ撮影に限れば、今でもM型ライカに勝るカメラは無いと思います。コシナレンダーのベッサRなどM6と同レベルのファインダーを持っているし、操作性も機能も同等かそれ以上。でも、あの甲高いシャッター音はスナップシューターとしては大きなマイナスでしょう(それでも僕はベッサが好きですよ。そもそも僕なんか寝た子も起こすほどデカいシャッター音のコニカFPでストリートスナップしてるんだから、ベッサでも充分です)。 しかしながら、「爺ども」が惹かれるのは、きっとそういう事じゃないんでしょうねぇ。コストダウンが著しいと言われるM6でも、ベッサやヘキサーRFの比じゃない見た目や操作の質感、「変わらないこと」そのものの価値、名カメラマン達が愛用したという伝説、数え切れないほどのリミテッドモデルの設定、、、有り体に言えば、ブランド物の魅力なんですよね。ライカ・カメラ社もブランド力を上手くコントロールしていると思います。 M型ライカには、二つの顔があります。一つはレンジファインダーカメラとして論理的に完成された、非常に優れた道具としての顔。もう一つは単に同じ番号が二つと無いというだけで「世界に二つと無いカメラ」という幻想を与えるシリアルナンバーや、数々のリミテッドモデル(中身は変わらない)でファンの物欲を刺激し続ける、グッチやプラダと大差ないブランド物としての顔。 一つだけ言えるのは、このどちらかが欠けていても、M型ライカ、ひいてはライカ・カメラ社が21世紀まで生き残ることが出来なかったであろう現実でしょう。 |
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